2012年3月27日(火)、環境省(合同庁舎5号館)で、「細野豪志環境大臣 定例会見」が行われた。会見では、災害廃棄物処理や新たに設置予定の原子力規制庁などについて、報告・説明が行われた。
(IWJ・松田)
2012年3月27日(火)、環境省(合同庁舎5号館)で、「細野豪志環境大臣 定例会見」が行われた。会見では、災害廃棄物処理や新たに設置予定の原子力規制庁などについて、報告・説明が行われた。
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冒頭、一昨日に視察をした八丁原地熱発電所(大分県九重町)の報告が行われた。細野大臣は、同発電所について、「優れた施設。国立公園と地熱発電の両立が懸案であるが、再生可能エネルギーへの重要性を考え、積極的に技術開発に取り組んでいく」と述べ、さらに「自然と調和した地熱開発に関する検討会議」を設置し、環境や景観と両立する開発のあり方について、専門家らと協議していく方針を発表した。
災害廃棄物処理の現状については、フリップを用いて説明を行った。災害廃棄物処理の合計処理量は3月26日現在で168.2万トン、進捗率は7.5%で、処理量は先週より8.4%増えた。細野大臣は「被災地での処理も今後、加速がついてくるだろう。広域処理も今後拡充が見込める。当面の目標である進捗率10%を目指す」と述べた。
また、原子力規制庁については、推進と規制が同居することは許されないとして、内閣として早期の発足を目指している点を強調した。さらに、原子力安全・保安院が「妥当」という評価結果を出した伊方原発3号機のストレステストについては、原子力安全委員会の検討に委ねるとした。