2012年8月1日(水)、福島市内で、福島原発告訴団の記者会見が行われた。
(IWJテキストスタッフ・関根)
2012年8月1日(水)、福島市内で、福島原発告訴団の記者会見が行われた。
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2012年8月1日(水)、福島県庁記者クラブで、福島原発告訴団の記者会見が行われた。6月11日福島地方検察庁に提出した告訴・告発状が正式受理されたのを受けて、武藤団長以下7名による記者会見が急きょ、開催された。
武藤団長が、4時20分ごろ弁護士から正式受理の連絡が入った、と報告、会見が始った。告訴状は、福島県民1324人による勝俣前会長、清水元社長以下、東電旧経営陣、斑目原子力安全委員長、寺坂前保安院長、山下福島医大副学長など総勢33名の責任を問うものだ。国会や政府事故調でも調べられなかったところもしっかり検察には捜査して欲しい、と感想を述べた。
質疑応答で、記者から被ばくを傷害と立証する法的困難さを問われると、武藤団長は業務上過失致死傷が認められなくても公害犯罪処罰法、激発物破裂容疑なども考えている、と答えた。
福島県住民の怒りと今まで何も動かなかった無責任な公的機関の対応にとても憤っている、しかし1324人という大勢の県民の意思と、政府事故調からの最終報告などが今回の早々の告訴受理に影響したと思っている、一歩前進したことは確かだ、今後、検察の適切な捜査と責任追及が行われることをしっかり見守っていきたい、と言葉をつなぐ。
また、第二次告訴の11月半ばの提出を考えている。それによって県外住民による全国規模の責任追求の世論を高めていきたい、それは一万人規模を目指していると語り、会見を終了した。