IWJ代表の岩上安身です。
いつもIWJをご支援いただきまして、誠にありがとうございます。
昨日2020年7月31日に第10期の期末日を迎え、IWJは本日8月1日より、新たな第11期のスタートを切ります。第10期最後の7月31日まで、わたしたちのご寄付・カンパの呼びかけにこたえてくださった皆様に、私とIWJスタッフ一同、心より感謝申し上げます。本当にありがとうございます。
第10期の収支につきましては、2か月後の9月末に決算報告書をまとめ、監査を受けてから税務署に提出します。その結果はこの日刊IWJガイドやIWJのサイト上でご報告いたします。
連日お伝えしてきましたが、IWJは前期の第10期に、消費税の増税とそれに続くコロナ禍とコロナにともなう経済的危機の波をかぶってしまい、会員数が減少し、皆様からのご寄付・カンパが目標額を下回るなど、設立以来最も厳しい財政状態に立たされてきました。
前期第10期は、このままでは大幅な赤字転落が避けられない可能性が濃厚となっていたことを率直に皆様にお伝えし、ご支援をお願いしてきました。
IWJでは、万一のために最後のセーフティネットとして、倒産防止共済を800万円積み立ててきましたが、この積み立てを解約し、この800万を赤字の補填に当てることを決定しました。それでもまだ赤字は埋めきることはできません。詳しい数字はまだ計算できていませんが、現状の試算では第10期はやはり赤字になることは避けられそうにないと思われます。
しかしながらIWJのSOSに呼応してくださった皆さまからご寄付・カンパをお寄せいただき、赤字幅は一時の1000万円を大きく超えるという絶望的な見通しよりも、かなり縮小できたと思われます。お力添えをいただいた皆様、本当にありがとうございます!
皆様の温かいご支援に支えられ、IWJは11年目、第11期の一歩を、とにもかくにも踏みだすことができました。しかしながら、このコロナと不況の複合的な危機は今後も長引く可能性が高く、IWJにとってはまだまだ険しい道のりが続きます。
皆様もそれぞれ、コロナ禍で厳しい状況に直面されていることと思います。こうした状況で皆様にご寄付・カンパのお願いを続けることは心苦しいことではありますが、特定のスポンサーがいないことで独立性を保ってきた独立メディアであるIWJは、今後も、市民の皆様の会費とご寄付・カンパによって活動を継続してまいりたいと存じます。
今期は「独立=Independence」をより一層意識せざるをえない局面を迎えることとなると思われます。
我々、1人1人に尊重されるべき生命があり、自己決定権があるように、国家には独立国家としての主権が存在しなくてはなりません。そして私たち国民がこの独立した国家の主権者であることを、ますます強く意識し自覚しなくてはなりません。
同時に、私たちは、それぞれ自立し、独立していますが、決してひとりぼっちではありません。この世界の中で、みんなつながりあっています。独立しつつつながりあっている「Alone Together」という連帯の感覚を取り戻し、広げてゆきたいと願います。
市民の皆様のご支持、応援、ご支援がある限り、私たちIWJは毅然と前へ進み、勇気をもって、皆様の「目」となり「耳」となり「声」となることができると思います。
IWJは今期においても、安直に安楽死・尊厳死の制度を進めようとする勢力に対峙し、他者から死を強要されることに対して断固としてNO! を貫きます。同じように、米中という両超大国の覇権争いのために、日本が巻き添えとなることにも徹底的に抵抗し、平和共存こそが必要えだり、同時に、日本が独立主権国家であり、日本国民が主権者であることを気概をもって主張し続けたいと思います。
11年目となるIWJへ、皆様からの温かいご支援を、引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
※ご寄付・カンパのご支援はこちらからよろしくお願いいたします!
1000円からクレジットカードの使用も可能です。ぜひご検討ください。
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html
社内で交わされたQ&Aを特別公開!「資産計上されているはずの『倒産防止共済』を解約しても貸借対照表上、手元現金が増えるだけで、損益計算書上は赤字補填にはならないのでは?」というIWJスタッフの疑問に、IWJ経理責任者が回答!そもそも『倒産防止共済』って何?
(IWJ編集部)
上段に記載しました通り、IWJではこれまで倒産防止共済800万円を積み立ててきましたが、この積み立てを解約し赤字の補填に当てることを決めました。
この決定に関連して、昨日IWJスタッフより質問がありました。読者の皆様の中にも、同類の疑問を持たれていた方がいらっしゃるかとも思いましたので、「異例」なことではありますが、IWJ社内のメーリングリスト上で行われたQ&Aを、下記に共有してご紹介します。
IWJスタッフ:
「経理担当者さま。おつかれさまです。IWJ日刊ガイドの『倒産防止共済積立金』に関する記載について質問です。差支えなければ、IWJの『倒産防止共済積立金』の仕訳についてご教示ください。私は簿記3級の資格しか持ち合わせておらず、基本的な質問ですみません。
IWJ日刊ガイドには、『倒産防止共済を800万円積み立ててきましたが、この積み立てを解約し、この800万を赤字の補填に当てる』とあります。
これを読んだときに、積立金であれば、通常、資産計上されているはずですので、解約しても貸借対照表上、流動資産が増えるだけで、損益計算書上は変化なし。つまり解約したとしても、現金が手元に増え資金繰りは改善されるも、赤字補填にはならないのでは、と疑問に感じました。
もしくは、同積立金は保険料などのように経費として仕訳されており、それを今回経費のマイナス処理をして、損益表を改善させた、ということなのでしょか?」
この質問に対して、IWJ経理責任者から次のような回答がなされました。
IWJ経理責任者:
「おっしゃる通りです。ご自身がメールの後半に書かれていますように、(同積立金は保険料などのように経費として仕訳されており、それを今回経費のマイナス処理をして、損益表を改善させた)という処理をしています。
前期以前に『保険料』として費用計上して積み立てたものを、今回の解約にともない全額『雑収入』として計上いたします」
こうしたQ&AがIWJ社内で交わされていたわけです。ご参考までご紹介しましたが、会員の皆様やご支援してくださっている皆様、IWJに関心をお寄せくださっている皆様にも、ご理解いただけたでしょうか?
あらためまして、今回解約した倒産防止共済について、キホンのキからご説明いたします。
正式名称を「中小企業倒産防止共済」(経営セーフティ共済/中小企業倒産防止共済制度)とは、取引先事業者が倒産した際に、中小企業が連鎖倒産や経営難に陥ることを防ぐための制度です。
無担保・無保証人で掛金の最高10倍(上限8,000万円)まで借入れでき、掛金は損金または必要経費に算入できる税制優遇も受けられます。
そんな中小企業経営の「もしも」に備える「安心のセーフティネット」と呼ばれる制度ですが、大幅な赤字を回避するため、IWJは第10期末において同積立金を解約しました。
もしもの時のための「最後のセーフティネット」という切り札を使ってしまった現在のIWJを支えくださっているのは、このIWJ日刊ガイドをお読みいただいている皆様おひとりおひとりです。「裸」になって、IWJも一から出直しますし、また共済も一から積み立てていきますが、いずれにせよ、脆弱な財務状態は続きます。皆様からのご支援だけが頼りです。引き続きIWJへのお引き立て、ご支援を何卒よろしくお願い申し上げます。
※ご寄付・カンパのご支援はこちらからよろしくお願いいたします!
1000円からクレジットカードの使用も可能です。ぜひご検討ください。
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html