福島原発告訴団主催で行われた、「福島原発事故の厳正な捜査と起訴を求める大集会」終了後、集まった人々は、東京地検前と東電前に順次移動し、抗議行動と要請書、10万8000以上集まった署名を提出した。
福島原発告訴団主催で行われた、「福島原発事故の厳正な捜査と起訴を求める大集会」終了後、集まった人々は、東京地検前と東電前に順次移動し、抗議行動と要請書、10万8000以上集まった署名を提出した。
■東電本社前
■東京地検前
今回集まった人数は、1000人を超えた。彼らは「福島の叫びを聞け!起訴せよ!」「東電は自首しろ」というプラカードを掲げ、東京地検に対して東電への捜査を求めた。
東京地検前の演説では、弁護団の海渡氏は「検察庁に事故の現場と東電本社に対して強制捜査の令状を持って踏み込んでほしい」、「100万人に1人の確率で発症すると言われている甲状腺ガンが、3万人に1人の割合で発症している。これは、明らかに過剰」、「起訴は難しいという報道が何度もされてきていますけれども、決して難しいことはなにもない。過失の存在ははっきりしていますし、被害は顕在化してきた。その間に因果関係があることも、専門家の鑑定意見などもでています。もっと多くのお医者さんも書いてくれれば、確実な起訴状が作成出来る」と訴えた。
東電前に移動した人々は、東電社員に対し、福島第一原子力発電所の事故責任を求める内容の要請書を読み上げ、提出した。要請内容を聞き、受け取った東電社員は、「要請書は受け取りました」「警察の捜査には真摯に対応する」と答えた。