「秘密保護法案を突き進める今の政府は、まさに違憲状態である」──。
2013年11月21日、三宅洋平氏を中心に、アーティストが政治を語る、日本アーティスト有意識者会議(NAU)第10回目の放送が行われた。ゲストに、山本太郎参議院議員、DJの沖野修也氏、ミュージシャンのDELI氏、ブロガーの座間宮ガレイ氏を迎え、秘密保護法案の問題点や、大デモ(12月7日)を開催するにあたっての三宅氏の想いが語られた。
(IWJテキストスタッフ・富山/奥松)
「秘密保護法案を突き進める今の政府は、まさに違憲状態である」──。
2013年11月21日、三宅洋平氏を中心に、アーティストが政治を語る、日本アーティスト有意識者会議(NAU)第10回目の放送が行われた。ゲストに、山本太郎参議院議員、DJの沖野修也氏、ミュージシャンのDELI氏、ブロガーの座間宮ガレイ氏を迎え、秘密保護法案の問題点や、大デモ(12月7日)を開催するにあたっての三宅氏の想いが語られた。
記事目次
■ハイライト
はじめに、成立ありきで、法案の是非についての議論が深められていない、特定秘密保護法について、三宅氏は「日米原子力協定も、日米地位協定も、リアルタイムで関わることができなかったが、今回はオンタイムで関与することができる。秘密保護法が、もし、通ったとしても、その中で、どのように関わっていくか考えないといけない」と述べた。
山本氏は、NSC( 国家安全保障会議)設立と同時に、秘密保護法を一気に通そうとしている現状を問題視し、市民の意見を議員に届ける手段として、地元有権者から地元選出議員へのFAXが有効であるとした。三宅氏も「量として可視化されないメールよりも、物理的なFAXを送信する方がよい」と述べた。 秘密保護法が通った場合、逮捕を覚悟した上で、発言しなければならなくなる危険性を指摘した座間宮氏の話を受けて、三宅氏は「この法案の発端である、公務員による情報漏洩案件は、数えるほどしか存在しない。本当の目的は、市民が互いに口をつぐみ合う社会を作るためであり、これは、巧妙な言論統制である。一番いいのは廃案だが、今国会で通らせないように、なんとかするしかない」と述べた。
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