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2011年5月20日(金)に行われた、第10回東日本大震災勉強会が開催され、講師に元原子炉格納容器設計者の後藤政志氏が招かれた。
(テキスト・松田)
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2011年5月20日(金)に行われた、第10回東日本大震災勉強会が開催され、講師に元原子炉格納容器設計者の後藤政志氏が招かれた。
原子力プラント設計技術者の後藤政志氏が講師を務め、福島第一原発事故原因等について解説した。各種データの解析が現段階で不十分であり、確定的なことは言えないと前置きしながらも、「事故発生からこれまでの間でわかった明らかに不可解なこと、そして原子力は何が問題なのか」という点に言及した。
シビアアクシデントの発生確率を小さく見積り無視したことが事故の大きな要因とし、「シビアアクシデントは原子力プラントの特性であり、不可避である」と指摘した。また原子力について「極めて大きなリスクのあるもの。可能な限り減らし、代替の道を探ることが技術の高度化だと考える。今の状態は野蛮であると思う」と述べた。