2013年4月30日(火)14時から、東京都港区の原子力規制庁で、森本英香次長による定例ブリーフィングが行われた。
国際原子力規制者会議(INRA)の会合が5/3~5/8の日程で東京都内で開催され、福島第一原子力発電所を視察するが、会議は非公開。内容は5/15の定例会で報告される予定。各国持ち回り年一回の定例であり、今年日本の番だった。
2013年4月30日(火)14時から、東京都港区の原子力規制庁で、森本英香次長による定例ブリーフィングが行われた。
国際原子力規制者会議(INRA)の会合が5/3~5/8の日程で東京都内で開催され、福島第一原子力発電所を視察するが、会議は非公開。内容は5/15の定例会で報告される予定。各国持ち回り年一回の定例であり、今年日本の番だった。
■全編動画
【冒頭報告】
1.原子力規制委員会について
5/8(水) 原子力規制委員会第5回
2.検討チームの会合、会見
5/1(水)13:00 東京電力福島原子力発電所における事故分析に係る検討会 第1回
5/2(木)13:30 大飯3,4号機の現状に関する評価会合第2回
5/7(火)14:00 規制庁定例ブリーフィング
3.INRAについて
国際原子力規制者会議(INRA:International Nuclear Regulators Association)が5/5~5/8までの三日間、東京都内で会合及び、福島第一原子力発電所の視察を行う。
・会合は非公開
・参加は日、米、仏、英、加、独、スウェーデン、スペイン、韓の計九カ国の原子力規制機関
・安全技術等の課題について、幅広く意見交換を行うもの。
・日程については5/2ごろにお知らせできると思う。
【質疑応答】
‐‐破砕帯の調査に関して、日本原子力研究開発機構からもんじゅについて報告があったかと思うが、追加調査についてどう対応するのか
「本日もんじゅに関して報告書があがることになっている。その報告書を見てから今後の対応について、規制委員会とし判断することになる。現在の時点ではまだ決まっていない。」
‐‐残る三サイトの現地調査についてメドがたっていないが、もんじゅの報告があがることで、どう対応することになるのか。
「保安院の時代に指摘されたサイトについては、調査の指示に基づいた調査の報告を受け、見解をまとめてから審査に入る。もんじゅも報告書を受け取った後、この考えに添って進めていくことになる。現状、今後の日程は決まっていない」
‐‐もんじゅは過去にもトラブルが相次いでおり、政権交代もあり、今後の取り扱いが不透明だと思うが、規制委として破砕帯調査にどう影響するのか
「関係しない。安全対策には関係するが、破砕帯の調査はそれらとは独立して行う」
‐‐INRA国際会議について、持ち回りなのか。非公開なのはなぜか
「毎年一回各国持ち回りで行われている。今までも非公開で行われているもの。今年たまたま日本で開かれるだけのもの」
‐‐会議後のブリーフィングなどはないのか
「慣例として無い」
‐‐新規性基準のパブコメ、集まり具合は
「今のところ承知していない。パブコメは後半に集まることが多く、まだ把握していない」
‐‐パブコメの集まりが少なく、前倒しで決まるような考えはあるのか
「現状どのようなパブコメが集まるかわからないので、コメントは差し控える」
‐‐パブコメ後の手続きは何があるのか
「内容を精査、必要な改定、規制委員会で最終確認」
‐‐施行前に事業者への説明など周知徹底は
「予定なし」
‐‐国際会議について
「年一回定例持ち回りで行うものなので、今回の新規性基準パブコメの公布に伴うものではない」
‐‐会議そのものは非公開がが、中身はも非公開なのか
「会議の次週5/15の定例会で報告と考えている」
‐‐明日の事故分析に係る検討会に事業者は呼ぶのか
「Yes. 東電を呼ぶ。資源エネ庁は出席しない。具体的な段取りは詰めているところ、まだ決まったものはない」
‐‐東電福島第一原子力発電所、汚染水漏洩の観測用井戸の濃度が変化しているが、規制庁としてどう評価しているのか
「汚染水の状況については、現地の保安検査管が常に立ち会い、規制に報告、評価したいと考えている。今のところ直ちに動いていることはない」
‐‐サイクルの規制基準について、加工施設、試験炉などいくつかあるが、これらはまとめて12月に基準とするのか
「12月までにすべての基準を作る予定。制度的に12/18までに基準を作るのが法律上の義務なので、それに合わせて規制基準を作る。同時になる」
以上
以下、規制委員会 新着情報より
2013年4月30日