岩上安身によるインタビュー 第47回 ゲスト 新党大地鈴木宗男衆議院議員 2010.9.9

記事公開日:2010.9.9取材地: テキスト動画独自
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(IWJテキストスタッフ・関根かんじ)

 2010年9月9日(木)、東京都千代田区の新党大地党本部にて、岩上安身が、前日、最高裁上告を棄却された鈴木宗男衆議院議員に急きょインタビューを行った。今回の検察の無理な取り調べや上告棄却について、官房機密費についてなど、忸怩たる思いの丈を語ってもらった。

(インタビュー内容)

  1. 民主党代表選挙中に、なぜ。検察の官僚化?
  2. 「ムネオハウス、三井物産、アフリカODA」は全部消えた。国民はみている。
  3. TBS報道のおかしさ。元官房長官、忘れてるのか、とぼけてるのか?
  4. 新党大地の成果!1人で何ができるか、1人でも歴史は作れる!

 冒頭、岩上が、鈴木先生を気遣うメッセージがたくさん寄せられた、とメッセージを渡した。まず鈴木氏の心境を訊ねた。鈴木氏は「一番の印象は、この時期なのか。権力側の恣意的な意図を感じる。民主党代表選と小沢氏にも関係していると思わざるを得ない」。

 岩上が、外務省が、鈴木議員のネガティブキャンペーンをしていた2002年当時の外務事務次官が、竹内行夫氏で、今回の最高裁判事になっている」というと、鈴木氏は「竹内氏が、自分の裁判の判事ではないが、内部にいて多大な影響を与えることはできる。竹内氏は、司法試験も受けていないし、法曹の人間ではない。最高裁への天くだり人事だ。それと、斡旋収賄、受託収賄の証拠は調書しかない。(2社から計1100万円のわいろを受け取ったとして受託収賄やあっせん収賄など問われ、上告が棄却された)、まして高等裁判所では、証人の陳述書まで出ている。しかし、検面調書や密室取り調べの調書が優先されて、法廷での陳述や証言は、取り上げられない」と話した。鈴木氏の担当弁護士は、村木局長の事件も担当している弘中淳一郎先生で、村木さんは無実になるとも語った。

 続けて「小沢さんが代表になれば、官僚政治打破で、検察にも手が入れられる。その前に、取り調べの可視化や、検事総長の国会同意人事など政治主導にしようとする小沢氏も含めて、マイナスイメージを植え付けようとするなら、あってはならないことだ」と私見を述べた。岩上が、小沢氏には、西松建設、胆沢ダム、水谷建設など浮かんでは消え、それもすべて立証できずウヤムヤになった。鈴木氏の時の構造にも似ている」と言うと、鈴木氏は「ムネオハウス、三井物産のディーゼル発電、挙げ句の果て、アフリカのODAで捕まった。どれも検察、外務省のリークです。ヤマリンなんて領収書をちゃんと切っていても賄賂です。権力をゆがめて使う典型的な例だ」と指摘した。

 岩上が「02年の時とは、情勢が違ってきていると秘書の方が言ってました。今回は、支援、応援がほとんどという」というと「民主主義の危機、司法制度の危機。小さな保身と出世欲で検察官や検察官は生きている。小泉政権で、弱いものイジメが暴露された。自分も権力側にいたときは前しか向いていなかった」と語った。また「小沢氏が、普天間基地の日米合意を尊重し、かつアメリカ側との議論持つづけて普天間基地移設を考えていくことは、正しいやり方だと思う。代表になったとたん、白紙に戻すことはファッショになってしまう」とも語った。

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