2012年7月12日(木)、憲政記念館で、「大飯原発破砕帯問題 国会議員有志108名による野田総理及び枝野経済産業大臣宛の緊急要望書の提出と記者会見」が行われた。
(IWJ・遠田)
2012年7月12日(木)、憲政記念館で、「大飯原発破砕帯問題 国会議員有志108名による野田総理及び枝野経済産業大臣宛の緊急要望書の提出と記者会見」が行われた。
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憲政記念館で12日18時ころ、民主党の鳩山由紀夫元首相や社民党の福島みずほ党首をはじめとする国会議員らが、大飯原発敷地内の破砕帯の調査を求める緊急要望書を、齋藤勁内閣官房副長官を通じて野田佳彦首相と枝野幸男経産相に提出した。
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要望書は、専門家から活断層の可能性が指摘されている「F6」と呼ばれる破砕帯について説明。「破砕帯は関電がSクラスの重要構造物としている非常用取水路を横切っている。原子力安全委員会によれば、Sクラスの施設は活断層の上に設置できない。1週間程度で調査は可能」などとした。
要望書に賛同する国会議員は、108名にのぼる。呼びかけ議員の1人である鳩山氏は「国民の安全を保障するために実証調査をするのは当たり前のこと」と述べた。
福島氏は、調査決定の方法について「地震・津波に関する意見聴取会の委員らが決断することが、1番簡単な方法。17日に行われる予定の同会が注目になる」と話した。
またFoE Japanなどの4団体は、破砕帯の調査を求める署名を提出した。集まった署名は、提出までの5日間で9518筆にのぼり、関心の高さをうかがわせた。