【メルマガ公開】 米国の「露骨な要求」 第3次アーミテージレポート作成メンバーによる「幻の講演」全邦訳! 2013.3.9

記事公開日:2013.3.9 テキスト
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|特集 TPP問題

 「アーミテージさん、ありがとうございます」。2月22日、日米首脳会談のために米国を訪問していた安倍総理は、会談後に行ったCSIS(米戦略国際問題研究所)の講演で、冒頭こう発言した。そして、昨年8月15日に発表された『第3次アーミテージレポート』に書かれた「日本は二流国家に成り下がってしまうのか?」という問いに、馬鹿丁寧に「アーミテージさん、わたしからお答えします。日本は今も、これからも、二流国家にはなりません」と述べ、講演を始めた。ジャパンハンドラーが下した「指令」に対する、日本現役総理からのダイレクトの「応答」である。

記事目次

  • 「幻の講演」全邦訳!~ACTA強行採決、原子力規制委人事案決定、野田政権の「勝手に決める政治」の裏に米国の露骨な要求。「第三次アーミテージレポート」を読み解く
  • アーミテージ報告書」は、米国次期政権の対日政策の青写真
  • 「日本のエネルギーポテンシャルを最大限引き出すための、原子力」
  • 「今後の日米エネルギー同盟のためには、TPPではもはや不十分である」
  • 「中国の台頭に対し、日米韓の結びつきを強化すべき」
  • 「日本は9条を改正し、ホルムズ海峡へ掃海艇を派遣すべき」
  • 普天間は『Fワード』」という差別
  • 質疑:日米のサイバーセキュリティ協力について
  • 質疑:「TPPよりさらに野心的な『CEESA』を提言する」
  • 質疑:中国の今後、日米エネルギー連携、太平洋戦争の再評価について
  • 質疑:日本の海兵隊保有、ロシアとの関係について
  • 質疑:普天間移転、オスプレイ問題について

http://www.ustream.tv/recorded/29486107■この動画は、「CSIS Live」による安倍総理講演のユーストリーム動画アーカイブです。

 IWJは、昨年8月からこの指示書に注目し、取材を重ねてきた。 この「第3次アーミテージレポート」が発表された6日後の8月21日、このレポートを作成したメンバーである、ランドール・シュライバー氏が、東京の日本財団ビルで、笹川平和財団主催で講演会を行った。シュライバー氏は、「アーミテージ・インターナショナル」の共同設立者であり、まさにアーミテージ氏の右腕・後継者ともいわれる人物である。講演会では、このレポートの内容を解説しながら、日米関係の強化の必要性を強調した。

 この講演は、米国が日本に対して何を押しつけようとしているか、その本音がむき出しとなった重要な講演である。IWJは、この講演会を中継したが、シュライバー氏の許可が降りなかったため、アーカイブに残すことができなかった。「幻の講演」となってしまったわけである。

 しかし、IWJ以外に、シュライバー講演のすべてを報じたメディアは皆無であり、このまま重要な手がかりとなるこの講演を、「幻」のままに終わらせてしまうわけにはいかない。そこで、この全編英語で行われた講演会の模様を、すべて邦訳し、分析を加えながら、メルマガ第48号(2012年9月13日発行)で、「野田政権の『勝手に決める政治』の裏に米国の露骨な要求」と題し、明らかにした。今回は、その模様を一般会員向けに公開する。

 「改憲・憲法第9条の改正(集団的自衛権の行使)」、「原発の推進」、「TPP交渉参加推進」、「中国との緊張の維持」と、この指示書の指令を忠実に実行しようとしている今、あらためてこの「露骨な要求」の中身を振り返ってみたい。 この民主党PTの激論の模様は、4.5.6号、14.15.16号と、数回にわたりメルマガで配信しています。これらも含め、過去全てのメルマガをサポート会員向けに公開しています。

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「【メルマガ公開】 米国の「露骨な要求」 第3次アーミテージレポート作成メンバーによる「幻の講演」全邦訳!」への1件のフィードバック

  1. @55kurosukeさん(ツイッターのご意見より) より:

    IWJ以外に、シュライバー講演の全てを報じたメディアは皆無です。安倍政権を知るにはCSISを知らなくては始まらない。

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