東京電力は8月6日、社内のパフォーマンス向上会議で審議された「福島第一原子力発電所における不適合(本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為とは異なる行為)発生・処理状況について」2018年度第一四半期(2018年4月1日~6月30日)分及び2017年8月1日~2018年3月31日分を公表した。
第一四半期の不適合総数は101件、そのうち処置未完了は78%。2017年8月1日~2018年3月31日では不適合件数210件、そのうち処置未完了は約34%だったが、中でも グレード1(是正処置・予防処置を確実に実施すべき重要な事象)は9件発生し、処置未完了が8件もあった。年をまたいでなお残る処置未完了に記者の質問が相次いだ。