7月24日、NPJ編集長日隅一雄連続対談企画第八回「デモとメディア」で、 NPJ編集長日隅一雄連続対談企画第八弾、「デモとメディア」が開催された。ゲストはTBS・金平茂紀氏、社会学者・五野井郁夫氏、首都圏反原発連合・原田裕史。コーディネーターは、NPJの梓沢和幸氏。
最近、毎週金曜日の官邸前抗議や代々木公園17万人デモなど、大飯原発再稼働に端を発した脱原発運動は、全国各地、目に見える形で大きな規模となっている。
しかし、テレビや新聞、報道では必ずしも報じられておらず、報じられても、その扱いは小さなものである。
急速に動員を増やした脱原発運動は、これまでと何が違うのか。また、これについての報道はどのようなものであるべきか。
TBS・金平氏は、「メディアが一番遅れている。メディアは、現場に行かないから、3.11以前・以後の変化がわからない。デモのあり様にしても、個人参加、年齢層、プラカード、音楽、今までのデモとは違う。それに敏感にならないメディアは時代遅れ」と批判し、「メディアは政局ばかりみているが、試されている。永田町よりも、デモのほうが政局だと思う」と述べた。