2015年4月1日(水)14時30分より、東京・六本木の原子力規制庁で田中俊一・原子力規制委員会委員長による定例会見が行われた。放射性廃棄物の最終処分に関する基本方針の改定に関して、田中委員長は、一番難しいのは、福島第一原発の使用済燃料の扱いだが、今は考え方さえなく、一つの試金石となるとの考えを示した。
2015年4月1日(水)14時30分より、東京・六本木の原子力規制庁で田中俊一・原子力規制委員会委員長による定例会見が行われた。放射性廃棄物の最終処分に関する基本方針の改定に関して、田中委員長は、一番難しいのは、福島第一原発の使用済燃料の扱いだが、今は考え方さえなく、一つの試金石となるとの考えを示した。
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同日午前に開催された委員会で、放射性廃棄物の最終処分に関する基本方針の改定について、意見が取りまとめられた。資源エネルギー庁は、最終処分として地層処分を考えている。しかし、将来的により良い処分方法が見つかった場合、処分した放射性廃棄物を取り出し、より良い方法で処分することもできるようにしたいとの考えが示された。その上で、規制委員会に規制基準を策定するよう求めている。
これに対して規制委は、現時点で最終処分したものを将来取り出すか取り出さないかでは技術要件が異なり、規制は非常に困難であることなどを共通認識として持つよう求めた。
田中委員長は、一番難しいのは、福島第一原発の使用済燃料と溶けた燃料デブリをどのように扱っていくかだと言う。現時点でこれに対する定まった考え方はなく、これら福島第一原発における処理は、処分方法の一つの試金石となり、規制側としても非常に大きな問題だという認識を持っていると話した。
一般的なプラントにある使用済燃料の処分はそう簡単に実現しないと考え、当面は安全上乾式キャスクで保管することを求めているという。使用済燃料プール中で保管することがいけないのかどうか、そこまでは評価しておらず、そこまで踏み込めないという。しかし、「一般的に言えばキャスクに入れておいた方が安全だということは、1Fの事故で明確に実証されている」との認識を示した。
放射性廃棄物の最終処分について、「使用済燃料の処分はそう簡単に実現しない」と最終処分の困難さを認識、当面は乾式キャスクで保管~田中俊一規制委員長定例会見 http://iwj.co.jp/wj/open/archives/241135 … @iwakamiyasumi
それなのに原発推進?狂気の日本、ツケは次世代へ。
https://twitter.com/55kurosuke/status/583939573396275200