2013年7月7日(日)18時から、福岡県博多駅前で「全国比例区・佐藤まさひさ候補(自民党)の街頭演説」が行われた。
(IWJテキストスタッフ・荒瀬/奥松)
2013年7月7日(日)18時から、福岡県博多駅前で「全国比例区・佐藤まさひさ候補(自民党)の街頭演説」が行われた。
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佐藤まさひさ氏は、自民党幹部が原発再稼働に関して「原発事故で直接亡くなった人はいない」という発言をしたことに対し、「私は福島県出身である。原発事故で、どれだけの人が苦しみ、どれだけの人が亡くなったか」と語りはじめた。
「事故が起きた原発から、3キロ、5キロ、10キロの間に、どれだけの寝たきりの人がいたか。どれだけの病院があり、簡単に避難できない人たちがいたか。福島県では、体育館に避難した人たちが、停電・断水・雪が降っている状況の中で、どんどん亡くなっていった。教室に避難しても、どんどん人が亡くなった。20キロ離れたいわき市に避難することになり、そこに向かうバスの中で亡くなったおばあちゃんもいる」と話し、「われわれ自民党は、政権を担って以降、国民の命や、主権、領土を守るために、謙虚にならなくてはいけない。人の命を守るという軸をぶれさせずに、施策を行なわなくてはならない」と力を込めた。
領土問題については、「私は防衛大臣の政務官を務め、7月2日まで沖縄にいた」と述べ、「鳩山元首相の発言には、地元の人たちも怒っている。鳩山氏は『尖閣諸島を、日本は中国から盗んだと思われても仕方がない。返すべきだ』とし、条約でもないカイロ宣言が根拠だ、という。自ら尖閣諸島を係争地だと認めることは、アメリカにとっては第3国の領土問題に関与しない、ということになり、日米安全保障条約が適応されなくなる可能性がある」と批判した。
最後に、佐藤氏は「道半ばの安倍政権を継続させ、経済や東北の復興、領土問題について、国民が安全・安定・安心を実感できるように、愚直に訴えていく」と語り、演説を終えた。