┏━━【目次】━━━━
┠■はじめに~風薫る五月です! IWJへのご寄付・カンパは、11月から3月までの5ヶ月間連続して目標に未達で、不足額は合計972万3789円にもなります!「IWJしか報じていない情報」がますます増えている中、今後も目標未達となると、IWJは活動できなくなる可能性が出てきます! 有料会員登録と、ご寄付・カンパで、どうか財政難のIWJへの強力なご支援をよろしくお願い申し上げます!
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┠■【中継番組表】
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┠■29日に、政府・日銀が、覆面で5兆円規模の円買い介入を行ったが、破滅的な円安進行に効果なし! 1日午後2時(日本時間2日午前5時)のFRBの政策金利決定は据え置き確実! すべての日本人は、個人、事業者、企業とも、円安進行によって輸入インフレの進行など、重大な影響を被る! 日米の金利差を埋めるべく、日銀が金利を引き上げたら、個人の消費ローン、住宅ローン、金融機関から資金を借りている企業の利子が急激に膨れ上がり、破綻へ!! IWJは日本銀行と財務省に直撃取材! さらに岩上安身は、5月3日午後5時半から、エコノミストの田代秀敏氏への連続インタビューの、第3回目を実施して、これらの問題にも迫る!!
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┠■<IWJ取材報告>岸田政権の悪政! 重税で死に追いやられる国民!! 消費税を支払うために203人が借金したと回答! 自死を含む死を意識したコメントが29件!! これが正しい税制と言えるのか!?~ 4.26 インボイス制度におけるフリーランス等の7000人実態調査 結果報告会と政府交渉
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┠■4月発行の『岩上安身のIWJ特報!』は、株価高騰と急落、円安について、2024年3月18日収録の「岩上安身によるエコノミスト・田代秀敏氏インタビュー」をテキスト化し、詳細な注釈をつけて発行しました! ぜひ『まぐまぐ』からご登録ください!! IWJのサポート会員になれば、バックナンバーをすべて読めます! ぜひ、サポート会員にご登録を!! また、来る5月3日には、田代秀敏氏への岩上安身による最新インタビューを、中継します! お見逃しなく!
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■はじめに~風薫る五月です! IWJへのご寄付・カンパは、11月から3月までの5ヶ月間連続して目標に未達で、不足額は合計972万3789円にもなります!「IWJしか報じていない情報」がますます増えている中、今後も目標未達となると、IWJは活動できなくなる可能性が出てきます! 有料会員登録と、ご寄付・カンパで、どうか財政難のIWJへの強力なご支援をよろしくお願い申し上げます!
おはようございます。IWJ編集部です。
5月になりました。風薫る爽やかな季節の中、ゴールデン・ウィークで行楽をお楽しみの方も、連休中もお仕事という方もいらっしゃると思います。
ゴールデン・ウィーク期間中は、この日刊IWJガイドは、やや簡易版、もしくは簡易版にさせていただきますことをご了承ください。
4月のご寄付・カンパの状況が確定しました! 4月1日から4月末の30日までで、122件、395万7500円でした。これは、月間目標達成率の99%です。惜しいことに、あと1%、4万2500円あれば、4月は月間目標額を達成できていました! でも、半分以下の月もありましたし、これはほぼ達成したといってもいい金額です。ご支援してくださった皆さま、本当にありがとうございます!
しかし、今期第14期、IWJへのご寄付・カンパは、11月から3月まで、5ヶ月連続で目標金額に到達しなかった、という重い事実は残ります。この5ヶ月間の不足額の合計は、972万3789円にもなってしまいました。4月の不足額4万2500円を加えた不足額の合計は、976万6289円です。1000万に達してはいないものの、非常に厳しい赤字額です!
IWJは収支を合わせるべく、徹底的に支出を減らす努力を今も続けています! オフィスを移して、スモール化することも模索中です! そうやって収支を減らしても、収入が減り、赤字が積み上がっていけば、活動が続けられなくなります!
もし、これ以上目標に達しない月があれば、年の半分が未達確定となってしまい、財源不足は深刻な上にも深刻で、IWJは、本当にこの先、活動できなくなってしまう可能性が出てきました。
第14期の期末である7月まで、5月を含めてあと3ヶ月です! この間にロスした分を、ぜひとも、取り返し、少なくとも収支をトントンにさせてください!
第13期は2000万円を超える赤字でした。2年連続大幅な赤字となると、IWJ史上初の最大級のピンチとなります! 岩上安身個人が、私財を投じても支えきれません!
5月は、1日までに、4件、102万5000円のご寄付・カンパをいただきました。誠にありがとうございます。
5月も、なんとか月間目標額の400万円に届きますよう、また、できれば目標額以上のご支援をいただき、積み重なっている今期の1000万円近い目標不足分を少しでも減らすことができるよう、有料会員登録と、ご寄付・カンパで、財政難のIWJへの強力なご支援をよろしくお願い申し上げます!
また、ぜひとも、サポート会員様におかれましては、会員をそのままご継続いただき、一般会員様におかれましては、サポート会員へのアップグレードをお願いします!
また、休会中の皆さまは、メールやお電話をいただければ、すぐに会員を再開できます。一度退会された方でも、会員番号は変わりませんので、改めて申し込みをいただくことで再び会員になっていただくことが可能です!
※会員の再開、新規会員登録はこちらからお願いします。
(会員登録済みの方)https://iwj.co.jp/ec/mypage/login.php
(新規会員登録の方)https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php
※以下は、IWJの活動へのご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です(各金融機関ごとに口座名が非統一ですが、どれも、各銀行の仕様に従ったもので、間違いではありません)。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします!
みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル
城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル
ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
IWJホームページからも、お振り込みいただけます。
※ご寄付・カンパのお願い
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html
どうぞ、皆さま、権力に対し、一切忖度しないで真実をお伝えする独立メディアIWJの存在意義と必要性について、多くの人に口コミでも、SNSを通じてでも、広めてください!
また、4月30日に発行した【IWJ号外】にも、ぜひご注目ください! 米国の既存ジャーナリズムの惨状が、クリス・ヘッジズ氏らによって、報告されています。ヘッジズ氏らも、市民に直接支えられる独立メディア形式へと移行しています。
※【IWJ号外】クリス・ヘッジズが、「米国内の新聞9000紙のうち3000紙近くが廃刊し、4万3000人の新聞記者が失職」と米国の既存ジャーナリズムの惨状を報告! 唯一の光明は独立メディア! 2024.4.29
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/522859
IWJもまた、市民に支えられる独立メディアとして、2010年12月にスタートして、13年5ヶ月となります。
最初は、ライブ・ストリーミングのサービスがユーストリーム・アジアという会社によって、初めて日本で可能になったばかりのタイミングで、東電会見や大臣会見などの中継・実況を先駆的に行いました。
他に同様のストリーミングを、多チャンネルで同時平行で行うネットメディア等が存在せず、IWJは「パイオニア」的な存在であったと自負しています。
しかし、ご存知の通り、ライブ・ストリーミングはその後、ツイキャスその他で、スマホで手軽に行えるようになり、今日では、あらゆるSNSでライブや動画配信が可能となっています。メディアの技術進化のスピードは、凄まじいのひと言です。
こうした技術進化の結果、現在では動画やライブ配信コンテンツがあふれかえるようになり、IWJだけがライブ・ストリーミングを行なっているわけではなくなりました。
ですが、その間もテキストメディアとしてのIWJを時間をかけて充実させてきており、岩上安身によるインタビューも、1154回を数えるまで、回を重ねております。
ジャーナリズムとしての「本道」を決して忘れず、重点となるテーマが変わり、情報伝達の手段や機器は変わっても、お伝えしている報道・論評のコンテンツは、むしろ充実していっているとすら、自負しています!!
※シリーズ: 岩上安身インタビュー
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/series/iwakami-interview
また、特に昨今は、日米欧の「先進国」グループ内の情報だけでなく、これも急激な変化を見せている国際情勢に迫り、特に、成長著しい、グローバル・マジョリティにまで視野を広げて、翻訳のスピードと量を上げ、激動する国際情勢を先取りしてお伝えし続けてきました。
その理由のひとつには、ウクライナ紛争やコロナ問題など、権力からの圧力がかかってのことか、既存のテレビ・新聞など、記者クラブメディアの報道が、硬直した「官報」化し、西側諸国全体が「大本営発表」をたれ流すような「異常な事態」が「日常」化してしまったためでもあります。
「IWJしか報じていない情報」が、いまだにあります。それどころか、「米国の利益のための『代理戦争』を待望する勢力」によって、自立した報道への権力からのコントロールが強まり、「IWJしか報じていない情報」は、技術的進化とは反対に、逆に増えつつあるのが現実なのです!
IWJは、どれだけ孤立しようとも、その孤立は一時的なものであり、隠されたり、ごまかされたり、歪められたりしたプロパガンダは必ずほころぶ、と確信しています。プロパガンダに決して乗せられず、安きに流れることなく、真実を報じ続ける、茨の道を歩き続けます。
どうか、そうしたIWJの独立性、独自性をご評価いただき、今後も活動が続けられますよう、応援をお願いしたいと存じます。
よろしくお願いします!
岩上安身拝
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◆中継番組表◆
**2024.5.2 Thu.**
調整中
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◆中継番組表◆
**2024.5.3 Fri.**
調整中
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◆昨日アップした記事はこちらです◆
【第637号-640号】岩上安身のIWJ特報!「クリミア半島が奪われることになれば100%と言っていいぐらい戦術核を使う可能性が高まる! これは確実です!」岩上安身によるロシア・ウクライナ研究の第一人者である評論家 元日本経済新聞記者・元朝日新聞モスクワ特派員・元高知大学大学院准教授・塩原俊彦氏インタビュー(その2)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/522873
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■29日に、政府・日銀が、覆面で5兆円規模の円買い介入を行ったが、破滅的な円安進行に効果なし! 1日午後2時(日本時間2日午前5時)のFRBの政策金利決定は据え置き確実! すべての日本人は、個人、事業者、企業とも、円安進行によって輸入インフレの進行など、重大な影響を被る! 日米の金利差を埋めるべく、日銀が金利を引き上げたら、個人の消費ローン、住宅ローン、金融機関から資金を借りている企業の利子が急激に膨れ上がり、破綻へ!! IWJは日本銀行と財務省に直撃取材! さらに岩上安身は、5月3日午後5時半から、エコノミストの田代秀敏氏への連続インタビューの、第3回目を実施して、これらの問題にも迫る!!
29日に、政府・日銀が、5兆円規模の円買い介入を行ったという観測が強まっています。
※円買い介入観測、29日に5兆円規模か 市場推計(日経新聞、2024年4月30日)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB306ON0Q4A430C2000000/
この観測の根拠は、日銀が30日に公表した5月1日の当座預金残高の見通しです。
これは、金融機関が日本銀行内に開設している当座預金の増減要因を、日銀が毎営業日ごとに更新し発表しているデータで、「日銀当座預金増減要因と金融調節」のことです。
このデータは、「予想」「速報」「確報」の3つのカテゴリーからなっており、「予想」は前営業日、「速報」は当営業日、「確報」は翌営業日に公表されています。
5兆円規模の円買い介入が行われたとの観測の根拠となったのは、日銀が30日に公表した5月1日の当座預金残高の「予想」です。
※日銀当座預金増減要因と金融調節 (5月1日<水>分)(日本銀行、2024年5月1日閲覧)
https://www3.boj.or.jp/market/jp/stat/jp240501.htm
ここに、為替介入を反映する「財政等要因」による減少額が7兆5600億円だったことが明記されています。
為替介入を想定しない場合の市場推計が、2兆500億~2兆3000億円の減少額だったために、その差額の5兆5100億円から5兆2600億円の円買い介入があったと推測されているのです。
※29日の為替介入5兆円超実施か 過去最大に迫る規模と推計(共同通信、2024年4月30日)
https://www.47news.jp/10862287.html
この政府日銀の円買い介入の規模は非常に大きく、1日当たりの円買い介入の金額として過去最大だった2022年10月21日の約5兆6千億円に次ぐ規模となっています。
しかし、これほど、大規模な円買い介入をしても、1日午前の東京外国為替市場で、円相場は下落しました。
5月1日の12時時点では、1ドル=157円88~89銭と前日17時時点と比べて1円03銭の円安・ドル高でした。
※外為12時 円相場、下落し157円台後半 日米の金利差を意識(日経新聞、2024年5月1日)
https://www.nikkei.com/nkd/company/article/?DisplayType=1&ng=DGXZQOFL010FL0R00C24A5000000&scode=8301&ba=1
この政府日銀の大規模な円買い介入について、IWJは日本銀行と財務省に直撃取材しました!
※ここから先は【会員版】となります。会員へのご登録はこちらからお願いいたします。ぜひ、新規の会員となって、あるいは休会している方は再開して、御覧になってください!
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■<IWJ取材報告>岸田政権の悪政! 重税で死に追いやられる国民!! 消費税を支払うために203人が借金したと回答! 自死を含む死を意識したコメントが29件!! これが正しい税制と言えるのか!?~ 4.26 インボイス制度におけるフリーランス等の7000人実態調査 結果報告会と政府交渉
「自死を含む死を意識したコメントが、29件確認されている」――「インボイス制度を考えるフリーランスの会」の阿部伸氏は、実態調査で明らかになった深刻な現状を、関係省庁の官僚に向けて、こう語りました。
2024年4月26日、東京都千代田区の衆議院第2議員会館で、「インボイス制度を考えるフリーランスの会」が、2024年3月22日から4月5日にかけて行ったオンライン調査の結果を発表しました。インボイス問題検討超党派議員連盟の会合の一環で、会場には政府交渉のために呼ばれた、財務省、国税庁、中小企業庁、公正取引委員会など、関係省庁の官僚が並びました。
「インボイス制度を考えるフリーランスの会」によると、インボイス制度に対する実態調査には、7000人超が回答を寄せ、そのうち8割がフリーランス・自営業者だったとのことです。
調査が行われたのは、昨年10月にインボイス制度が導入されてから、最初の確定申告期間の直後であり、消費税の納税期間と重なります。
国税庁は、インボイス制度の導入に際し、「激変緩和措置」として、2023年度から消費税課税事業者となる売上高1000万円以下の事業者に対し、本来の消費税の8割を控除する「2割特例」を、2026年までの期間限定で設けています。
それでも、不景気・物価高の中で導入されたインボイス制度は、フリーランス・個人事業主らに、深刻な影響を及ぼしました。
衝撃的なことに、多くの人々が死を意識せざるをえないところまで、追いつめられていることです。
自由解答欄に寄せられた4500人以上のコメントの中には、「インボイスによる負担増で莫大な借金をしており、利息と取り立てで、毎日自殺を考えている」「(インボイス制度で)寝る暇もなくなるほどの事務作業が増え、このままでは過労死してしまうと感じる」「生活が成り立たないときには、年齢的に再就職も難しいため、自殺しかないと思っている」などの、死を意識したコメントが、29件もありました。
しかも実態調査では、インボイス登録をした事業者のうち、203人が消費税を支払うために、何らかの形で借り入れをしたことも明らかにされました。
このインボイス制度と消費税の納入は、毎年のことなので、来年も借金しなければいけないかもしれません。そうなると、雪ダルマ式に借金が増えてゆき、やがて納税のための借金で破滅してしまいます。きわめてゆゆしき事態です。
他に借り入れをしていて、今のところは行き詰まらずに事業展開できている事業者も、低金利を前提として借り入れていたので、円安とインフレ、利上げについてお伝えした前稿を読んでいただくと、すでに多くの方が薄氷の上にあることが理解されるはずです。
阿部氏は官僚らに向かい、「これが正しい税制ですか?」と問いかけ、「危険な制度」だと訴えました。
中小企業や自営業者らからの多くの反対の声にもかかわらず、インボイス制度の実施を強行した岸田文雄総理は、実施直後の2023年10月25日の参議院代表質問で、立憲民主党の田名部匡代(たなぶ まさよ)参院幹事長の質問に対し、「廃止することは考えていない」と明言しました。
※首相、インボイス制度「廃止考えず」 参院代表質問(日本経済新聞、2023年10月25日)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA251OM0V21C23A0000000/
インボイス問題検討超党派議員連盟会長の末松義規衆議院議員(立憲民主党)は、この4月26日の政府交渉で、「立憲民主党政権になったら、インボイス制度は廃止する」と明言しました。
れいわ新選組の櫛渕万里衆議院議員は、「大事なことは、これだけ今、現場から悲鳴が上がっていて、政府が実態 調査するのかしないのかここが聞きたい」と述べ、次のように訴えました。
「『正しい税制なんですか』という問いかけは、本当に、深刻すぎると思います。
この問いかけは、本質的だと思います。税金を払うために借入れして、そのために倒産したり、あるいは自死を考えてしまう、あるいは意識をしてる人がいるという、これは、間違ってる税制以外の何ものでもないじゃないですか」。
「各関係省庁において、業界の状況をきめ細かくフォローアップしている」という財務省の答えに対し、櫛渕議員は「より細かな、これまで以上の実態調査」を要望しましたが、財務省の担当者は「この場で(調査を)やる、やらないとお答えするのは難しい」「議連から要望があったことは認識させていただく」と答えるにとどめました。
その後、「インボイス制度を考えるフリーランスの会」メンバーから、出席した関係省庁の官僚へ、報告書が手交されました。
※岸田政権の悪政! 重税で死に追いやられる国民!! 消費税を支払うために203人が借金したと回答! 自死を含む死を意識したコメントが29件!! これが正しい税制と言えるのか!?~ 4.26 インボイス制度におけるフリーランス等の7000人実態調査 結果報告会と政府交渉
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/522793
IWJがこれまでに報じた、インボイス制度に関する記事は、ぜひ以下のURLから御覧ください。
※2023年10月のインボイス制度導入で、小規模事業者等が仕事を失うか、免税されなくなる!? 宇都宮健児弁護士らが施行延期を求めるも、国の担当者は粛々準備!~8.8 インボイス制度導入に関する財務省申入れ後の記者会見 2022.8.8
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/509395
※「コロナ禍で文化庁の『継続支援事業』に申請したフリーは8万人! アンケートではインボイス導入で2割が『廃業を考える』と答えている!」~11.16「STOP!インボイス」漫画・アニメ・声優・演劇4団体の記者会見 2022.11.16
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/512333
※自民・泉田裕彦衆議員も「弱いところ(個人事業主)にしわが寄ってしまう」とインボイス制度を問題視!~3.30 インボイス制度の中止を求める税理士の会「国会決起集会」およびフリーランス当事者のオープンマイク街宣 2023.3.30
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/515065
※青年法律家協会弁護士学者合同部会・笹山尚人議長「このインボイス制度というのは『生存権』を侵害するんじゃないかということを、私たちは大いに問題にしている」~9.14インボイス反対!弁護士 税理士 司法書士 青年士業3団体による緊急集会 2023.9.14
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/518509
※漫画家・由高れおん氏「年収が低いアシスタントに『消費税を払え』となると本当にやっていけない。業界が成り立たなくなる」~9.19 開始間近のインボイスにNo!「漫画家が新宿でライブドローイング&初の青空インボイス勉強会」 2023.9.19
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/518594
■4月発行の『岩上安身のIWJ特報!』は、株価高騰と急落、円安について、2024年3月18日収録の「岩上安身によるエコノミスト・田代秀敏氏インタビュー」をテキスト化し、詳細な注釈をつけて発行しました! ぜひ『まぐまぐ』からご登録ください!! IWJのサポート会員になれば、バックナンバーをすべて読めます! ぜひ、サポート会員にご登録を!! また、来る5月3日には、田代秀敏氏への岩上安身による最新インタビューを、中継します! お見逃しなく!
IWJでは、メルマガサイト『まぐまぐ』で、『岩上安身によるインタビュー』をテキスト化し、詳細な注釈をつけて『岩上安身のIWJ特報!』として、毎月発行しています。
4月は、2024年3月18日収録の「岩上安身によるエコノミスト・田代秀敏氏インタビュー」をテキスト化し、詳細な注釈をつけて発行しました。
日銀の植田和男総裁は、3月19日に行われた、金融政策決定会合後の記者会見で、17年ぶりにマイナス金利解除を発表しました。
インタビューの中で田代氏は、「日銀がマイナス金利を解除すると、円高が進行する」仕組みについて、次のように解説しました。
「『マイナス金利』というのは、銀行が、日本銀行に預けているお金のうちの一部に、マイナスの金利、つまり『(民間の銀行が)お金を(日銀に)預けていると、逆に金利を取るよ』と言っているわけです。
マイナス金利は、銀行と日本銀行との間にある金利だから、銀行が預金などの金融商品の金利を決めるベースになっているわけです。そこがマイナスになっていると、(市場での金利)全体が沈み(下がり)ますよね。
日本銀行の意図はそこだったわけです。銀行の貸出金利を強制的に、底を押し下げることで上の方も押し下げると。そうすると、(事業者などが、銀行から)お金を借りやすくなる。資金需要が増えて、好循環が起きると踏んだんだけど、その好循環は起きなかったんですね。
マイナス金利を解除すると、金利の一番底の部分が、マイナスではなくて、少なくともゼロにはなるわけだから、その分全体が押し上げられますよね。そうすると、日米の金利差が、今大きいんだけど、これがちょっと縮まる。そうなると、その分、円が上がる余地が出てくるわけです。
為替レートというのは、ふたつの通貨の間の交換比率ですよね。多くの場合、日本だと日本円と米ドルを考えているわけです。
米国は、インフレ対策で、ものすごく高い金利をつけています。日本は世界でもまれなマイナス金利です。その間(金利差)が、非常に幅が広い。
日本円を持っていても、金利がほとんどつかないから、それだったら米ドルで預金して、金利を取ろうと思う人がいるのは当たり前ですよね。そうなると、円を売ってドルを買うので、円安が起きるわけです。
だけど、マイナス金利解除で、日本の金利体系がちょっと上振れすると、その分だけ、円を売ってドルを買うという勢いが弱まりますよね。
それが、円高を起こすんじゃないかと(期待されている)」。
マイナス金利解除によって、円を保有すると今度は金利がつくため、円を買おうとする者が出てくると日銀は期待したのだと考えられます。
日銀のマイナス金利解除の発表により、円高が起こると予測したプロの機関投資家は、円が安いうちに円を買ったため、日銀による発表直前に円高が進行し、その分、一時的には、株安が進行したということです。
日経平均株価は、3月4日に空前の4万円台を突破した後、3月11日、12日、13日と急落し、週明けの月曜日に当たる3月18日、つまり日銀のマイナス金利解除の発表前日に、急反発しました。その後、日銀の思惑通りにはならず、円安はさらに進行していっている状態です。
この理由は、様々に考えられますが、日本が大きく金利を上げ、米国との金利差を縮めたわけではなかった、という結果が、やはり大きかったのではないかと考えられます。
そもそも「日経平均株価」について、田代氏は、「日経平均株価は不思議な構造になっていて(日本を代表する大企業の)トヨタの株価には、あまり反応しない」と明らかにしました。
「聞いたことがないような会社の株価の方が、あるいは、有名だけどトヨタに比べると、うんと規模の小さな会社の株価の方が、トヨタよりも何十倍も日経平均株価を動かしている、そういう仕組みがある」。
それゆえ、3月4日に日経平均株価が4万円を突破した一方で、東証プライム市場では、トヨタも含めて、全体の約3分の2にあたる1120銘柄が値下がり、ということも起きているというのです。
田代氏は、「今、日本の証券市場に『日経平均株価』という怪物が徘徊しているわけです。経済の実態を表していないどころか、有害かもしれない。自分の株式投資の参考にするのも危険だし、もっと言うと、経済政策の参考基準とするのは、ものすごく危険ですよ。間違った経済政策を行なってしまう可能性があるので」と語り、日経平均株価そのものについて、疑いを差し挟む必要があることを強調しました。
以下、4月発行の『岩上安身のIWJ特報!』の目次です。IWJ会員ではない方も、ぜひご購読ください。
(第641号の目次)
◆プーチン再選のロシア、「もしトラ」のアメリカ、緊迫の中東! 国際情勢で嵐が吹き荒れる中、日本は日経平均株価4万円突破! これは「令和バブル」なのか!?
◆いつか弾ける「バブル」ではなく、「好循環」と言いたい岸田政権。しかし、東証プライム市場は、約3分の2の1120銘柄が値下がりの現実も!
◆『日本経済新聞』が選んだ225社の株価で作る「日経平均株価」は「前々世紀(19世紀)の遺物」であり、実態と違う数字が出る「壊れた体温計」。それを後生大事に掲げて振り回されている経済界!
(第642号の目次)
◆前々世紀の遺物である「日経平均株価」がゴジラのように咆哮、のし歩く!「これは亡国の仕掛けではないか?」
◆マイナス金利解除で日本の金利体系の「どん底」がマイナスから少なくともゼロに上昇! AIが円高を予想、買いを入れるので先取り現象が生まれる!
◆3月中旬、米国の株式市場が下落! すでに不動産バブルは弾け、高層ビル建設の工事も止まっている!「アメリカの株価、かなり限界です」
(第643号の目次)
◆ヒスパニックとアラブ系が増え、2050~55年には有色人種がアメリカ総人口の半分を超える予想も! 人口動態と政治のバランスに歪みが出る!?
◆電気自動車のテスラ株は大暴落! 広大な国土のアメリカで充電設備が追いつかず、ガス欠ならぬ「電欠」の懸念。時価総額はピーク時の半分に!
岩上安身は、この田代秀敏氏へのインタビューに続き、3月24日に2回目のインタビューを行いました。2回のインタビューの動画は、ぜひ以下のURLから御覧ください。
ゴールデン・ウィーク中は、フルオープンにして、誰でも御覧になれるようにします。ぜひ、非会員の方も御覧になり、3回目のインタビューは、非会員には一部公開ですので、全編見られるように、会員登録をお願いします!
※会員の再開、新規会員登録はこちらからお願いします。
(会員登録済みの方)https://iwj.co.jp/ec/mypage/login.php
(新規会員登録の方)https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php
※日経平均株価4万円超えと急落・反転は「令和バブル」の始まりか!? 終わりか!? 都心を中心に広がる地価高騰が家賃上昇や、さらなる物価上昇を招く! 鍵となったのは、半導体株! その最先端の戦いが米中で火花を散らす!~岩上安身によるインタビュー第1149回ゲスト エコノミスト田代秀敏氏(その1) 2024.3.18
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/522258
※「植田日銀総裁は『円安はずっと続く』というたいへん恐ろしいことを言われた」! インフレ=好況ではない! 日本はスタグフレーション(インフレ下の不況・景気後退)に落ち込みやすい!! 日経平均株価4万円超えと急落・反転は「令和バブル」の始まりか!? 終わりか!? 都心を中心に広がる地価高騰が家賃上昇やさらなる物価上昇を招く!~岩上安身によるインタビュー第1150回ゲスト エコノミスト田代秀敏氏(その2) 2024.3.24
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/522332
前述の通り、岩上安身は、5月3日午後5時半から、この連続インタビューの続きとなる、第3回目のインタビューを行い、IWJのYouTubeチャンネルで生配信する予定です。ぜひあわせて御覧ください。
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それでは、本日も1日、よろしくお願いします。
※日刊IWJガイドのフルバージョン(会員版)は下記URLより御覧ください。
https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20240502
IWJ編集部(岩上安身、六反田千恵、尾内達也)
IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
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