再稼働差し止め仮処分が決定した高浜3、4号機に対する関電の申し立てについて、再稼働できるか否かは12月24日に出る結論次第だが、その後の燃料装荷等の準備に向け、規制庁も年末年始返上で準備すると述べた。
高浜3,4号の再稼働は12月24日の裁判の結果次第だが、再稼働に向けて準備している ~原子力規制委員会 田中俊一委員長 定例会見 2015.12.22
- 日時 2015年12月22日(火)14:30~
- 場所 原子力規制委員会(東京都港区)
高浜3,4号の再稼働は12月24日の裁判の結果次第だ
福井県の西川一誠知事が関西電力高浜原発3、4号機の再稼働に同意を表明したことに対して田中俊一原子力規制委員会委員長は、「規制委としてすべきことはだいたい済ましている。地元の同意を得るという、事業者の問題としてそれが得られたということ」だと述べた。
高浜3、4号機は、再稼働差し止め仮処分決定に対する関電の申し立てについて、12月24日に結論が出る予定だ。結果によっては再稼働できない事もある。
委員長は24日の裁判次第だとしながらも、関電の12月24日から燃料装荷の準備に入って、年末にかけて使用前検査等の準備を進める予定を受け、「そのために規制庁の検査官も年末年始返上の体制をとる準備をしている」と答えた。