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　2011年7月15日（金）、東京都内の自由報道協会にて「自由報道協会主催 広瀬隆氏・明石昇二郎氏記者会見」が行われた。

　広瀬隆氏と明石昇二郎は、東京電力福島第一原発事故に関連し、2件の刑事告発を行ったことを報告した。

　ひとつは「児童の被曝を強要した」として、福島県放射線健康リスク管理アドバイザー、山下俊一氏などに対する業務上過失致傷罪での刑事告発。

　さらに、「事故そのものを起こした」として、東京電力の勝俣恒久会長、清水正孝前社長、原子力委員会委員長の斑目春樹氏らを、業務上過失致死傷罪で刑事告発した。広瀬氏からは、福島県の放射能汚染の深刻な実態についても、詳細な説明があった。

• 日時 2011年7月15日（金）
• 場所 自由報道協会（東京都千代田区）

　今回の刑事告発について、広瀬氏は「福島県では3月20日より、長崎大学の山下俊一氏と高村昇氏を放射線健康リスク管理アドバイザーに迎え、安全キャンペーンを始めた。4月には広島大学の神谷研二氏もアドバイザーに加わり、この３人が揃って『100ミリシーベルト以下であれば安全だ』と繰り返し、児童に被曝を強要した」とした。そして、「それは犯罪ではないのだろうか。はっきりさせたい」と刑事告発の理由を述べた。

　また、事故そのものを起こした人たちについては、「原子力委員会の斑目委員長、東京電力の勝俣会長、清水前社長。さらに原子力委員会の歴代の委員長たち。ゴーサインを出してきた原子力安全・保安院。皆この事故の責任者である。今回の事故では死者も出ているので、彼らを業務上過失致死傷罪で告発した」と説明した。