参議院選挙の公示日から、約一週間。選挙活動も後半戦を迎える中、福岡市中央区の警固公園にて、福岡選挙区から立候補した松山まさじ候補の応援に、安倍晋三総理が駆けつけた。
安倍総理は、まず、国内での長期にわたるデフレへの取り組みについて振り返った。
「昨年の7,8,9月、GDPは成長してするどころかマイナス3.6%と縮んでいた。それが、私たちの政策によって、1,2,3月にはプラス4.1%に。マイナスからプラスに大きく変わった。有効求人倍率も0.9。リーマンショックの前に戻った。民主党政権が3年半かかってできなかったことを、私たちは何とか半年でやりきる事ができた」。
大勢の聴衆の前で、第2次安倍政権の実績を力強くアピールした安倍総理。
また、医療分野の輸出について言及。「日本は、医薬品、医療機材などの優れた技術を持っている。しかし、日本は輸出と輸入で赤字が2兆円ある」と話し、患者の手に薬が届くまでに、認証等で時間がかかってしまっているためであると述べた。そして、「自民党はそれらを解決し、規制、行政のやり方も変えていける法律をつくっていく」と述べた。
さらに安倍総理は、「成長戦略によって個人の所得を年間150万円、倍増することができる」と宣言。「かつて、1970年代、80年代、私たちはそれをやってのけた。当時の日本にそれができて、今の私たちにできないはずはない。要はやるかやらないかだ」と意気込みを語り、世界経済における日本の躍進を目指す姿勢を見せた。
最後に、安倍総理は、外交・安全保障の問題にも言及。「拉致問題をはじめ、日本人の命、生命は国家として、断固守っていかなくてならない。そして領土、美しい海を私たちは守り抜いていく」と主張した。「それができるのは私たち自由民主党だけである!」と力を込めた。(IWJ中継市民 柴田奈々)