2013年6月27日(木)18時から、福島市のMAX福島で「木田せつこ&山本太郎 対談」が行われた。対談の中では、両者が立候補するまでの経緯、自身の想いなどが語られた。
(IWJテキストスタッフ・富山/奥松)
2013年6月27日(木)18時から、福島市のMAX福島で「木田せつこ&山本太郎 対談」が行われた。対談の中では、両者が立候補するまでの経緯、自身の想いなどが語られた。
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はじめに、緑の党から参院選に立候補するまでの経緯を語った木田氏は、原発難民になった自身の体験や、国民を欺き続ける国の対応を語り、「福島県民が立候補しなければ、自民党の行いを認めてしまうことになる。福島県民の誰かが声を上げないといけない、という想いから今回立候補した」と述べた。
山本氏は「原発事故前、東京の電気がどこから来てるのか、考えもしなかったことを申し訳なく思う。事故後、国が、被災地を忘れさせようとしている中、さまざまな問題を知りはじめた。どんな未来を子どもたちに渡せるのか、大人たちは考えなければいけない」と述べた。その上で、食品中の放射性物質の基準を1キロ当たり100ベクレルに緩和し、国民を被曝させている問題や、TPPの問題点を説明した。また、「一番発進力のある東京から、真実を伝えていきたい」と、参院選に臨むにあたっての自身の想いを語った。
続いて、放射能の危険性を訴えるも、いまだに多くの人がその重大さに気付いていない状況を危惧する木田氏は、「あれだけの事故が起こり、その後の政府、マスコミの対応を見てきた私たちは、まだ嘘を信じようとするのか」と述べ、福島県民がまとまって声を上げることが、重要であるとした。山本氏は「声を上げられない空気が、国とマスメディアによって作られてしまっているが、被災者が声を上げるのが一番効果があると思う」と語った。
木田氏の娘、小春氏は「母とは、たくさん喧嘩もしたし、離れて暮らして、連絡を取らない時期もあったが、現在、一緒に住んでいる。私の母が、この母で本当によかったと思っている。皆さん、母を支えてくれて、ありがとうございます。これからも、よろしくお願いします」と、市民に対して感謝の意を表明した。