枝野経済産業大臣定例会見 2012.2.17

記事公開日:2012.2.17取材地: テキスト動画
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 2012年2月17日、経済産業省本館10階で開かれた、枝野経済産業大臣定例会見の模様。

 冒頭、閣議後の報告として、以下2点。

①原子力安全に関する閣僚世界会議が、2012年12月15日〜17日まで開催されることが決定。政府主催、IAEAとの共催。(具体的な中身について大臣からの発言はなし)

②福島原発2号機の温度上昇について。模擬実験の結果、及び、専門家による確認をうけ、温度上昇は温度計の故障であり、念のため増量していた注水量を元に戻すと共に、放射性物質の放出を継続的に監視することで、冷温停止状態の維持に万全を期す。

■イントロ

  • 日時 2012年2月17日
  • 場所 経済産業省本館10階(東京都千代田区)

 以下、記者による質疑応答のまとめ。

 東京電力が規制部門の10%の値上げを、10月から4月に前倒しするという報道について、経済産業省としては何も報告を受けていないと述べ、「値上げは権利」であると主張した東電に対して、「言葉の使い方を間違えたという認識だったが、本質的にそうした意識を持っているといわざるを得ない。料金値上げの詳細な根拠を示す説明責任がある。新生東電に生まれ変わる努力がまったくなされていない状況」と批判した。また、賠償機構担当大臣として、被害者の立場にたった十分な賠償対応がされていないことを指摘。自由競争のない環境で、本来の民間企業としての意識がない以上、政治行政の責任で厳しく指導、その機能を果たしていく、とした。

 イランからの原油輸入削減に加え、稼働中の原発が残り3基である現在、夏の電力不足が懸念されている。民主党のエネルギープロジェクトチームの会合において、大飯原発の再稼働を容認したという報道があったことに対し、IWJが質問。

(…会員ページにつづく)

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