「緑の党は愚直なまでの民主主義的手続きを重視している」 ~三宅洋平 foundation party@ 町田・緑の党共同代表すぐろ奈緒氏との対談 2013.6.11

記事公開日:2013.6.11取材地: テキスト動画
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(IWJテキストスタッフ・富山/奥松)

 2013年6月11日(火)18時から、東京都町田市のrick’s cafe americanで「三宅洋平 foundation party@ 町田」が行われた。三宅洋平氏と、緑の党共同代表を務めるすぐろ奈緒氏とのトークでは、三宅氏自身が立候補するに至った想い、憲法改正の問題、選挙に行くことの重要性が語られた。

■ハイライト

  • ライブ:光風、keyco、yamazin、金子巧氏、小菅剛氏、大竹重寿氏
  • トーク:三宅洋平氏、すぐろ奈緒氏(緑の党共同代表)
  • 司会:菊地崇氏(LJ編集長)

 古くから三宅氏と親交のあるミュージシャンのkeycoは、「三宅洋平は、昔から馬鹿がつくほど正直で、正義感が強かった。今の政治家たちの話す言葉は難しいが、三宅洋平のように、私みたいな人間の思ってくれることも代弁してくれるような立候補者を見たのは、生まれて始めてだった。皆でサポートしていけば、素晴らしい代弁者として活躍してくれると思う」と語った。

 トークセクションでは、司会の菊地崇氏が三宅氏に、参院選に立候補するに至った経緯を尋ねた。三宅氏は、喜納昌吉氏の選挙運動の応援で街宣カーの上で唄を歌った時の体験を語り、「ミュージシャンでも、自身の活動の中に政治を組み込んでいけると思った。政治との距離が遠い、若い世代に向けてメッセージを発していきたいと思う」と述べた。

 全国比例区で、緑の党の推薦候補として立候補することに決めた理由については、三宅氏は「緑の党は、全国1500名の会員の間での合議制で組織が運営されており、愚直なまでの民主主義的手続きを重視している点に惹かれた」と話した。また、アイヌ民族の秩序維持のための方法である、チャランケについて紹介し、「問題が解決するまで、永年話し合う文化がアイヌにはある。今回、立候補した理由は、戦争経済を世の中から廃絶したいから。クリエイティブな口喧嘩までは良いが、戦争は人間の本能に組み込まれていない。チャランケの精神を取り戻さないといけない。そのためにも、われわれは勉強して賢くならないといけない」と語った。

 憲法改正問題について、三宅氏は「憲法には『永年、孫、子の代まで人間が地球の恩恵を戴けるように』という前文を入れるべきである」とし、「憲法の改正は、極めて慎重に取り組む必要がある。自民党の憲法96条改正案については、満場一致になるまで議会で話し合ってから、国民に問うべきである」とした。すぐろ奈緒氏は「安倍首相の考え方と、私たちの考えは真逆であるが、彼らなりに日本を良くしていこうと思っているのだと思う。最初から彼らを非難せず、徹底的に話し合いたい」と述べた。

 「全国民の中で、選挙に行っていない層が、現状、最大政党である」と指摘する三宅氏は、「今まで選挙に行かなかった人たちが、選挙に行けば、巨大政党のバックについている広告会社の戦略も、意味を成さなくなる。今まで選挙に行かなかった人たちに、いかに選挙に参加してもらえるか。有権者全員が選挙に行けば、新たな政治の景色が広がるはず」と述べた。

 最後に三宅氏と親交のあるミュージシャンたちと共に、「ジプシーソング」や「手芽口土」などが演奏された。

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