「やっぱり立候補を決めて良かった。このままでは『あっちの世界で選挙やってる』っていうまま終わっていく人たちが、国民の半分くらいいたんじゃないかなと思ってます」
炎天下の新宿駅西口で2016年6月18日、新たな「選挙フェス」の皮切りとなった街宣が行われ、ミュージシャン仲間のラッパーDELI氏やDJが応援に駆けつけた。IWJはスピーチを終えたばかりの三宅洋平氏に今の思いを直撃した。
「既存政党や右派、左派だけで選挙を独占しないでほしい。その人たちに選択肢を感じていない国民が50%いる」
三宅氏がメッセージを届けたいのは、これまで政治に関心がなく、選挙に行かなかった無党派層だ。「今まで計算の中に入れてもらえていなかった人たち」と三宅氏は呼ぶ。狙うのは投票率60%。改憲勢力3分の2議席獲得を揺るがすといわれている数字だ。
三宅氏は、自身の立候補が東京選挙区で「票割れ」を起こしかねないという批判にも改めて、「安心してください」と反論。その思いをインタビューで語っている。
夕方から行われた三宅氏の事務所開きにいあわせた、生活の党・山本太郎参議院議員にもIWJは直撃インタビュー。山本議員に、批判の声をはねのけてまで三宅氏を擁立しようと思った理由を聞いた。
「政治家は皆、覚悟を持ってやっている。その覚悟とは何か。一生、政治家をやろうという覚悟なのか。『義』のために立つ覚悟なのか。僕の中ではこの人(三宅洋平)しかいなかった」