「サロン・ド・脱原発」Village Energie(第3回) 2013.2.2

記事公開日:2013.2.2取材地: | 動画
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 2013年2月2日(土)、フランスのモントルイユ市の市庁舎でよそものフランスと脱原発パリSNPにより「サロン・ド・脱原発」Village Energie(第3回)が催された。パリの東隣のこの市は市長が緑の党 (EELV)、会場を無料で提供してくれた。

■全編動画 1/2

■全編動画 2/2

 去年10月から毎月バスティーユ広場で行なわれた「福島を想い、脱原発のために」が激寒のおそれから、会場を屋内に変えた集会である。会場では鎌仲ひとみ監督「ミツバチの羽音と地球の回転」の再上映とシルヴィー・ルブラ作「Hibashima」が上演された。

  映画が上映されている間、よそものフランスのメンバーの方が会場の様子の説明と、来場者にインタビューを行なった。ローカル新聞社のボランティアカメラマンは、マリにフランス軍か入った話をし、「イスラム原理派による権力掌握を抑えるためにフランス軍がマリに行ったのは建前で、ニジェールやマリにはウラニウムがある、それをコントロールするためにに行っている。内紛を抑えるためだけではなく、地下資源を得るためには地域が安定していなければならない。原子力会社のためというのもあると思う。フランスもいい加減新しいエネルギーにシフトすべきだ」と述べた。

 よそものフランスのスタッフにより、フランスの原子力地図を参考にフランスの原子力の状況をIWJの視聴者に向け説明をする場面もあった。フランスは日本に劣らず原発が多く、核兵器も作っている。  脱原発運動を行なっている女性は、「30年程前から脱原発運動を行なっている。福島以後、脱原発に興味を持つ人がフランスでも増えた」と述べた。

 よそものフランスとSNPは、3月9日に西はデファンス地区、東は財務省のあるベルシーまで全長35 kmの巨大ヒューマンチェーンを行なう予定だ。

 2012年のリヨンからアヴィニヨンへの250 km近くの巨大ヒューマンチェーンの時には約6万人が参加した。

 3月9日の巨大ヒューマンチェーンは同じくIWJ_PARISのチャンネルから中継を行なう予定だ。また現地の声を遠く日本まで届けてもらいたい。

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