国際原子力機関(IAEA)によるストレステストに関するレビューミッションオープニング会合 頭撮りのみ 2012.1.13

記事公開日:2012.1.23取材地: テキスト動画
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 1月23日朝9時より、「国際原子力機関(IAEA)によるストレステストに関するレビューミッションオープニング会合」が開かれた。会合自体は非公開により、保安院、IAEAレビューチーム代表の冒頭あいさつのみ撮影。以下、両者挨拶の文字おこしを掲載。

【関連情報】
1月23日午後5時30分より、IAEAレビューミッション団長のぶらさがり会見が行われる。Ch4→( #iwakamiyasumi4)。

■全編動画

*著作権の問題により、通訳の音声はカットされています。

原子力安全保安院 黒木審議官

「ストレステストを担当している黒木です。IAEA派遣団のみなさまには、この度、わたくし共のストレステストの取り組みのレ
ビューのために、海外よりわざわざお越しいただき、誠にありがとうございます。特に昨年末の、OECDの専門家会合で、何人か
の委員の方には日本に来ていただいたわけでございますが、引き続き来日され、対応していただけますこと、心より感謝致しま
す。

 日本の原子力発電所では、福島の原子力発電所の事故以来、想定を超える地震や津波に対する、さまざまな安全対策を講じてきたところでございます。こうした安全対策については、継続して取り組んでいこうと考えていますが、これまでの対策により原
子力発電所の安全性がどの程度まで向上したのか、さらに弱点として、改善すべき点を把握するために、EUの手法を参考にストレステストを実行してきたところでございます。

 これまで、我が国の専門家の意見を伺いながら評価を行なってきたところでございますが、国際的な知見につきましても、しっ
かりと踏まえ、より高い会安全性の確保を目指していきたいと考えています。

 今回、IAEA代表団のみなさまには、日本のストレステストに関する評価手法を始めとする保安院の取り組みを評価していただき
まして、助言をいただきたいと思います。いただいたご意見につきましては、今後の評価手法に反映していきたいと思いますの
で、厳選な評価をいただきたいと思います。ありがとうございました。よろしくお願い致します。

レビューチーム代表 IAEA調査団長 ジェームズ・ライオンズ氏

「ご紹介ありがとうございます。この度、IAEAのレビューチームがこの大切なレビューに参加できること、感謝いたします。
今回の私たちのレビューミッションですが、原子力安全保安院が行なっているレビューに対し、既存の原子力発電所に対し、包
括的な評価をするための参考にしていただきたい。

 現在、この原子力の安全に対する「アクションプラン」というものがありますが、この内容については、昨年の9月、IAEA加盟
国参加国全てが賛同したものでございます。この「アクションプラン」を通じて、原子力安全性の向上を図り、事故等の状況に関してしっかりと準備をし、原子力を使うみなさまを防護していこうというものでございます。

 この度、日本政府におかれましては、IAEAの評価をする機会を設けていただいたことを感謝いたします。これから、一週間を通じて、しっかりと評価をさせていただきたいと思います。レビューの終わりには、私どもから推奨事項、及び、助言をさせていただくと共に、みなさまにサマリーリポートを作成し、みなさまのお手元に提出したいと思います。これから実りある、生産的な議論を交わしていくことを楽しみんいしています。それに基づいて、今後も世界的に原子力の安全の向上が図れることを記念しております。ありがとうございました」

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