2012月2月2日に行われた、第125回 文部科学省 放射線審議会の模様。
食品の放射性セシウムの新基準値案を審議していた放射線審議会(会長:丹羽太貫京都大名誉教授)は、乳児用食品と牛乳について50Bq/kgを100Bq/kgに緩めてもよいとする答申案をまとめ、次回、最終案を厚労省に提出することとなった。
(IWJ・阿部)
2012月2月2日に行われた、第125回 文部科学省 放射線審議会の模様。
食品の放射性セシウムの新基準値案を審議していた放射線審議会(会長:丹羽太貫京都大名誉教授)は、乳児用食品と牛乳について50Bq/kgを100Bq/kgに緩めてもよいとする答申案をまとめ、次回、最終案を厚労省に提出することとなった。
■ハイライト
厚労省は昨年12月、成人、子供とも一律500Bq/kgという、現在の食品暫定規制値を見直し、乳児用食品50Bq/kg、牛乳50Bq/kg、一般食品100Bq/kgなどの新基準値案を示していたものの、当審議会の最終案はこれを大きく覆すこととなる。
会議では中身についての突っ込んだ議論というよりも、「最終案の文言をどのような表現にするか?」といった表面的な部分にかなりの時間が費やされる。内容の重大さとは裏腹に、全体的に出席者の緊張感が欠ける様子には、配信時のライブチャット上でも多くの批判の声が上がった。