9月4日、自由報道協会麹町会見場で、新党大地・真民主代表、鈴木宗男氏の記者会見が開催された。会見では、解散総選挙や安全保障問題を中心としたスピーチ、質疑応答が交わされた。鈴木氏は、「国家主権が侵されている現在、与野党一致結束し、国益優先で取り組むべき」と、現在の混乱した政治情勢を批判。また尖閣問題に対しては、「実行支配しているのだから静かにしているべき」との持論を展開した。
質疑応答では、IWJ代表・岩上安身が、TPPと領土問題に潜むアメリカの影響について質問。これに対して鈴木氏は、「新党大地はTPPには反対。TPP加盟国とはこれまで二国間協定を結んで来た経緯があり、それだけで充分。また、アメリカの影響があるのは明らかで、1956年にアメリカは、“ソ連と平和条約を結ぶならば沖縄は返さない”と言った。他方で、韓国・中国が領土問題で強く出る様になったのは日露関係が悪化してから」と、自身の見解を述べた。