IWJ代表の岩上安身です。
2026年3月19日(日本時間20日)、ワシントンのホワイトハウスで行われた日米首脳会談の冒頭で、高市早苗総理は「世界中に平和と繁栄をもたすことができるのは、ドナルドだけだと思っています」と、目を潤ませながら、トランプ大統領を絶賛し、媚びへつらいました。
- President Trump participates in a bilateral meeting with Japan’s PM Sanae Takaichi ─ 3/19/2026(CNBC Television、2026年3月19日)
https://www.youtube.com/live/kIid3WemWHA
この高市総理の発言を、単なる外交的戦術ではなく、対米依存という日米関係の本質に触れるものとして見抜き、分析したのは中国のメディアでした。
3月23日付の『グローバル・タイムズ』は、中国国際問題研究院の特別研究員である項昊宇氏のコメントを次のように紹介しました。
「このような振る舞いは、特に保守勢力の間にある、日本の米国依存という根深い心理を反映していると項氏は述べた。
こうした手法は、より広範な国際的見方から、ますますかけ離れているように見えるにもかかわらず、である」。
- Images and videos of Japanese PM at White House spark criticism; Takaichi’s gestures reflect entrenched pro-US dependency mindset: experts(グローバル・タイムズ、2026年3月23日)
https://www.globaltimes.cn/page/202603/1357365.shtml
トランプ大統領への高市総理の媚びへつらいは、まさに自発的な服従です。
しかし、その「媚びへつらい」の対象であるトランプ大統領の「正体」について、コロンビア大学のジェフリー・サックス教授は、YouTube番組『地政学、イランと世界』(2026年4月1日)の中で、鋭くえぐっています。
こうした真剣での斬り結びのような言論を、日本の主要メディアは、決して報じることはありません。
- Geopolitics, Iran and the World JEFFREY SACHS in dialogue with KARIM BETTACHE & PETER BEATTIE(MSSc in Global Political Economy、2026年4月1日)
https://youtu.be/Yk46DNszJBw
その発言の重要部分を以下にご紹介します。
ジェフリー・サックス教授「今何が起きているのかについて議論する機会をいただき、感謝します。
まず第一に、状況は不透明です。これは明らかですが、なぜなら、米国政府からも、イスラエル政府からも、正直な言葉が一つも聞かれないからです。朝から晩まで、すべてがプロパガンダです。
それに、ドナルド・トランプの発言はどれも、文が終わる前にすでに自己矛盾しています。
ですから、彼の主張そのものを理解することさえ絶対に不可能で、ましてや地政学的な観点から理解するなど論外です。
ですから、状況は、非常に奇妙で、非常に危険です。
おそらく、第二次世界大戦以来、世界で最も危険な局面だと思います。おそらくキューバ危機を含めてもそう言えるでしょう。
私は、2人の心理学者の意見も踏まえてこう言います。私を(この発言の場に)招待したことを(ホストは)後悔するかもしれませんが、私は、ドナルド・トランプは、文字通り、非常に深刻なレベルで精神的に病んでいると思います。
彼(トランプ大統領)は性格の観点から見ると、悪性ナルシストだと思います。それが正しい定義でしょう。あるいは、もっと古典的な診断をあげれば、「ダーク・トライアド」(ナルシシズム、マキャベリアニズム、サイコパシーの3組の性格特徴)の性格です。つまり、彼は個人的に、ナルシストだということです。
彼は、マキャベリストです。つまり、心理学的な用語で言えば、操作的で、信用できず、欺瞞的だということです。
それから、彼はサイコパスの傾向があり、つまり、自分が何人の人を殺そうとも、どれほどの被害をもたらそうとも、共感の欠片もないということです。
悪性ナルシストという定義には、これに加えて、被害妄想や虚構性記憶があげられます。
ですから、個人的には、私達は、たまたま大きな権力を持っているものの、心理的に深く損なわれた個人と向き合っているのだと思います。
昨日私が話を聞いたある心理学者によると、その見解は大変説得力があると思いましたが、この状態には、前頭側頭型認知症の要素も加わっているとのことです。
それは文の支離滅裂さや思考の飛躍、さらには、言葉の混乱が見られ、つまり、言葉が始まった途端に終わってしまうような状態です。
(中略)
いずれにせよ、生涯にわたる、人格障害に加えて、認知症の明らかな兆候が見られるのです。このような人物が大統領になるべきではありません。
これが最も基本的なポイントです。彼が大統領になれたのは、アメリカの政治システムに根深い問題があるからです。
彼は原因であると同時に、その症状でもあるのです。
健全な政治システムであれば、このような人物が選出されることはありません。
アメリカの政治システムは、深く腐敗しています。
このような人物が戦争を命じるほどの権力を握っているという事実は、政治秩序が根本的に崩壊していることを示しています」





























