スマイル党総裁のマック赤坂氏は1月17日、都庁で記者会見し、来月9日投開票の東京都知事選挙に出馬することを正式に表明した。昨年の参院選を機に選挙活動からの引退を決めていたマック赤坂氏は「本業のレアアースがよくない。迷っていた。ただ、ツイッターがすごい。多い時は一日1000ツイッター」と話し、ネット上の反応が出馬を後押ししたことを明かした。

　今回の都知事選は猪瀬直樹知事辞任による選挙。マック赤坂氏は「結局、石原猪瀬の二世代にわたって騙されたんでしょ、東京都民は」と石原猪瀬都政を総括し、「自分自身が興奮している。政見放送の革命を起こす」と都知事選への意気込みを見せた。

うつ病対策、脱原発、ダンス規制撤廃を主要政策に

　今回の選挙で掲げた主な主要政策について、脱原発、うつ病対策、ダンス規制撤廃をあげた。ダンス規制については「石原都政の最大の悪行。ダンス規制について、ガチャガチャ言っている人、クラブに行ったことありますか？ 行ったことない人に限ってステレオタイプで、若者は朝までやって何やるかわからんと言う。大人たちは、銀座、赤坂、六本木の違うクラブに行ってる」とダンス規制推進派の主張を批判した。また、若年層の投票率の低さに懸念を示し、「これが社会問題にならないのがおかしい」とし、投票率向上にも力を注いでいくと宣言した。

政見放送とコスプレ、街頭演説は？

　今回の都知事選のコスプレについて記者から問われ、「サプライズだから」と詳細を避けた。知事選挙と国政選挙をあわせ10回目の立候補となるマック赤坂氏は、独自の内容の政見放送で、毎回ネット上で話題を集める候補として知られている。政見放送の詳細は明かさなかったが、「隠し球を用意している」と若者向けにメッセージを用意していることを示唆。街頭演説で使用する街宣車も、ロールス・ロイスからオープンカーのコルベットに変更し、選挙戦最終日も「秋葉原に突撃します」と告示日を前に早くも予告した。選挙戦で対決候補を決め、毎回最終日の街頭演説に相乗りをしているマック赤坂氏。今回は自民党都連と公明党都連が推す舛添要一候補と対決する考えで、同候補の最終街頭演説会に乗り込む予定だという。