2021年10月26日(火)19時から神奈川県・横浜駅前で社会民主党の「比例は社民党」街頭演説が行われた。
演説で、社民党・福島瑞穂党首のほか、前沖縄平和運動センター議長・山城博治氏、評論家の佐高信氏が応援弁士として演説を行なった。
演説で福島党首は、この30年間で消費税が上がり続ける一方で、法人税は7回も下がっている事実を明かし、富めるものと、富まざるものの格差是正を訴えた。
福島党首「税金のとり方を使い道を変えます。
法人税はこの30年間で7回下がりました。消費税は0から10%になりました。法人税が下がった分、消費税がそれを賄っているという構図です。所得税の累進課税もどんどんフラット化になってきています。
大企業の内部留保484兆円ですよ。でも、皆さんの生活は、非正規雇用が増えて、大変な状況です。大企業や富裕層には応分の負担をしてもらおうではありませんか。
そして、税金の使い道を変えます。医療、介護、福祉、教育に、しっかりお金を出して、しっかり支えていく。それをやっていきます。
大学の授業料高すぎます。大学生は半分が奨学金をもらい、平均して300万(円)借金を抱えています。借金まみれで、大学にいかなければならない現実というのは、どうなんでしょうか。
このコロナ禍の中、親がリストラにあった、自分のアルバイトもままならない。学費払えなくて、大学中退を考えている。そんな大学生にたくさん会ってきました」
また、IWJは街頭演説終了後、福島党首に独自インタビューを行なった。
IWJ「選挙選も終盤になりましたけども、今後の意気込みを教えていただけますでしょうか」
福島党首「このまま新自由主義を続けるのか、それとも社会民主主義的政策に転換するのか、といった問いが問われる選挙です。
とっても大事な選挙、命と暮らしと人権がかかっています。それを頑張って変えていけるのは社民党です。厳しい選挙なんですが、皆さんの応援いただいて、小選挙区は社民党あるいは、立憲野党の候補者。そして、比例区は社民党で、社民党の議員を本当につくってもらいたいと思います。
そして、今の(IWJのインタビュー前に会話していた)人も大学1年生だったんですが、高校生3人とかで話すと、やはり学費を下げて欲しいとか、学費の無料化のことなどあったんですね。
だから、皆さんやっぱり、雇用とか、賃金、あるいは学費とか切実な話にすごく耳を傾けてくれて、要望も受けました。
『大企業や、富裕層には応分の負担をしてもらおうではありませんか』って言うと、そこは必ず拍手が起きるんですね。(中略)
今の自・公政権では、人の命を守れない。命守るために、暮らしとか、生活も入っているわけですが、社民党は、生存のための政権交代を訴えています。変えましょう」
街頭演説と演説後のインタビューの中で福島党首は、繰り返し、大学の学費が高くて困っている若者が大勢いることを明かし、借金を背負わずに大学に通えるような社会をつくっていくことを訴えた。
また、今の自・公政権では、国民の暮らしや生活を守ることができないとし、生存のための政権交代実現を訴えた。