2011年から平和をテーマとした映像をコンセプトに開催している国際平和映像祭は、今年、2015年で5年目を迎える。今年8月、映像祭では、ノルウェー出身のヨハン・ガルトゥング博士を招聘し、講演会などを企画する。
ガルトゥング博士は、平和研究の第一人者として、「平和学の父」と評される世界的な政治学者だ。平和の概念を「消極的平和」、「積極的平和」に区別し、戦争などの直接的暴力がない「消極的平和」と、これに加えて貧困・差別などの構造的暴力もない状態を指す「積極的平和」の考え方を提唱している。
ガルトゥング博士は、8月19日(水)から22日(土)までの日程で日本に滞在予定。初日の19日には、ジャーナリストの田原総一朗氏と今国会審議中の安保法制や憲法改正、積極的平和主義などをテーマに対談する。その他にも、若い学生向けのワークショップなどの企画が予定されている。
また、ガルトゥング博士来日の実現のため、クラウドファンディングサイト「モーションギャラリー」にて、クラウドファンディングを実施中。支援者に対して、講演会への招待などの特典が用意されている。
ガルトゥング博士の来日を前に、国際平和映像祭は6月22日、報道関係者向けの会見を横浜市内で行なった。