2012年9月3日(月)、文化放送「夕やけ寺ちゃん活動中」の生放送の模様。
今回は自民党総裁選の動き、原発指定廃棄物最終処分場の候補地、ACTA、TPP、尖閣諸島問題などについて取り上げた。私、岩上安身は、総裁選の動きに関して「自民党内は、古賀氏や森氏など“長老達”に支持を得た石原伸晃氏VS石破氏・安部氏、あるいはその連合という図式になっている。
大阪維新の会がそこにどう絡むか」と説明した上で、「ただしTPP推進、原発推進、日米同盟堅持という基本方針はと解説した。また、翌日に控えたACTA批准に関わる本会議に関して、「多くの議員がこの条約の深刻さにまだ気がついておらず、マスコミも一切報道しない」とした上で「一見して偽造品取り締まりの条約でしかないが、ネット言論の事実上の統制が行われる可能性がある」と指摘。
ACTAを日本が主導で進めて来た経緯と、秘密保全法の問題、違法ダウンロードの刑罰化が先取りされてきた背景から、「明らかに言論統制の準備」と解説した。日中間の緊張状態に関しては、「過去の戦争を見てもきっかけはごく小さな衝突から始まっている」として島をめぐる問題から戦争などの大きな問題に発展してしまう可能性に言及。冷静な判断が必要だと述べた。