2012年3月5日(月)、茨木市クリエイトセンター2階203室で行われた、「コープ自然派ピュア大阪茨木センター」主催「大阪・住民による住民のためのガレキ受け入れ説明会」の模様。
2012年3月5日(月)、茨木市クリエイトセンター2階203室で行われた、「コープ自然派ピュア大阪茨木センター」主催「大阪・住民による住民のためのガレキ受け入れ説明会」の模様。
■全編動画
住民による住民のための住民勉強会。はじめは下地真樹氏(阪南大学准教授・経済学)の広域処理の論点。「自分も放射能・瓦礫・焼却炉について素人だったが、黒河内さんのひきあいで大阪府との交渉しているうちに府の担当の職員も素人であると感じた。勉強すればするほど怖いと感じるようになった」と自己紹介。
瓦礫受け入れが住民エゴであるという意見について、「環境省が進める広域処理がずさんではないか。原発事故以後ルーズな処理が通るようになった。大阪で受け入れると全国に広まってしまう。放射線物質以外にPCB、アスベスト、砒素が発見されている。産業廃棄物は何がどれだけ入っているか把握できるが、瓦礫は把握できない。排気、排水、焼却炉内に汚染物質があり、それ以外が焼却灰に移行する。大阪府はそれらについて返事をしない」と批判した。また放射線についての基本的知識として、「低線量内部被爆をどう考えるかによって議論が分岐する。トンデルさんやバンダジェフスキーさんの研究ではICRPよりリスクが高いとみている。被爆労働の労災認定で勝訴するケースも増えている。裁判所が認定しだしているものを政府が無視しているのは問題がある」とした。
復興予算の問題点について、「広域処理以外の方法が検討されてない」と指摘した。次は黒河内繁美氏(コープ自然派ピュア大阪理事)の大阪府下の指針の発表後の瓦礫受け入れの現状について「事務所が茨木市の焼却炉があるということで瓦礫の問題に特に力を入れている。バグフィルターは信用できない」等と、食品の暫定基準値についての問題点について語った。