柴山昌彦文科相が初入閣初日から爆弾発言!! 「教育勅語を現代風に解釈したりアレンジをして道徳につかう」!? ありえない!!~10.2柴山昌彦 新文部科学大臣 就任会見 2018.10.3

記事公開日:2018.10.5取材地: テキスト動画
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 2018年10月2日(火)に文部科学省にて、初入閣を果たした柴山昌彦・新文部科学大臣の就任会見が行われた。

 柴山文科相は教育勅語に関して「教育勅語については現代風に解釈をされたり、あるいはアレンジをしたかたちで、今の道徳等に使うことができる分野というのは、十分にある。

 普遍性を持っている部分がみてとれる」などと述べ、どの辺が今も十分に使えるのかとの記者の質問に「同胞を大切にするとか、国際的な協調を重んじるとか、基本的な記載内容について、現代的にアレンジをして教えていこうと検討する動きがあると聞いている。そういったことは検討に値する」と発言し、物議を醸している。

 教育を所管する文科相であるはずの柴山氏が、1948年に国会で排除・失効決議がなされた教育勅語について、「現代風なアレンジ」を加えて道徳教育に使えると述べたわけであり、こうした発言は教育勅語復活宣言に等しいと言わざるをえない。

 改めて1948年に衆議院で採択された「教育勅語等排除に関する決議」に関する説明を確認しておく。ここでは、教育勅語が主権在君と神話的国体観にもとづく中身であるために、基本的人権といった現行憲法の原則を損なうことが明白であり、かつ国際信義の上でも大いに疑問があると指摘されている。

 国民主権と基本的人権は、現行憲法の重要な柱であり、民主制を採用している主要先進国にあっては共通の価値観となっている。それにもかかわらず、国民主権と真っ向から対立し、戦前の天皇制ファシズムと軍国主義を支えた教育勅語と復活させると安倍内閣の閣僚が宣言することは、国際社会における日本の信用を損なうに違いない。

 IWJは、教育勅語の危険性を訴えるべく、インタビューや取材を重ねてきた。以下のコンテンツもあわせて参照いただきたい。

■ハイライト

  • 日時 2018年10月2日(火) 22:00頃~
  • 場所 文部科学省(東京都千代田区)

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「柴山昌彦文科相が初入閣初日から爆弾発言!! 「教育勅語を現代風に解釈したりアレンジをして道徳につかう」!? ありえない!!~10.2柴山昌彦 新文部科学大臣 就任会見」への1件のフィードバック

  1. @55kurosukeさん(ツイッターのご意見) より:

    柴山昌彦文科相が初入閣初日から爆弾発言!! 「教育勅語を現代風に解釈したりアレンジをして道徳につかう」!? ありえない!! https://iwj.co.jp/wj/open/archives/432975 … @iwakamiyasumi
    彼らのいう道徳とは「お国のため」に利用する方便に過ぎない。これが安倍閣僚に共通する本音だろう。失言で済ませれるレベルではない。
    https://twitter.com/55kurosuke/status/1048347248810110977

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