2012年4月23日(月)、合同庁舎4号館で行われた、第1回需給検証委員会の模様。
(IWJ・須原)
2012年4月23日(月)、合同庁舎4号館で行われた、第1回需給検証委員会の模様。
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この会は今夏の節電目標の検討の基礎となる電力需給見通しについて、客観性、透明性を担保した適切な検証・提言を行うことをミッションとして掲げている。民間の研究所からは飯田哲也氏と小笠原潤一氏が出席。このほか電力会社9社(原発なしの沖縄電力を除く)や、経団連をはじめとする民間会社が出席し、ヒアリングが行われた。
飯田哲也氏は今夏を乗り切るための案として、「昨年の夏のような『ハード』な節電ではなく、『ソフト』な節電で乗りきれる」と発言した。また、「昨年並の節電がなされれば、原発なしでも夏の電力需給に余裕がある」と供給面についても言及している。
電力9社は原発を稼働させない場合の電力需給について報告。原発による発電に依存していた関西電力は、今夏の供給力が大幅に不足するとの見方を示した。だが、飯田哲也氏は他にとれる追加対策があることを示唆しており、議論の余地がありそうだ。
民間会社は、「既に十分節電している、これ以上の節電は厳しい」と悲鳴の声を上げ、電力需給の早期策定を求めた。
第2回は4/26(木)に行われる。
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