■大事なご報告とお願いがあります。
いつもIWJをご支援いただき、ありがとうございます。IWJ代表の岩上安身です。IWJの会員・サポーターの方々と、名刺交換やアドレス交換をさせていただいた方々皆様に、メールを送らせていただいております。
本日は9月30日、沖縄県知事選の投開票日です。果たして新知事に選ばれるのは、玉城氏か、佐喜真氏か。夜、開票が進み、当確が出るまでまる一日、気をもむことになりそうです。
さて、本日は大事なお知らせがあります(詳報は後日、お伝えします)。
このたび、前期のIWJ第8期の決算処理が終了いたしましたので、まずはその結果を速報でご報告いたします。
第8期終了直後の8月より、日刊ガイドでは「みなさまのご支援のおかげでIWJの第8期はなんとか赤字を回避できました」と感謝をもってご報告申し上げてまいりました。
経理担当者は、収入と支出の予測値を立ててシミュレーションし、決算期末の数ヶ月前からこのままでは大きな赤字が出てしまうと警鐘を鳴らしました。私も、スタッフも、そのシミュレーションにもとづいて赤字に陥らないラインまであと〇〇円必要ですと、お知らせとカンパのお願いとを続けてまいりました。そして、8月には、そのボーダーラインをクリアして、赤字はなんとか回避できたとご報告させていただきました。
しかしながらこの2ヶ月の間、正確な決算処理をおこなったところ、第8期の最終的な純損益は170万円余りの赤字となってしましました。たくさんのご支援をいただいたにもかかわらず、このような結果になってしまい、非常に残念であり、私自身もショックであります。
これはシミュレーションをした経理スタッフがミスをした、という話ではありません。経理は、私のリクエストに応じて、収入と支出のどちらも予測値でシミュレーションしていたのであり、もともと不確定要素はありました。実際に経費の精算や支払い請求が上がってきて、いくつかの見込み違いがあり、実際にはマイナスとなってしまったのでした。経理スタッフの責任ではなく、もう少し余裕をみたシミュレーションをするように指示しなかった経営者である私に責任があります。ご寄付によって応援していただいた皆様には、落胆させてしまい申し訳ございません。お詫び申し上げたいと思います。
前期も赤字決算となり、今期第9期も、8月1日から9月27日までいただいたご寄付・カンパが330件、469万6556円で目標額の900万円(月あたり450万円☓2ヶ月)のうち、52%にとどまっています。かなり厳しい状況です。
IWJはこれまでも、みなさまからいただいた大切な会費やご寄付・カンパを無駄にしないよう、あらゆる経費を削減するように努力してまいりました。このため、現在IWJの必要経費の7割近くはスタッフへの報酬など人件費が占めています。
経理担当者からは「もう他に削るところがありません」と言われまして、唯一、我が身ならばまだ削れるとの思いから、今期30%カットすると決めていた代表取締役としての私の役員報酬をさらに一段と削り、今期は50%カットすることを決断いたしました。
しかし、我が身は削れても、スタッフの報酬は削るわけにはいきません。皆、それぞれに頑張ってくれていますし、専業の者は生活もかかっています。
IWJは、メディア業界内の常識であった裁量労働制を取らず、決して世間的に高額とは言えないまでも、法規に則り、時給できちんと給与を計算し、サービス残業などの違法な働き方もさせずにこれまでやってまいりました。現政権が推進しようとはかる裁量労働制の拡大に強く異を唱え、労働者の権利の保護を訴えてきたIWJとしては、自社の労働環境を損なうわけにはまいりません。
しかし、ここまで頑張ってきたものの、私自身の役員報酬の5割カット以外には、これ以上の経費削減の余地もなく、本日は2つ、お願いいたしたくご連絡させていただきました。
ひとつは、今までIWJのコンテンツを無料でご利用なさっていた方は、ぜひ、この機会に有料会員へのご登録をご検討いただきたいという、改めてのお願いです。
一般会員にご登録していただくと、中継で見逃してしまったIWJの動画コンテンツをアーカイブでお好きな時にご覧いただけます。また、冒頭だけ公開しているテキスト記事や、私のインタビューなども、公開から1ヶ月間、アーカイブをご覧いただけます。入会金は無料。会費は月々1000円ですが、1年分まとめてお支払いいただければ1万円と2ヶ月分お得になっています。
また、一度会員に登録されて以降、現在お休みになっている方は、ぜひもう一度会員登録の再開をご検討いただきたいと存じます。IWJでは中継した動画以外にも、独自の取材にもとづいたテキスト記事や検証レポートも多数出しています。こうした記事の全文を読むには会員へのご登録が必要です。
IWJでは、毎月15日の時点で、会費が未納になっている方へのサービス提供をいったん停止させていただいております。もちろん、納付が確認され次第、すぐにサービスは再開させていただきます。会費の支払いをつい忘れがちという方は、クレジットカードでのお支払いが大変便利ですので、ぜひご検討ください。クレジットカードをお持ちでない方は、自動引き落としサービスもご用意していますので、こちらのページをご覧ください!
- クレジットカード・自動引き落としでのお支払いへの変更はこちらから(※ログインが必要です)
年会費をクレジットでお支払いされる場合は、支払い方法の選択時にクレジットカードをご選択ください。また、海外にお住まいの方でも、クレジットカードでお支払いいただくことが可能です。ぜひ、会費の支払いが楽なクレジットカード払いをご検討ください!
そして、現在一般会員でいらっしゃる方は、ぜひサポート会員へのお切り替えをご検討ください! サポート会員の方は、過去のインタビューも含め、すべてのIWJのコンテンツをいつでもご覧いただけます。
9月27日時点での会員数は5695名様。そのうちサポート会員は1873名様です。会員数が増えれば、そして何よりサポート会員へ移行してくださる方が増えれば、IWJの活動は今よりもずっと安定したものになります。仮にあと2127名の方がサポート会員になってくださり、サポート会員の人数が4000名に達すれば、それだけでご寄付やカンパをいただかなくても、活動資金をまかなえることになります。
会員総数は、増えてはいませんが、今、こうした私どもの呼びかけにこたえて、既存の一般会員の皆さまでサポート会員に切り替えてくださる方が増えています。とても心強いことで、ありがたく思っています。今後も一人でもサポート会員になってくださる方が増えるよう、心よりお願い申し上げます。
どうか、ぜひサポート会員になってIWJの活動をお支えいただけますよう、ご検討ください。
(会員登録いただいたメールアドレスとパスワードでログインの上、MYページの「会員登録内容変更」をクリックし、「会員登録内容変更(入力ページ)」へ移動してください。そこに「会員種別の変更はこちら」とございまして、青字になっている「こちら」をクリックすると、「会員種別変更申請」のページが表示されます。その画面で「サポート会員への変更を申請します。」の前にあるチェック欄をクリックし、申請ボタンを押してください。)
IWJは現在、収支全体を徹底的に見直し、削減できるコストは大胆に削減しています。ただ、やはりコスト削減だけで経営を維持していくのには限界があります。肝心の取材活動費がまかなえなくなったら、本末転倒です。どうか皆様、IWJは今後も精力的に公共性、公益性、緊急性のある報道に全力を注いで参りますので、ご支援のほど、よろしくお願いいたします!
もうひとつ、お願いしたいことがあります。このたび会費にかかる消費税を内税から外税へと変更させていただきたく、会員の皆様にお願い申し上げたいと存じます。
IWJは今日まで、会費にかかる消費税を内税とし、2014年に消費税が5%から8%へ引き上げられた際も、会費を据え置いて来ました。これにより、一般会員の一ヶ月の会費1000円につき消費税が5%の時には、会費を952円いただき消費税を48円お預かりし、8%に引き上げられてからは会費926円いただき、消費税を74円お預かりしてまいりました。
つきましては近日中に、一般会費を1,000円から1080円(会費1,000円、消費税80円)に、サポート月会費を3,000円から3,240円(会費3,000円、消費税240円)とさせていただきたいと思います。
第8期の消費税額は578万円です。零細な会社にとって、小さな額とは到底いえない、重い負担です。以上のように変更させていただくこと、どうぞご理解たまわりたいと存じます。なお、内税から外税へと切り替える時期については、システムの更新などが必要なために未定となっています。期日は後日改めてご連絡差し上げますので、何卒ご容赦ください。
財政的には厳しいIWJですが、これまで以上に鋭く粘り強い独自の報道を続けていく所存ですので、一層のご支援をよろしくお願い申し上げます。
IWJの活動には感謝申し上げます。
出来る範囲でカンパもさせていただきますが、日本人の意識では数年が経過しても会員数が6000を越える事が稀な以上、運営方法を変えざる得ないと考えます。
岩上さんへ
いつも素晴らしい放送ありがとうございます。
カンパについてなんですが
スポンサーを探したほうが良いような気がします。
岩上さんのお知り合いの上杉隆氏の「ニューズ・オプエド」は
スポンサーが付いていて運営してますよね。
「ニューズ・オプエド」がどういった内情でスポンサーがついてるのか
(スポンサーだけじゃなく別口からも資金を調達してるかもしれませんが)
詳しいことは分かりませんが、ああいった形で運営したほうが良いと思います。
(IWJを応援する企業・団体いると思うんですけどね)
そんな簡単なもんじゃ無いのかも知れませんが
岩上さんのカンパのお願いを見てると
この先が心配でなりません。
じゃお前大口でカンパしろよって言われちゃうかも知れませんが
カンパじゃなく別の資金調達方法を考えたほうが良いと思うんですよホント。
素人が偉そうに口出ししてすみません。
応援してますので頑張って下さい。
失礼しますm(_ _)m
皆、複数にカンパをしており、カンパ貧乏です。常に新人を募集していらっしゃいますが、よくわからないのに申しわけありませんが、出来る範囲内で運営するというのは難しいのだろうか?
IWJのようなメディアはまともな社会には必要です。
私は後期高齢者ですが、岩上さんとIWJのスタッフの心意気を支援したいと思っています。
『「情報」は「無償」で得るものではない』というのが、私の70年超の人生経験からの結論です。因みに、付言しておきますが、私は、「産経」のネット版の一番最初からの読者です(そのネット版も本年夏から様変わりし、つまらなくなりましたが、現在も購読をし続けています)。勿論、IWJ同様に、「有料」で購読しています。それは、『立ち位置』が明確であるからです。「情報」を判断するのは、「(まやかしの)表面」ではありません。『立ち位置』が明確であることが重要だと思っています。この国の「主要報道機関(main stream)」は理解できないことが多すぎますし、「産経」のように、「立ち位置」を明確にしている他の「主要報道機関」はありません。
IWJもその『立ち位置』は極めて明確です。
私は、「哲学」の良し悪しを議論するつもりはありません。
毎朝送付される「IWJ通信の記事」は、いささか「冗長」ですが、しかし、「立ち位置」が明確である所業だと思っています。だから、その「情報」に『価値』があるのです。
岩上さん、そしてIWJのスタッフの皆さん、皆さんの姿勢と努力は、必ず「歴史に刻まれる」ことになりますが、そんなことより、「苦しい」ことが『我々への糧』でもあり、『皆さんへの糧』でもあります。
苦しい時の「生き様」が、そして、「その苦しさの意味するところ」を理解する我々の反応が、今、「試されている」のだと思っています。
「IWJが折れた時」、この社会は「折れる」ことになると判断しています。
そんなことの起こらないように、することが「社会の価値」のバロメータです。
「生きている証」としての社会であってほしいと願います。
IWJの皆さん、感謝します。