日刊IWJガイド・非会員版「本日憲法記念日です! ご寄付の累積不足額は972万3789円です! 有料会員登録とご寄付・カンパでのご支援をよろしくお願いします!」2024.5.3号~No.4217


┏━━【目次】━━━━
■はじめに~本日憲法記念日です! IWJへのご寄付・カンパは、11月から3月までの5ヶ月間連続して目標に未達で、不足額は合計972万3789円にもなります!「IWJしか報じていない情報」がますます増えている中、今後も目標未達となると、IWJは活動できなくなる可能性が出てきます! 有料会員登録と、ご寄付・カンパで、どうか財政難のIWJへの強力なご支援をよろしくお願い申し上げます!

■【中継番組表】

■円安はすでに「通貨危機」のレベル!? 連続して2度目の過去最大規模の円買い介入を行っても効果なし! 奥の手は日米協調口先介入!?「円安は最終局面」とゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントのジム・オニール会長は発言! 他方、ステート・ストリートのストラテジストのリー・フェリッジ氏は、「日本当局は、170円でも容認する」と断言!どちらが正しい!? <本日、午後5時半から、岩上安身によるエコノミストの田代秀敏氏への連続インタビューの第3回目を、IWJのYouTubeチャンネルで生配信! 生活にとって切実な円安の問題に切り込みます。ぜひ御覧ください>

■岸田総理を始め連休中の31人の37ヶ国への外遊費用に、8.4億円の血税を投入! 円安・インフレの構造的失政に加えて、インボイス制度で多くの人々が死を意識せざるをえないところまで追いつめられ、能登の被災地の復興もままならず、自衛隊の指揮権は米軍にわたし、衆議院の補欠選挙では3連敗の岸田政権の危機感は、ゼロ! 野党は結集して政権奪取を!

■<IWJ取材報告>「共同親権法案が通ったら、子供の死が増えるのは間違いない! 法律に加担した全議員、全官僚、止められなかった弁護士は、責任をどうとるのか?」~4.23「共同親権」導入で被害者を増やさないために「#共同親権を廃案に」院内集会
┗━━━━━

■はじめに~本日憲法記念日です! IWJへのご寄付・カンパは、11月から3月までの5ヶ月間連続して目標に未達で、不足額は合計972万3789円にもなります!「IWJしか報じていない情報」がますます増えている中、今後も目標未達となると、IWJは活動できなくなる可能性が出てきます! 有料会員登録と、ご寄付・カンパで、どうか財政難のIWJへの強力なご支援をよろしくお願い申し上げます!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 5月になりました。風薫る爽やかな季節の中、ゴールデンウィークで行楽をお楽しみの方も、連休中もお仕事という方もいらっしゃると思います。

 ゴールデンウィーク期間中は、この日刊IWJガイドは、やや簡易版、もしくは簡易版にさせていただきますことをご了承ください。

 さて、ここからは、IWJの活動を支えてくださっている市民の皆さまからのご寄付・カンパの状況の報告です。

 4月のご寄付・カンパの結果が、確定しました! 4月1日から4月末の30日までで、122件、395万7500円でした。これは、月間目標達成率の99%です!

 惜しいことに、あと1%、4万2500円あれば、4月は月間目標額を達成できていました! でも、これまでの未達の月には、目標額の半分以下の月もありましたし、これはほぼ達成したといってもいい金額です。

 ご支援してくださった皆さま、本当にありがとうございます!

 しかし、今期第14期、IWJへのご寄付・カンパは、11月から3月まで、5ヶ月連続で目標金額に到達しなかった、という重い事実は残ります。この5ヶ月間の不足額の合計は、972万3789円にもなってしまいました。4月の不足額4万2500円を加えた不足額の合計は、976万6289円です。1000万に達してはいないものの、非常に厳しい赤字額です!

 IWJは収支を合わせるべく、徹底的に支出を減らす努力を今も続けています! オフィスを移して、スモール化することも模索中です! そうやって収支を減らしても、収入が減り、赤字が積み上がっていけば、活動が続けられなくなります!

 もし、これ以上目標に達しない月があれば、年の半分が未達確定となってしまい、財源不足は深刻な上にも深刻で、IWJは、本当にこの先、活動できなくなってしまう可能性が出てきました。

 第14期の期末である7月まで、5月を含めてあと3ヶ月です! この間にロスした分を、ぜひとも、取り返し、少なくとも収支をトントンにさせてください!

 第13期は2000万円を超える赤字でした。2年連続大幅な赤字となると、IWJ史上初の最大級のピンチとなります! 岩上安身個人が、私財を投じても支えきれません!

 5月は、1日までに、4件、102万5000円のご寄付・カンパをいただきました。誠にありがとうございます。

 5月も、なんとか月間目標額の400万円に届きますよう、また、できれば目標額以上のご支援をいただき、積み重なっている今期の1000万円近い目標不足分を少しでも減らすことができるよう、有料会員登録と、ご寄付・カンパで、財政難のIWJへの強力なご支援をよろしくお願い申し上げます!

 また、ぜひとも、サポート会員様におかれましては、会員をそのままご継続いただき、一般会員様におかれましては、サポート会員へのアップグレードをお願いします!

 また、休会中の皆さまは、メールやお電話をいただければ、すぐに会員を再開できます。一度退会された方でも、会員番号は変わりませんので、改めて申し込みをいただくことで再び会員になっていただくことが可能です!

※会員の再開、新規会員登録はこちらからお願いします。
(会員登録済みの方)https://iwj.co.jp/ec/mypage/login.php
(新規会員登録の方)https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

※以下は、IWJの活動へのご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です(各金融機関ごとに口座名が非統一ですが、どれも、各銀行の仕様に従ったもので、間違いではありません)。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします!

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル

 IWJホームページからも、お振り込みいただけます。

※ご寄付・カンパのお願い
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

 どうぞ、皆さま、権力に対し、一切忖度しないで真実をお伝えする独立メディアIWJの存在意義と必要性について、多くの人に口コミでも、SNSを通じてでも、広めてください!

 また、4月30日に発行した【IWJ号外】にも、ぜひご注目ください! 米国の既存ジャーナリズムの惨状が、クリス・ヘッジズ氏らによって、報告されています。ヘッジズ氏らも、市民に直接支えられる独立メディア形式へと移行しています。

※【IWJ号外】クリス・ヘッジズが、「米国内の新聞9000紙のうち3000紙近くが廃刊し、4万3000人の新聞記者が失職」と米国の既存ジャーナリズムの惨状を報告! 唯一の光明は独立メディア! 2024.4.29
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/522859

 IWJもまた、市民に支えられる独立メディアとして、2010年12月にスタートして、13年5ヶ月となります。

 最初は、ライブ・ストリーミングのサービスがユーストリーム・アジアという会社によって、初めて日本で可能になったばかりのタイミングで、東電会見や大臣会見などの中継・実況を先駆的に行いました。

 他に同様のストリーミングを、多チャンネルで同時平行で行うネットメディア等が存在せず、IWJは「パイオニア」的な存在であったと自負しています。

 しかし、ご存知の通り、ライブ・ストリーミングはその後、ツイキャスその他で、スマホで手軽に行えるようになり、今日では、あらゆるSNSでライブや動画配信が可能となっています。メディアの技術進化のスピードは、凄まじいのひと言です。

 こうした技術進化の結果、現在では動画やライブ配信コンテンツがあふれかえるようになり、IWJだけがライブ・ストリーミングを行なっているわけではなくなりました。

 ですが、その間もテキストメディアとしてのIWJを時間をかけて充実させてきており、岩上安身によるインタビューも、1154回を数えるまで、回を重ねております。

 ジャーナリズムとしての「本道」を決して忘れず、重点となるテーマが変わり、情報伝達の手段や機器は変わっても、お伝えしている報道・論評のコンテンツは、むしろ充実していっているとすら、自負しています!!

※シリーズ: 岩上安身インタビュー
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/series/iwakami-interview

 また、特に昨今は、日米欧の「先進国」グループ内の情報だけでなく、これも急激な変化を見せている国際情勢に迫り、特に、成長著しい、グローバル・マジョリティにまで視野を広げて、翻訳のスピードと量を上げ、激動する国際情勢を先取りしてお伝えし続けてきました。

 その理由のひとつには、ウクライナ紛争やコロナ問題など、権力からの圧力がかかってのことか、既存のテレビ・新聞など、記者クラブメディアの報道が、硬直した「官報」化し、西側諸国全体が「大本営発表」をたれ流すような「異常な事態」が「日常」化してしまったためでもあります。

 「IWJしか報じていない情報」が、いまだにあります。それどころか、「米国の利益のための『代理戦争』を待望する勢力」によって、自立した報道への権力からのコントロールが強まり、「IWJしか報じていない情報」は、技術的進化とは反対に、逆に増えつつあるのが現実なのです!

 IWJは、どれだけ孤立しようとも、その孤立は一時的なものであり、隠されたり、ごまかされたり、歪められたりしたプロパガンダは必ずほころぶ、と確信しています。プロパガンダに決して乗せられず、安きに流れることなく、真実を報じ続ける、茨の道を歩き続けます。

 どうか、そうしたIWJの独立性、独自性をご評価いただき、今後も活動が続けられますよう、応援をお願いしたいと存じます。

 よろしくお願いします!

 岩上安身拝

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

◆中継番組表◆

**2024.5.3 Fri.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ_YouTube Live】17:30~「岩上安身による エコノミスト 田代秀敏氏インタビュー」
視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867

 岩上安身による田代秀敏氏インタビューを中継します。これまでIWJが報じてきた田代秀敏氏関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e7%94%b0%e4%bb%a3%e7%a7%80%e6%95%8f

========

◆中継番組表◆

**2024.5.4 Sat.**

調整中

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

■円安はすでに「通貨危機」のレベル!? 連続して2度目の過去最大規模の円買い介入を行っても効果なし! 奥の手は日米協調口先介入!?「円安は最終局面」とゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントのジム・オニール会長は発言! 他方、ステート・ストリートのストラテジストのリー・フェリッジ氏は、「日本当局は、170円でも容認する」と断言!どちらが正しい!? <本日、午後5時半から、岩上安身によるエコノミストの田代秀敏氏への連続インタビューの第3回目を、IWJのYouTubeチャンネルで生配信! 生活にとって切実な円安の問題に切り込みます。ぜひ御覧ください>

 2日早朝の東京外国為替市場は、157円台から153円ちょうど付近まで円が急伸する円高となりました。

 このタイミングは、パウエルFRB議長が、日本時間の早朝5時に、金利5.25%~5.50%の据え置きを発表した直後でした。

 市場関係者は、このタイミングで、日本の金融当局が、2回目の円買い介入を行った可能性が高いと見ています。

※介入再発動か、2日早朝に円急騰―今夕の日銀当座預金に注目(ブルームバーグ、2024年5月2日)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-05-02/SCU9DLT1UM0W00

 為替取引の実際の決済は、日銀の2営業日後に行われるため、介入が行われた場合、結果は4日の日銀当座預金残高の見通しに表れます。

 4日、5日、6日は連休になるため、実際の決済は7日に行われます。この予想値は、5月2日の夕刻に発表されました。

 それによると、日銀当座預金残高の見通しは、4兆3600億円のマイナスで、市場の予想値が、1兆1000億円から7000億円程度のマイナスですから、この差額3兆2600億円から3兆6600億円が、2日早朝に政府日銀が行った円買い介入の規模になります。

※日銀当座預金増減要因と金融調節 (5月7日<火>分)(日本銀行、2024年5月2日)
https://www3.boj.or.jp/market/jp/stat/jp240507.htm

 ちなみに、4月29日に政府日銀が行った、1回目の円買い介入の規模は、確定値が日銀から出ています。

 これによると、円買い介入の額が含まれる「財政等要因」は、8兆2800億円のマイナスでした。

※日銀当座預金増減要因と金融調節 (5月1日<水>分)(日本銀行、2024年5月2日閲覧)
https://www3.boj.or.jp/market/jp/stat/jd240501.htm

 為替介入を想定しない場合の市場推計が、2兆500億~2兆3000億円の減少額ですので、なんと、29日に行った政府日銀の市場介入の規模は、6兆2300億円~5兆9800億円でした。

 この円買い介入の規模は、1日当たりの円買い介入の金額としては、これまでで過去最大だった2022年10月21日の約5兆6千億円を超えて、最大の記録を更新したことになります。

 現在進行中の円安が問題になっているのは、円安の程度とそのスピードです。

 「BRICs」という概念を生み出し広めた人物として知られるエコノミストで、ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント会長のジム・オニール氏は、インタビューで「今の円安について、下落幅とスピードを見る限り、通貨危機のような様相を強めつつあり、市場は『最終局面』に近づいているのではないか」との認識を示しています。

※US May Step Up Verbal Intervention on Yen Rout, Jim O’Neill Says(ブルームバーグ、2024年5月2日)
https://www.bloomberg.com/news/articles/2024-05-02/us-may-step-up-verbal-intervention-on-yen-rout-jim-o-neill-says?embedded-checkout=true

 このオニール氏の言う「最終局面」とは何なのか。オニール氏は、次のように語っています。

※ここから先は【会員版】となります。会員へのご登録はこちらからお願いいたします。ぜひ、新規の会員となって、あるいは休会している方は再開して、御覧になってください!

https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

―――――――

■岸田総理を始め連休中の31人の37ヶ国への外遊費用に、8.4億円の血税を投入! 円安・インフレの構造的失政に加えて、インボイス制度で多くの人々が死を意識せざるをえないところまで追いつめられ、能登の被災地の復興もままならず、自衛隊の指揮権は米軍にわたし、衆議院の補欠選挙では3連敗の岸田政権の危機感は、ゼロ! 野党は結集して政権奪取を!

 上記でもお伝えしましたが、円安は当面、構造的に固定されてしまう可能性が高いと思われます。

 庶民には、円安で海外旅行は、高嶺の花になってしまったというのに、ゴールデンウイーク(GW)期間中の閣僚の外遊ラッシュが今年も繰り返されています。

 岸田総理は5月1日から6日までの日程で、フランス、パラグアイ、ブラジルを訪問します。

 なんと、GW期間中に日本を離れるのは、岸田総理を含め大臣20人中14人もいるのです。すでに外遊へと旅立った副大臣・政務官をあわせると、計31人が37ヶ国を訪問予定です。

 その経費は、4月30日付『日刊ゲンダイ』によれば、「ファーストクラスで渡航する大臣は1回あたり1000万~2000万円程度の費用がかかると見込まれる」(政府関係者)といいます。

※岸田首相含め政務三役31人、渡航費用12.6億円!円安放置し“血税ごっつぁん”外遊三昧のア然【リスト付き】(日刊ゲンダイ、2024年4月30日)
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/339563

 30日付『日刊ゲンダイ』は、2016年5月に野党議員が出した質問主意書への政府答弁をもとに、今回の渡航費用の総額を算出しています。

 それによると、約8.4億円です!

 4月23日に開催された「令和6年能登半島地震復旧・復興支援本部」第5回の会合の議事録には、被災者の生活・生業支援のパッケージに、予備費をいくら使用すべきかの案が掲載されています。

 それによると、

※ここから先は【会員版】となります。会員へのご登録はこちらからお願いいたします。ぜひ、新規の会員となって、あるいは休会している方は再開して、御覧になってください!

https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

―――――――

■<IWJ取材報告>「共同親権法案が通ったら、子供の死が増えるのは間違いない! 法律に加担した全議員、全官僚、止められなかった弁護士は、責任をどうとるのか?」~4.23「共同親権」導入で被害者を増やさないために「#共同親権を廃案に」院内集会

 4月16日、離婚後も父母双方が子供の親権を持つ「共同親権」を柱とする民法などの改正案が、衆議院を通過しました。現在、参議院で審議が行われ、今国会での成立が見通されています。

 しかし、「共同親権」の導入で、DVや虐待が続く懸念が、強く指摘されています。

※共同親権とは 離婚後の子どもの親権どうなる 賛成と反対 意見の内容は?(NHK、2024年4月18日)
https://www.nhk.or.jp/shutoken/newsup/20240417d.html

 この法案に反対するオンライン署名は、22万筆を超えました。集まった署名を各政党の国会議員に手渡すとともに、当事者や専門家の声を聞く集会が、4月23日、都内で行われました。主催は、離婚後共同親権から子どもを守る実行委員会です。

 集会では、署名が国会議員達に手渡された後、社民党党首の福島瑞穂参議院議員や、立憲民主党の山井和則衆議院議員などがスピーチを行いました。

 集会の後半では、ビデオメッセージで、立憲民主党の福山哲郎参議院議員や、れいわ新選組代表の山本太郎参議院議員等が参加しました。全体を通して、13名の国会議員が参加しました。また、法務省ほか、関連省庁の官僚11人が同席しました。

 集会では、何人もの当事者や専門家が、思いを訴えました。

 「DVと虐待のサバイバー」と名乗る当事者で、DV防止法の第1回改正から関わった方は、自らの生々しい経験を交えて、法案反対の理由を語りました。

 この当事者は、「(法案は)本当に子供の利益になるのか? もともと養育費や面会は、親権に関係ない。(養育費が)決まっていても支払わない人が、親権者になったから、子供の幸せを考えてくれるのか?」と指摘しました。

 さらに、「居所が常に相手に知られることは、当事者には、恐怖以外の何物でもない」と述べ、「DVと虐待を、家庭裁判所が判断するのは、容易でない。加害側は、外面がとても良かったり、自覚がなく、(虐待)される側は、死ぬほどつらい」と語りました。

 また、「DVされている最中は、『自分が悪い』と信じ込まされ、相談できない」「見抜けない、相談できないDVや虐待には、性的被害もある。家族間、親子間、夫婦間でもある。自分にも体験がある」と明らかにしました。

 DV被害者の支援団体の方は、「『離婚後共同親権』という言葉を聞いただけで、恐怖感を抱く」という、女性や子供たちの声を、以下のように紹介しました。

 「やっと自由になれたのに、またお父さんの言うことを聞かないといけないの? 怖い」。

 「お父さんの言うことを聞かないと、養育費も学費ももらえない」。

 「裁判所がDVのことを理解してくれなかったのに、共同親権になったら、何のために苦労して家を出たかわからない」。

 その上で、この支援団体のスタッフは、法案の内容について、「家族幻想の上で、現場の女性や子供の苦労を何も知らずに(法案を)決めている」と厳しく指摘し、「DV家庭が4人に1人」「ジェンダーギャップ指数125位で、女性が経済的自立ができない日本の地域社会」で、「共同親権はありえない」と断じました。

 その他、DV被害者を診療する産婦人科医による「裁判でのDV判断のための医師の証言」が困難である実態の指摘や、子供の医療と親権の問題の弁護士による解説などが行われました。

 最後に、主催者が特に強調したのは、「『離婚後共同親権法案』が通ったら、子供が死ぬ事案が増えるのは間違いない」という点でした。

 発言した主催者は、「住む場所を、同意がないと決められず、子連れ別居が抑制され、DV被害者が子供の虐待を救えず、死ぬケースが増える」との考えを示し、「法律に加担した全議員、全官僚、止められなかった弁護士は、責任をどうとれるのか?」と指弾しました。

 詳しくは、ぜひ全編動画を御覧ください。

※「共同親権法案が通ったら、子供の死が増えるのは間違いない! 法律に加担した全議員、全官僚、止められなかった弁護士は、責任をどうとるのか?」~4.23「共同親権」導入で被害者を増やさないために「#共同親権を廃案に」院内集会
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/522756

― – ― – ― – ― – ― – ― – ― – ― – ― – ― – ― – ― – ― – ―

 それでは、本日も1日、よろしくお願いします。

※日刊IWJガイドのフルバージョン(会員版)は下記URLより御覧ください。
https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20240503

IWJ編集部(岩上安身、木原匡康、尾内達也、六反田千恵)

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト【 https://iwj.co.jp/
公式X(旧ツイッター)アカウント【 https://twitter.com/iwakami_staff