2012年7月8日(日)、周南市市民会館で、飯田てつなり講演会「今こそ始めよう!みんなで描く山口の未来」が行われた。
(IWJ・平山茂樹)
2012年7月8日(日)、周南市市民会館で、飯田てつなり講演会「今こそ始めよう!みんなで描く山口の未来」が行われた。
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先日、山口県知事選への立候補を表明した飯田哲也氏。この日は、自身の故郷である周南市でスピーチを行った。選挙活動をする中で、女性や、これまで投票に行ったことの無い人たちからの反応がよく、非常に手応えを感じているという。
飯田氏は、福島第一原発の事故を「人災」とした、国会事故調査委員会の報告書を高く評価。原発事故以降露呈した日本の官僚制度、および原子力安全委員会の制度疲労を厳しく批判した。また、戦後に構築された、メディアと電力会社とが一体となった「電力独占体制」を批判した。これらを今直さなければ、いつ、またどこで、3.11と同様の事態が訪れるか分からない、とした。
また、現在盛り上がりを見せている首相官邸前デモを「夏祭りのような雰囲気」と表現。組合や団体による動員ではなく、一般の市民がデモに参加していることを高く評価した。「個人が疑問に思ったことを素直に表現出来る雰囲気が出来始めている。その雰囲気を山口に持ち込み、一般市民の政治へのコミットメントを促していきたい」と意気込みを語った。
またこの日は、「No Nukes 2012」が行われていた幕張メッセからスカイプで参加した坂本龍一氏が、「中央のエネルギー政策に疑義を呈してきた飯田さんが、なぜ地方の選挙に立候補したのか」と質問。これに対し氏は、「既存のエネルギー社会のありかたを変えるには、地域の仕組みを根底から変えていくことが重要だと思っているため」と答えた。
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