第1回・発電用原子炉施設の安全性に関する総合的評価検討会 2012.2.21

記事公開日:2012.2.21取材地: テキスト動画
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 2012年2月21日(火)、中央合同庁舎第4号館2階共用220会議室にて行われた、原子力安全委員会「第1回・発電用原子炉施設の安全性に関する総合的評価(いわゆるストレステスト)検討会」の模様。関西電力大飯原発3・4号機の再稼動のためのストレステストの検討会。

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■イントロ

■全編動画

 議題は、関西電力(株)大飯発電所3号機及び4号機の安全性に関する総合的評価(一次評価)に関する原子力安全・保安院の確認結果に対する確認について.。原子力安全・保安院の市村課長は「一次評価は炉心損傷を起こさずにどこまでの地震・津波に耐えられるか、全交流電源喪失あるいは最終ヒートシンク喪失というものが起こった場合にどれだけの期間耐えられるかというもの」と説明。その後原子力安全・保安院の浦野統括安全審査官から当日配布資料に基づいた説明が延々と続き、高度情報科学技術研究機構の藤城氏から緊急防護措置に対する基本的な考え方について質問があり、原子力安全・保安院の長江安全審査官から固定式の非常用ディーゼル空冷式の電源を設置する計画であるという返答があった。

 次に岡山大学の五福氏から多重防護と継続的な改善について質問があり、長江安全審査官から、「基本的には「止める」、「冷やす」、「閉じ込める」というものであり、電源、人員、燃料、水源を増やしていっている」という説明があった。

 会の最中から傍聴席から怒号が飛び交い、終了時に激しくなった。最後に傍聴者のインタビューで、「二次評価がないかぎり不十分だと斑目氏はいっているが、司会をやっているだけで流している。再稼動のアリバイにしかならない」と批判が出た。

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 傍聴者から元プラント技術者の小川氏にインタビュー。専門委員の質問の評価、保安院のストレステストの聴取会との違い、議論の抽象度が高すぎる問題、再稼動を政治に預けるという責任放棄の問題などを指摘した。

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