2013年4月2日(水)11時30分から、東京都千代田区の衆議院第一議員会館で、TPPに断固反対する超党派議員、諸団体、市民運動による 「TPP参加をとめる! 院内対話集会」が開かれた。
「TPPへの参加を阻止するために何ができるか?」というテーマのもと、社民党の福島みずほ氏や民主党の篠原孝氏をはじめとした5人の超党派議員、様々な業種の団体、そして全国各地の市民活動団体が集結し、各方面からの問題提起や活発な意見交換が行われた。なお、今回自民党議員の参加はなかったが、働きかけをしていないわけではなく、事情があって参加できなかったことが主催者側から発表された。
国民の食糧と健康を守る運動連絡会の坂口正明事務局長は開会の挨拶で、「自民党が選挙で掲げた6項目の公約を守ろうとするならば、TPPの参加表明はあり得ないと思う。交渉の中で国益を守る、あるいは国益が守られないのなら交渉離脱もするという言葉を並べ公約違反はないと強弁しているが、普通の感覚から言えばこれは公約違反」と安倍政権を痛烈に批判。「公約を守ることは民主主義の大前提。公約を守るならば参加表明しないことが求められる」と述べ、参加者から大きな拍手を受けた。
生活の党の佐藤公治氏は、党としてTPP参加へは断固として反対すると表明。中国や韓国には毅然とした対応をとっているにも関わらず、アメリカに対してはそういった意見が出てこない今の日本の現状を「これが日本の置かれている立場を物語っている」と指摘した。
民主党議員であり、TPPを慎重に考える会の会長も務める篠原孝氏は、開口一番「TPPは日米安保条約よりも大きい条約だと思う。日本のルールをなしにして、世界共通のルールにするというもの」と発言。