沖縄県東村高江周辺の米軍北部訓練場ヘリパッド建設に反対する「ヘリパッドいらない住民の会」による「高江座り込み10周年報告会」が、2017年6月25日(日)13時より東村農民研修施設で開かれた。各団体からの報告に続いて、詩人のアーサー・ビナード氏が講演を行った。
高江座り込み10周年報告会 ―講師 アーサー・ビナード氏 2017.6.25
特集 高江ヘリパッド
■全編動画
- 開会挨拶 安次嶺現達氏(ヘリパッドいらない住民の会)
- 各団体から 高江連絡会(間島孝彦氏)/平和運動センター(大城悟氏)/ヘリ基地反対協議会(仲本興真氏)/大宜味村九条の会(平良啓子氏)/島ぐるみ会議 東(當山全伸氏)/沖縄県統一連(中村司氏)/沖縄平和市民連絡会(北上田毅氏)/高江弁護団(小口幸人氏)
- 講演 アーサー・ビナード氏(詩人)
- 閉会挨拶 宮城勝己氏(ヘリパッドいらない住民の会)/がんばろう三唱
- 日時 2017年6月25日(日)13:00〜15:00
- 場所 東村農民研修施設(沖縄県東村)
- 主催 「ヘリパッドいらない」住民の会(詳細)
初めてアーサー・ビナード氏のお話をこのIWJで聞かせてもらいました。あなたの邪推はすべて正解だと思います。原爆が落とされることは数十時間前に軍は知っていたのです。その時の日本の攻撃機が出撃命令を待ていた軍人が「なぜ司令部は命令を下さないのか」と不思議の思ったと数年前のNHKスペシャルで放映されたことを思い出しました。だから高官達は長崎と広島で死んでいないのでしょう。また、マッカーサーは戦前に中国大陸にトランプ大統領と同じように利権を持っていたのです。これもペリーの遠戚という意味で充分理解できます。中国大陸で何故国民党は負けたのでしょうか。朝鮮戦争で何故マッカーサーはかいにんされたのでしょうか、そして朝鮮は分断されたのでしょうか。アメリカの戦後体制への戦略が見えます。
さらに、僕も何故、米軍は硫黄島や沖縄を自分の軍の多くの犠牲を出してまで攻める必要があったのでしょうか疑問でしたが、あなたと同様に米国民に原爆を使用することへの同意と時間稼ぎであったと理解しています。
そのほかにも米国と日本の歴史への憧憬が深く貴重な話をほんとうにありがとうございます。詩人としての洞察に感服いたします。僕も少し詩をたしなめますので記したいと思います。
後藤さんと湯川さんを悼んで
I am not abe to
「私たちの子供は死んだのよ」
「みんな無関心だったの」
「官邸は取り合ってくれなかった」
「大手マスコミも無視したわ」
ああ わかっている
僕らの子供は死んだのだ
僕は胸の痛みに耐えかねて
モルヒネを打つ
僕は 何度も
なんども
心の奥底に
モルヒネを打つのだ