無所属の会・江田憲司議員「加計問題も森友問題も加計孝太郎氏と安倍昭恵氏の国会招致がなければ国民は理解、納得しない!」国会会期末が近づくなか野党議員らが緊急集会~安倍暴走政権に「怒!」5.18野党合同緊急院内集会 2018.5.18

記事公開日:2018.5.30取材地: テキスト動画
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(取材:阿部洋地 文:奥松由利子)

 アメリカを除く11ヵ国によるTPP11の承認案は、2018年5月18日の午前、衆議院外務委員会で自民、公明、日本維新の会、希望の党の賛成多数で可決された。さらに同日午後、衆議院本会議に緊急上程され、野党議員の怒声が飛び交う中を賛成多数で可決。参議院に送付された。

 この事態に、衆議院本会議の散会後、東京都千代田区の衆議院本館内で、「安倍暴走政権に『怒!』野党合同緊急院内集会」が開かれ、野党議員が政府与党の国会運営を厳しく批判した。

▲院内集会でスピーチする国民民主党・泉健太衆議院議員(2018年5月18日、衆議院、IWJ撮影)

 国民民主党の国会対策委員長・泉健太衆議院議員は、「与党は、すべてを今国会の会期内に押し込めようとしている。今日のTPP承認案の緊急上程も、急ぐ必要はなかった。本当にルール無視の国会運営が行われている」と厳しい表情で語り、残りの会期中に、麻生財務大臣の辞任、森友・加計問題での証人喚問などを引き続き求めていくとした。

 無所属の会の江田憲司衆議院議員は、加計学園問題について、「私は元総理秘書官として怒っている。総理大臣とお友だちなら甘い汁が吸えるのか。こんなことを許したら、額に汗して働く人が馬鹿をみる世の中になってしまう」と憤りを口にした。

 その上で、加計学園問題の主役は加計孝太郎氏、森友学園問題の主役は安倍昭恵氏であり、この2人の国会招致がなければ、国民は絶対に理解も納得もしないと明言。会場の議員らに「今後も追及の手を緩めず、がんばろう!」と檄を飛ばした。

■ハイライト

  • 日時 2018年5月18日(金)13:30~
  • 場所 衆議院本館(東京都千代田区)

この日、改竄前の財務省文書の提出予定が、また延期。「これまで何度、約束を反故にされてきたか!」

 泉議員は、衆議院本会議の散会直後に行われたこの緊急集会の冒頭で、「私たちは本当にとんでもない国会に籍を置いている」と切り出した。

▲国民民主党・泉健太衆議院議員(2018年5月18日、衆議院、IWJ撮影)

 「国会議員は、正しい資料が国会に提出されることを前提に議論をしている。それが(公文書の改竄、不適切なデータ提示などで)次々と破られている。政府からは謝罪も撤回も修正もない。再発防止策も示されない。責任も取らない。しかし、われわれは『疑惑慣れ』してはいけない。ひとつひとつ真相を明らかにしていく。

 今になって与党は、すべてを今国会の会期内に押し込めようとしている。今日の衆院外務委員会でのTPP承認案の緊急上程も、急ぐ必要はなかった。本当にルール無視の国会運営が行われている」

 その上で泉議員は、この日(5月18日)が、森友問題で財務省が改竄前の文書を提出する予定の日だったことに言及。「これまで何度、約束を反故にされてきたか。ルールを一方的に無視した上に居直るような与党に対して、野党はみんなで声を上げよう。残りの会期が勝負だ」と呼びかけ、引き続き、麻生財務大臣の辞任、森友・加計問題での証人喚問、参考人招致を求めていくと力を込めた。

強行採決されたTPP11承認案。「なぜ、急ぐのか。TPP11の中身を国民に知られたくないから?」

 衆議院の厚生労働委員会委員である立憲民主党の吉田統彦(つねひこ)衆議院議員は、「厚生労働委員会の審議は、安倍政権の横暴の象徴だ」と憤る。生活困窮者に関する改定法案が、野党議員が出席した審議がわずか6時間であるのに可決されたこと、その際、生活保護世帯の医療費の自己負担を付帯決議に盛り込んだことなどを強く批判した。

▲立憲民主党・吉田統彦衆議院議員(2018年5月18日、衆議院、IWJ撮影)

 さらに、働き方改革関連法案について、「議論の前提となる労働調査のデータの2割が間違っていた。加藤勝信厚生労働大臣は『残り8割は大丈夫』と言うが、その8割の中にも間違いが出てきているようだ。しかし、来週には強行採決という噂もある。こういう強引な国会運営、委員会運営に野党は一丸となって対抗していく」と述べた。

 続いて登壇した日本共産党の塩川鉄也衆議院議員(内閣委員会委員)は、与党は今日のTPP11承認案の採決に続いて、TPP11関連法案の採決も強行しようとしているとし、「国民に知られていない重要な問題だからこそ、慎重に審議しなくてはならないのに、なぜ、こんなに急ぐのか。TPP11の中身を国民に知られたくないからか」と疑問を呈した。

▲日本共産党・塩川鉄也衆議院議員(2018年5月18日、衆議院、IWJ撮影)

 また、農林水産物への影響試算についても、政府はまともな説明ができていないとし、「アメリカが抜けてTPP11になっても、日米2国間協議やセーフガードなどの問題は残る。拙速な審議で強行するようなことを認めてはいけない」と重ねて主張した。

 塩川議員は、政府がTPP11の採決を急ぐのは、カジノ実施法案を今国会で通そうという思惑があるからではないかとし、「カジノ実施法案は具体的な中身に大きな懸念がある。そもそも刑法に触れる賭博をどう合法化するのか、納得のいく説明もできていない。ギャンブル依存症増加の心配もある。TPP関連法案の強行採決とカジノ実施法案、二重の意味で許しがたい暴挙だ」と語気を強めた。

「官僚は総理の指示なしで、こんなリスクのあることはしない!」 ~元総理秘書官の江田憲司議員が「加計問題は完全に黒」と断言

 橋本龍太郎内閣で総理秘書官の経験がある江田議員は、総理秘書官が許認可の対象である加計学園関係者と3度も会うのはありえない、と強調した。

▲無所属の会・江田憲司衆議院議員(2018年5月18日、衆議院、IWJ撮影)

 「私は元総理秘書官として怒っている。総理大臣とお友だちなら甘い汁が吸えるのか。利権にあずかれるのか。こんなことを許していたら、額に汗して働く人が馬鹿をみる世の中になってしまう」

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