2022年4月3日(日)14時から、京都府京都市のハートピア京都・大会議室にて、草の根プロジェクトの主催による「知事が代わればどこまで変わる?~京都の公共~」が開催され、オランダ政策研究NGOトランスナショナル研究所研究員の岸本聡子氏と、梶川憲京都府知事選候補が登壇した。
始めに岸本氏は、「自助・共助・公助といった分け方ではなく、自治体=公(議会・首長と行政機関)とコミュニティが協力し合って、共同で公共サービスを作り出す」しくみについて説いた。
続いて登壇した梶川候補は、「住民=主権者が頼んでもいないことを勝手にやって(典型例が北陸新幹線)、一部企業が利益を貪るというのは、本来と違う公共の力の発揮と思ってきた」とこれまでの行政・府政のあり方に疑念を抱いてきたことを語り、
「一方通行(言うことを聞け)でなしに、一人一人の主権者が主体となって権限を行使し、その権限を付託していく専門家として首長を選び、住民が求めることを執行してもらう政治を目指したい。
公共の力の発揮の仕方を考え直し、主役である主権者が参加することで自らも利益も得て いっしょにその地域を作る主体となる京都のモデルとして描いていきたい」と自らの府政のビジョンを説いた。