【IWJウィークリー26号】みんなの「裏切り」、維新の「翻意」 ~特定秘密保護法、修正協議における”国民への背信”(ePub版・PDF版を発行しました) 2013.11.22

記事公開日:2013.11.22 テキスト独自
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 国会での審議が進む特定秘密保護法案。山本太郎議員の天皇陛下への手紙手渡し問題。福島第一原発 4 号機からの使用済み燃料の取り出し…。

 岩上安身と IWJ 記者が走り回って取材し、独自にまとめた渾身レポートをお届けします!ダイジェストながら、巻頭言や読み物、スタッフ寸評を含め大ボリュームでお送りする本メルマガは、気になるところだけ「ななめ読み」も推奨です。

26号簡易もくじ

  1. 岩上安身からみなさまへ
  2. STFダイジェスト
  3. 詳細もくじ
  4. 岩上安身の「ニュースのトリセツ」
  5. ニュースSTF(11/02~11/08)
  6. <IWJの視点>福島第一原発入構取材第6弾
  7. <大型連載スタート>女子大生、内戦下のシリアに潜入す(第1回)
  8. ご献本ありがとうございます!のコーナー
  9. 編集後記

2. 26号STFダイジェスト 11月2日(土)~8日(金)

★忙しい方も、ここだけ読めば一週間のIWJの動きがわかる!★

「スピンコントロール」に使われた山本太郎騒動

 秋の園遊会における天皇陛下への手紙手渡し問題が波紋を呼んでいた山本太郎参議院議員。議院運営委員会からの「お沙汰」が出る予定となっていた11月5日(火)、岩上安身とIWJスタッフは取材に駆けまわりました。

 閣僚の中で最も強く山本議員の辞職を求めていた下村博文文科相には、「田中正造が(明治天皇に)直訴して大問題になったことに匹敵する」と発言したことの真意を質問。下村大臣は、「比較するのは田中正造に申し訳なかった」と釈明しつつも、「参議院で何らかの措置は、けじめとしてすべきだ」と引き続き山本議員を批判しました。

 他方、同じ日に定例の会見を行った生活の党の小沢一郎代表は、「政治利用にはあたらないと思う」と山本議員を擁護しました。

 そして、多数のメディアが集まる中、山本議員が緊急会見を開催。「67万人近くの方々と約束したことがある。今、職を辞するわけにはいかない」と述べ、議員辞職を否定しました。

 この会見の直後、岩上安身が山本議員への独占インタビューを敢行。山本議員は、一連の騒動が一種の「スピンコントロール」(情報操作)として機能してしまっている現状について語り、同日閣議決定された国家戦略特区設置法案や、年内妥結が目指されるTPP、衆議院で審議入りした特定秘密保護法案などに対する懸念を語りました。

福島第一原発に6度目の入構取材 はじめて4号機建屋内へ 規制委・田中委員長は燃料取り出し作業に楽観的

 11月6日(木)、IWJとしては6度目となる福島第一原発への入構取材を行いました。使用済み燃料の取り出し作業が始まる直前の、4号機原子炉建屋内を取材。使用済み燃料プールの中に整然と並んだ、1533本の燃料集合体をカメラに収めました。

 東京電力は、この1533本の使用済み燃料を、約1年かけて隣接する共用プール建屋に移動させるとしています。しかし、もし燃料をクレーンで吊り上げて移動させている際中に地震などが起こり、燃料が落下して破損するようなことがあれば、大量の放射性物質が空気中に飛散することになります。この極めて危険な作業を、世界中が注視しています。

 にもかかわらず、原子力規制委員会の田中俊一委員長は、この作業に対して楽観的なようです。11月6日(水)に行われた定例の会見で、取り出し作業の危険性に対する認識を記者から問われた田中委員長は、「敷地外まで大きく影響するようなリスクは想像していない」と述べ、仮に燃料の移動中に地震が発生したとしても「落下するということはない」と語りました。

国会での審議が進む特定秘密保護法案 国際ガイドライン「ツワネ原則」違反が明らかに!

 各党が揺れ動いている「特定秘密保護法案」が11月7日、衆議院で審議入りしました。8日の審議では、取材活動に制限は「かからない」とする森雅子担当大臣と、「ケースによってはあり得る」とする内閣情報調査室との間に、答弁で食い違いが見られるなど、初日からこの法案の不透明さが浮き彫りとなりました。

 2週間が経とうとしている今、連日にわたる審議で、法案の透明性はあがるどころか、日に日に闇は濃くなり、その恐るべき実態が明らかになっています。

 世界中の先進国で、情報の公開性が高まってきている今、国家による情報統制・国民監視に突き進む日本の姿は、時代に逆行しています。11月5・6両日に行われた緊急シンポジウムで、日弁連で「秘密保全法制対策本部」副部長を務める弁護士の海渡雄一氏が紹介したのが、国家安全保障と情報へのアクセス権との関係を定めた国際ガイドライン「ツワネ原則」です。

 ツワネ原則は、世界70カ国、500人以上の専門家が計14回の会議を経て作成したもので、2013年6月12日、南アフリカ共和国の行政首都ツワネで公表されました。海渡氏によれば、この「ツワネ原則」では、秘密の対象の制限、秘密保持期間、秘密解除請求手続き、内部告発者の保護、処罰などについてガイドラインを設けているが、秘密保護法案は上記のいずれの点でも違反しているといいます。

 ツワネ原則の主なポイントは、「秘密指定は無期限であってはならない」「安全保障分野にはすべての情報にアクセスできる監視機関が設置されるべき」「内部告発者の告発は法的に保護され、報復されてはならない」などです。

 海渡氏は、「ツワネ原則」との適合性から言えば「この法案(特定秘密保護法案)はお釈迦にしなければならないはずだ」と語りました。勉強会に参加した社民党の福島みずほ議員は、法案が「 国際基準に反した法案であることを伝えていかなければならない」と語り、同法案に反対する姿勢を改めて示しました。衆議院での採決予定日は26日。この数日で、どこまで国民にこの法案の危険性を周知し、どれだけ多くの国民が政府に訴えることができるか。この国の民主主義のあり様が試されています。

3. 詳細もくじ

岩上安身の「ニュースのトリセツ」

ニュース STF 〜Saturday to Friday~ 11月2日(土)~11月8日(金)

<2日  土曜日>
・コンゴ伝統の「ルカサ」で”災害を再考する”――アフリカ×日本×世界 暴力を平和に変える空間 Ⅲ ワークショップ

<1日  日曜日>
・映画「おじいちゃんの里帰り」 ヤセミン・サムデレリ監督に聞く 「対立を乗り越えるには、ほんの少しのジョークとユーモアを」――岩上安身による「おじいちゃんの里帰り」ヤセミン・サムデレリ監督×内藤正典先生インタビュー配信

<2日  月曜日>
・京都で在特会による「排外差別デモ」 京都地裁「人種差別」判決を不服 カウンターを行う市民の姿も――【京都】在特会らによる差別デモと差別に反対するカウンター

<3日  火曜日>
・下村文科相 「匹敵」発言を釈明 「比較するのは田中正造に申し訳なかった」――下村博文 文部科学大臣 定例会見
・生活・小沢代表 「政治利用という言葉は当たらない」 山本太郎議員の手紙手渡し問題で――生活の党 小沢一郎代表 記者会見
・特定秘密保護法は「ツワネ原則」から逸脱 憲兵隊の復活を危惧する声も――「何が秘密?それは秘密」法(秘密保護法案)に反対する緊急集会
・山本太郎氏が緊急会見で議員辞職を否定 「67万人の方々と約束したことがある」――山本太郎議員 緊急記者会見
・山本太郎議員 猛烈なバッシングに「萎縮はしない、これからも訴え続ける」 岩上安身独占インタビューで決意新たに胸中を明かす――岩上安身による山本太郎氏インタビュー

<4日  水曜日>
・原子力規制委 もんじゅに厳重注意 「他に例を見ない怠慢」――第30回原子力規制委員会
・規制委・田中委員長 4号機使用済み燃料取り出し 「敷地外まで大きく影響するリスク想像せず」――原子力規制委員会 田中俊一委員長 定例会見
・海渡雄一弁護士が指摘 秘密保護法案は国際ガイドライン「ツワネ原則」を無視――秘密保護法を考える超党派の議員と市民の勉強会

<5日  木曜日>
・「生きているうちに解決を」 国に対しアスベスト被害原告らが早期解決の訴え――泉南アスベスト国賠訴訟 早期解決をめざす院内集会
・日本では報道されない「米国の視点とねらい」 TPP慎重会で国際問題研究者が講演――第47回 TPPを慎重に考える会・TPP阻止国民会議 勉強会

<6日  金曜日>
・新国立競技場 周辺整備費約372億円を都が負担へ 猪瀬知事「都民の便益となるものについては東京都負担を」――猪瀬直樹 東京都知事 定例会見

IWJの視点
・福島第一原発入構取材第6弾

大型連載スタート!
・女子大生、内戦下のシリアに潜入す(第1回)

ご献本ありがとうございます!のコーナー

編集後記
(編集長:岩上安身・今週のデスク:平山茂樹)

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