2011/03/22(火)15時ごろから、経済産業省別館にて、原子力安全・保安院の記者会見が行われた。
東電から海洋サンプリング核種分析結果の第二報が報告された。福島第一放水口、第二放水口から採取した結果、朝の発表分より少なくなっている。
この結果について保安院は、原子力安全委員会の評価を求めているところだが、再度、発電所から半径20kmは避難措置をとっており、この海洋地域の核種は、直ちに人体への影響にはならないという考えを示した。
冷却機能が損傷した場合の使用済燃料の挙動について、理論的なシミュレーションの結果を発表した。水温が上昇し沸騰、蒸発し、水が減少する。すると燃料が水から出てくる。燃料棒は全長4m程度あるが、約1/3が水から露出すると温度が急上昇し、800℃くらいで、燃料棒を包むジルコニウム管が破損し、水とジルコニウム反応で水素が発生する。そうなるまでの時間はわからない。
しかし、現在は水をかけているのでそこまでいってないだろうという見解をしめした。