「経営力で日本を取りもどす」―― 2013年7月12日(金)17時から、福岡県博多駅前で、自民党公認、全国比例代表候補、わたなべ美樹氏の演説が行われた。
(IWJ中継市民 柴田奈々)
「経営力で日本を取りもどす」―― 2013年7月12日(金)17時から、福岡県博多駅前で、自民党公認、全国比例代表候補、わたなべ美樹氏の演説が行われた。
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「ワタミグループ」の創業者であるわたなべ美樹候補は、これまで世界12ヵ国で事業を展開してきた。「各国の政治家や経営者の方と話をしていると、日本は海外の人からまったく尊敬されていない。バカにされていると言った方が良いのかもしれない」と持論を展開。日本は、毎年のように国のリーダーや方針が変わっているという現状を批判し、「バカにされるのは当たり前だ」と、これまでの日本の政権運営を痛烈に批判した。
他方、安倍政権の経済政策「アベノミクス」について、「世界中の首脳の口から『アベノミクス』によって日本は立ち直れるかもしれない、という声をよく聞く」と絶賛。
また、わたなべ候補は、「『アベノミクス』の『第一の矢』である金融政策、そして『第二の矢』である財政政策は、デフレを脱却のためにやらざるを得なかった。しかし、これらの政策は一気にお金を投入し、日本が一千兆円の借金を背負う可能性が著しく高まったのも事実だ」と語り、「『第三の矢』である、民間投資の喚起を成功させない限り、日本の経済は再び落ち込む。その際、一歩間違えば、破産し、年金、医療、学校も病院もなくなる。そんな状態には絶対にしてはいけない。そのために必要なのが経営だ」と語り、「アベノミクス」の「第三の矢」が、日本経済再生の鍵となると訴えた。
経済を再生させるための方法として、「今までお金を集めて使うのが政治の仕事だった。これからは、この日本という経営資源を使って、思いっきり儲けて、無駄なお金は使わない。一千兆円の借金を背負いながらも、この国がもう一度、経済成長した国に戻していく」と、「経営」を中心とした国づくりを力説した。