日刊IWJガイド・非会員版「4月最終日です! 4月のご寄付・カンパは、あと67万1000円で、月間目標額に到達できます! IWJへのご支援をお願いいたします!」2024.4.30号~No.4214


┏━━【目次】━━━━
■はじめに~4月最終日です! 4月のご寄付・カンパは、4月1日から25日までの25日間で、79件、332万9000円です! あと67万1000円で、月間目標額の400万円に到達できます!! ぜひご支援ください! IWJへのご寄付・カンパは、11月から3月までの5ヶ月間連続して目標に未達で、不足額は合計972万3789円にもなります! 今後も目標未達となると、IWJは活動できなくなる可能性が出てきます! 有料会員登録と、ご寄付・カンパで、どうか財政難のIWJへの強力なご支援をよろしくお願い申し上げます!

■【中継番組表】

■<号外を出しました!>クリス・ヘッジズが、「過去20年間で、米国内の新聞9000紙のうち3000紙近くが廃刊し、4万3000人の新聞記者が職を失った」と米国の既存ジャーナリズムの惨状を報告! 唯一の光明は、読者に直接支えられる独立メディア!

■参院予算委で、衆院3補選の結果は「私への判断も含まれる」と答弁した岸田文雄総理! 不戦敗を含め自民が3選挙区(2選挙区は不戦敗)で全敗の結果を受け、野党は総選挙を要求! しかし、政権批判の受け皿となるべき野党は、経済政策や外交・安全保障政策で、自民と異なる選択肢を示せるのか!?

■4月発行の『岩上安身のIWJ特報!』は、株価高騰と急落、円安について、2024年3月18日収録の「岩上安身によるエコノミスト・田代秀敏氏インタビュー」をテキスト化し、詳細な注釈をつけて発行します! ぜひ『まぐまぐ』からご登録ください!! IWJのサポート会員になれば、バックナンバーをすべて読めます! ぜひ、サポート会員にご登録を!! また、来る5月3日には、田代秀敏氏への岩上安身による最新インタビューを、生配信します! お見逃しなく!
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■はじめに~4月最終日です! 4月のご寄付・カンパは、4月1日から25日までの25日間で、79件、332万9000円です! あと67万1000円で、月間目標額の400万円に到達できます!! ぜひご支援ください! IWJへのご寄付・カンパは、11月から3月までの5ヶ月間連続して目標に未達で、不足額は合計972万3789円にもなります! 今後も目標未達となると、IWJは活動できなくなる可能性が出てきます! 有料会員登録と、ご寄付・カンパで、どうか財政難のIWJへの強力なご支援をよろしくお願い申し上げます!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 いつもIWJをご支援いただきまして、誠にありがとうございます。

 4月も残すところ、本日1日のみとなりました。

 ゴールデンウィークも始まりました。この期間中、日刊IWJガイドはやや簡易版にさせていただきますことをご了承ください。

 4月のご寄付・カンパの状況は、4月1日から25日までの25日間で、79件、332万9000円です。ご支援してくださった皆さま、本当にありがとうございます!

 今月は、あと67万1000円で、月間目標額の400万円に到達できます!

 今期第14期、IWJへのご寄付・カンパは、11月から3月まで、5ヶ月連続で目標金額に到達しておらず、この5ヶ月間の不足額の合計は、972万3789円にもなってしまいました。

 もし、4月も目標未達となると、年の半分が未達確定となり、財源不足は深刻な上にも深刻で、IWJは、本当にこの先、活動できなくなってしまう具体的な可能性が出てきました。

 4月こそは、なんとか月間目標額の400万円に届きますよう、また、できれば目標額以上のご支援をいただき、積み重なっている今期の1000万円近い目標不足分を少しでも減らすことができるよう、有料会員登録と、ご寄付・カンパで、財政難のIWJへの強力なご支援をよろしくお願い申し上げます!

 ぜひとも、サポート会員様におかれましては、会員をそのままご継続いただき、一般会員様におかれましては、サポート会員へのアップグレードをお願いします!

 また、休会中の皆さまは、メールやお電話をいただければ、すぐに会員を再開できます。一度退会された方でも、会員番号は変わりませんので、改めて申し込みをいただくことで再び会員になっていただくことが可能です!

※会員の再開、新規会員登録はこちらからお願いします。
(会員登録済みの方)https://iwj.co.jp/ec/mypage/login.php
(新規会員登録の方)https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

※以下は、IWJの活動へのご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です(各金融機関ごとに口座名が非統一ですが、どれも、各銀行の仕様に従ったもので、間違いではありません)。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします!

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル

 IWJホームページからも、お振り込みいただけます。

※ご寄付・カンパのお願い
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

 どうぞ、皆さま、権力に対し、一切忖度しないで真実をお伝えする独立メディアIWJの存在意義と必要性について、多くの人に口コミでも、SNSを通じてでも、広めてください!

 また、本日発行の「号外」にも、ぜひご注目ください! 米国の既存ジャーナリズムの惨状が、クリス・ヘッジズ氏らによって、報告されています。ヘッジズ氏らも、市民に直接支えられる独立メディア形式へと移行しています。

 IWJもまた、市民に支えられる独立メディアとして、2010年12月にスタートして、13年4ヶ月となります。

 最初は、ライブ・ストリーミングで、東電会見や大臣会見を中継・実況することだけでも、他に同様のストリーミングを行うネットメディアが存在せず、「パイオニア」的な存在であったと自負します。

 しかし、ご存知の通り、動画やライブ配信コンテンツがあふれかえるようになり、IWJだけがライブ・ストリーミングを行なっているわけではなくなりました。

 ですが、その間もテキストメディアとしてのIWJを時間をかけて充実させ、岩上安身によるインタビューも、1154回を数えるまで、回を重ねております。

※シリーズ: 岩上安身インタビュー
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/series/iwakami-interview

 また、日米欧の「先進国」グループ内だけでなく、グローバル・マジョリティにまで視野を広げて、激動する国際情勢を先取りしてお伝えし続けてきました。「IWJしか報じていない情報」が、いまだにあります。それどころか、戦争を待望する勢力によって、自立した報道へのコントロールが強まり、「IWJしか報じていない情報」は、逆に増えつつあります。

 どうか、そうしたIWJの独立性、独自性をご評価いただき、今後も活動が続けられますよう、応援をお願いしたいと存じます。

 よろしくお願いします!

 岩上安身拝

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◆中継番組表◆

**2024.4.30 Tue.**

調整中

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◆中継番組表◆

**2024.5.1 Wed.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch5】13:00~「5.1反戦メーデー・イスラエル大使館前行動」

視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5

 「5.1反戦メーデー事務局」主催のイスラエル大使館前行動を中継します。これまでIWJが報じてきたイスラエル関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。

https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/israel

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

六本木交差点から約500メートル、東京のド真ん中にある米軍基地! 大統領も「日米合同委員会」出席者も降り立つ!「米軍による日本の占領状態が続いている事実が、この基地から見える」~4.18麻布米軍ヘリ基地撤去集会
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/522672

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■<号外を出しました!>クリス・ヘッジズが、「過去20年間で、米国内の新聞9000紙のうち3000紙近くが廃刊し、4万3000人の新聞記者が職を失った」と米国の既存ジャーナリズムの惨状を報告! 唯一の光明は、読者に直接支えられる独立メディア!

 ピューリッツァー賞を受賞した作家・ジャーナリスト、クリス・ヘッジズ氏が、今年2月17日に、『サブスタック』で、米国の既存のジャーナリズム、特に新聞の惨状について語り合った、同じくピューリッツァー賞を受賞したジャーナリストであるグレッチェン・モーゲンソン氏との対談を公開しました。

※The Chris Hedges Report with Pulitzer-prize winning former New York Times reporter Gretchen Morgenson on the collapse of journalism, the digital sewer and the new dark age.(CHRIS HEDGES、2024年2月17日)
https://chrishedges.substack.com/p/the-chris-hedges-report-with-gretchen-morgenson

 クリス・ヘッジズ氏による前文に、米国のジャーナリズムの惨憺たる状況が、鋭く描かれています。「過去20年間で、米国内の新聞9000紙のうち3000紙近くが廃刊し、4万3000人の新聞記者が職を失った」というのです。非常に深刻な事態です。

 「貧すれば鈍する」とよくいわれますが、ウクライナ紛争をめぐって、米国をはじめ、日本を含む西側諸国のメディアが、一斉に米国政府主導のプロパガンダに邁進した背景が透けて見えてくるようでもあります。

 日本の既存ジャーナリズムも、2年余りにわたるウクライナ紛争を、米国政府主導のプロパガンダ一色で塗りつぶし、その「正体」をさらけ出しました。

 米国の「代理戦争」の「捨て駒」にされる、「ウクライナ」モデルは、次は日本で用いられます。ウクライナの惨状、そして真実を踏みにじるプロパガンダがもたらす害悪は、日本人にとって、他人事ではないのです。

 ヘッジズ氏と、モーゲンソン氏の対談は50分以上に及ぶため、米国の既存ジャーナリズムの崩壊に直接関連する部分を中心に抄録としました。主なトピックスは、以下の通りです。

1)地方紙の崩壊による、ローカルニュースの空洞

2)地方紙から「海外報道」と「調査報道」が消滅

3)デマゴーグや陰謀論の台頭

4)全国紙の衰退、経験豊富な記者の解雇

 企業のトップの談話ではなく、労働者達に取材してきたモーゲンソン氏も、軍のトップではなく、下士官や伍長に取材してきたヘッジズ氏も、『ニューヨーク・タイムズ』や『ウォール・ストリート・ジャーナル』で修行を積み、「グラウンドアップ方式(草の根取材)」の調査報道を真骨頂としています。

 2人のピューリッツァー賞受賞ジャーナリストが語る、今の米国のジャーナリズムの惨状は、先述のように、日本のジャーナリズムの惨状と非常に似通っています。

 調査報道や海外報道が失われ、ベテラン記者が斬られて、若い記者にノウハウを伝えられず、真のジャーナリズムの継承が困難になっています。新聞もテレビも、広告費が減り、経営陣は、横並びで「お上」に従うことしか考えていません。その結果、米欧日でプロパガンダに徹するまでに「退化」してしまいました。

 『ニューヨーク・タイムズ』や『ウォール・ストリート・ジャーナル』といった、米国の「一流」の新聞社で活躍し、「グラウンドアップ方式」で調査報道を行い、ピューリッツアー賞を受賞した、モーゲンソン氏、ヘッジズ氏も、また、自由な言論を確保するために、組織を離れました。

 ヘッジズ氏は、『サブスタック』に活路を見出しています。これは、日本で言えば最小単位の独立メディアに相当します。シーモア・ハーシュ氏も、同様に『サブスタック』上で、直接市民に支えられるジャーナリズム活動を行なっています。

 岩上安身は、以下のように述べています。

 「ヘッジズ氏やハーシュ氏の決断は、私の歩んできた道と似ています。

 2009年に、まだテレビのコメンテーターをやるなどして、既存メディアの中で活動しながら、その限界を感じていた私は、独立ネットメディアの立ち上げを構想し、一年余りかけて、2010年12月にIWJを設立しました。

 その後、月額会員制を整えたり、ご寄付、ドネーションで運営する独立ネットメディアとしての形を整えてきたわけですが、その結果、10年間、レギュラー・コメンテーターを続けてきたテレビは、2011年に急に理不尽な形で降板となり、出版界を含めて、既存マスコミからは、距離を置かれました。早い話、当時、ネットを敵視していた既存メディアから、『干された』のです。

 今や、テレビや新聞・出版も、個々人も、こぞってネットに進出し、SNSのプラットフォームを通じて、コンテンツを提供していますが、当時は、そのようなことはまったく想定されていませんでした。

 そうした点では、今、シーモア・ハーシュ氏やヘッジズ氏のような、米国内のベテランジャーナリストらが、月額会員制の『サブスタック』で、権力とマナーパワーから独立した報道と言論を展開していたり、ドネーションに活動費を頼る『デモクラシー・ナウ』が、動画の番組を継続していることと、私およびIWJには、期せずして、たくさんの共通点があります」。

 どうぞ、IWJの活動へのご支援、ご寄付をよろしくお願いします。

 また、ぜひ、IWJの会員となって、号外のクリス・ヘッジズ氏の前文と、対談の抄録をお読みください!

※【IWJ号外】クリス・ヘッジズが、「米国内の新聞9000紙のうち3000紙近くが廃刊し、4万3000人の新聞記者が失職」と米国の既存ジャーナリズムの惨状を報告! 唯一の光明は独立メディア!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/522859

■参院予算委で、衆院3補選の結果は「私への判断も含まれる」と答弁した岸田文雄総理! 不戦敗を含め自民が3選挙区(2選挙区は不戦敗)で全敗の結果を受け、野党は総選挙を要求! しかし、政権批判の受け皿となるべき野党は、経済政策や外交・安全保障政策で、自民と異なる選択肢を示せるのか!?

 昨日のこの日刊IWJガイドでもお伝えしたように、4月28日に投開票が行われた衆院の3補選で、自民党は東京15区と長崎3区で不戦敗、与野党一騎打ちとなった島根1区でも敗退しました。3選挙区とも、共産党は独自候補を出さず、消極的な「野党共闘」によって、立憲民主党が制しました。

※【速報! 衆院3補選で自民全敗、立憲民主が3勝!】(『読売新聞オンライン』、2024年4月29日)(日刊IWJガイド、2024年4月29日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20240429#idx-4
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53450#idx-4

 東京15区の補選は、去年4月に行われた江東区長選での、公職選挙法違反事件(買収)で有罪判決を受けた、自民党の柿沢未途衆議院議員の辞職によるものです。

 また、長崎3区の補選は、政治資金パーティーをめぐる裏金問題で自民党を離党した、谷川弥一衆議院議員の辞職に伴うものです。

 この2つの選挙区での候補者擁立断念の理由について、自民党の茂木敏充幹事長は、4月15日の記者会見で、政治資金の問題と、「補選に至った経緯」をあげ、「非常に厳しい状況」だと表明しています。

※役員会後 茂木幹事長記者会見(自民党、2024年4月15日)
https://www.jimin.jp/news/press/208048.html

 その一方で、細田博之前衆院議長の死去に伴う島根1区の補選では、自民党は新人の錦織功政(にしこり のりまさ)氏を擁立し、茂木幹事長は会見で「必勝に全力で臨みたい」と述べていました。

 選挙結果を受け、茂木幹事長は4月28日夜の会見で、「島根1区においては、これまでの選挙を上回る圧倒的な運動量でありましたけれど、非常に逆風が強かった」と、敗戦の弁を語っています。

※自民・茂木幹事長「非常に逆風強かった」 衆院3補選で全敗(毎日新聞、2024年4月28日)
https://mainichi.jp/articles/20240428/k00/00m/010/183000c

 一方、午後8時ちょうどに3つの選挙区すべてで当選確実が報じられ、「完勝」となった立憲民主党の泉健太代表は、4月28日夜の会見で、「政治改革を占う選挙戦だった」と表明し、次のように語っています。

 「自民党の裏金問題発覚以降、彼らの真相究明はおぼつかないし、処分は中途半端。岸田総理も処分を受けない。

 加えて、選挙期間中に出てきた自民党の政治改革案は、まったくの期待外れ。総理が焦って中身のない独自案を出してきたことは、マイナスに働いた」。

※【代表会見】衆院3補選で当選確実「今回は3つの選挙区での勝利、次の総選挙は政治改革の白黒をつける戦いになる」泉代表(立憲民主党、2024年4月28日)
https://cdp-japan.jp/news/20240428_7702

 その上で泉代表は、「解散総選挙を求める」として、以下のように述べています。

 「今回は3つの選挙区での勝利だが、全国でも、意思表示をしたい人はたくさんいる。自民党の政治改革案が進まないようであれば、国民の信を問わねばならない。

 次の総選挙は、中途半端な状態に置かれている政治改革の白黒をはっきりつける戦いになる。我々は早期の総選挙を求めていきたい」。

 「市民と野党の共闘」を掲げ、3選挙区のいずれにも独自候補を立てなかった日本共産党は、小池晃書記局長が28日夜に記者会見を行い、「この結果は、岸田自公政権に対する有権者の厳しい審判が下されたもの。あわせて、補完勢力でもある日本維新の会にも、厳しい審判が下った」と表明しました。

 長崎1区では、立憲と維新との一騎打ちとなり、立憲の山田勝彦氏が維新の井上翔一朗氏を、2倍以上の票差で破っています。山田氏は53381票、井上氏は24709票でした。山田氏の父は、岩上安身によるインタビューでIWJでもおなじみの、山田正彦元農水大臣です。

※コロナ禍のドサクサに検察庁法改正など悪法を次々成立させようとする安倍政権!「種苗法」改定阻止! 多国籍企業に日本の種を支配させるな!! 岩上安身によるインタビュー 第995回 ゲスト「日本の種子を守る会」元農林水産大臣 山田正彦氏 2020.5.17
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/474250

※国民の声が日本の農家と食卓を守る! 「種苗法」改定を廃案へ 多国籍企業に日本の種を支配させるな!! 岩上安身によるインタビュー 第997回 ゲスト「日本の種子を守る会」元農林水産大臣 山田正彦氏 後編 2020.5.24
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/475177

※米国モンサント裁判で除草剤ラウンドアップの発がん性が認められ世界中が規制!日本だけが主成分グリホサートの残留基準を緩和し、今や中国の150倍!? 岩上安身によるインタビュー 第932回 元農林水産相・山田正彦氏 2019.3.18
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/444994

※タグ: 山田正彦(IWJコンテンツ)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%b1%b1%e7%94%b0%e6%ad%a3%e5%bd%a6

 また、9候補が乱立した東京15区では、当選した立憲の酒井菜摘氏が4万9476票、維新の金沢結衣氏は3位で、2万8461票でした。

※ 衆院3補選 岸田政権に明確な不信任 小池書記局長が会見(しんぶん赤旗、2024年4月29日)
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik24/2024-04-29/2024042901_02_0.html

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■4月発行の『岩上安身のIWJ特報!』は、株価高騰と急落、円安について、2024年3月18日収録の「岩上安身によるエコノミスト・田代秀敏氏インタビュー」をテキスト化し、詳細な注釈をつけて発行します! ぜひ『まぐまぐ』からご登録ください!! IWJのサポート会員になれば、バックナンバーをすべて読めます! ぜひ、サポート会員にご登録を!! また、来る5月3日には、田代秀敏氏への岩上安身による最新インタビューを、生配信します! お見逃しなく!

 IWJでは、メルマガサイト『まぐまぐ』で、『岩上安身によるインタビュー』をテキスト化し、詳細な注釈をつけて『岩上安身のIWJ特報!』として、毎月発行しています。

 4月は、2024年3月18日収録の「岩上安身によるエコノミスト・田代秀敏氏インタビュー」をテキスト化し、詳細な注釈をつけて発行します。

 4月26日、東京外国為替市場では、円相場が一時、1ドル=156円台をつけました。さらに同じ26日のニューヨーク外国為替市場では、1ドル=158円台まで値下がりしています。

 これは、1990年5月以来、およそ34年ぶりの円安・ドル高水準です。

※【円安が止まらない! 現在は1986年から1991年のバブル景気直前期と瓜二つ!】(『日経新聞』2024年4月26日ほか)(日刊IWJガイド、2024年4月26日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20240427#idx-5
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53447#idx-5

 日銀の植田和男総裁は、3月19日に行われた、金融政策決定会合後の記者会見で、17年ぶりにマイナス金利解除を発表しました。

 インタビューの中で田代氏は、「日銀がマイナス金利を解除すると、円高が進行する」仕組みについて、次のように解説しました。

 「『マイナス金利』というのは、銀行が、日本銀行に預けているお金のうちの一部に、マイナスの金利、つまり『(民間の銀行が)お金を(日銀に)預けていると、逆に金利を取るよ』と言っているわけです。

 マイナス金利は、銀行と日本銀行との間にある金利だから、銀行が預金などの金融商品の金利を決めるベースになっているわけです。そこがマイナスになっていると、(市場での金利)全体が沈み(下がり)ますよね。

 日本銀行の意図はそこだったわけです。銀行の貸出金利を強制的に、底を押し下げることで上の方も押し下げると。そうすると、(事業者などが、銀行から)お金を借りやすくなる。資金需要が増えて、好循環が起きると踏んだんだけど、その好循環は起きなかったんですね。

 マイナス金利を解除すると、金利の一番底の部分が、マイナスではなくて、少なくともゼロにはなるわけだから、その分全体が押し上げられますよね。そうすると、日米の金利差が、今大きいんだけど、これがちょっと縮まる。そうなると、その分、円が上がる余地が出てくるわけです。

 為替レートというのは、ふたつの通貨の間の交換比率ですよね。多くの場合、日本だと日本円と米ドルを考えているわけです。

 米国は、インフレ対策で、ものすごく高い金利をつけています。日本は世界でもまれなマイナス金利です。その間(金利差)が、非常に幅が広い。

 日本円を持っていても、金利がほとんどつかないから、それだったら米ドルで預金して、金利を取ろうと思う人がいるのは当たり前ですよね。そうなると、円を売ってドルを買うので、円安が起きるわけです。

 だけど、マイナス金利解除で、日本の金利体系がちょっと上振れすると、その分だけ、円を売ってドルを買うという勢いが弱まりますよね。

 それが、円高を起こすんじゃないかと(期待されている)」。

 マイナス金利解除によって、円を保有すると今度は金利がつくため、円を買おうとする者が出てくると日銀は期待したのだと考えられます。

 日銀のマイナス金利解除の発表により、円高が起こると予測したプロの機関投資家は、円が安いうちに円を買ったため、日銀による発表直前に円高が進行し、その分、一時的には、株安が進行したということです。

 日経平均株価は、3月4日に空前の4万円台を突破した後、3月11日、12日、13日と急落し、週明けの月曜日に当たる3月18日、つまり日銀のマイナス金利解除の発表前日に、急反発しました。その後、日銀の思惑通りにはならず、円安はさらに進行していっている状態です。

 この理由は、様々に考えられますが、日本が大きく金利を上げ、米国との金利差を縮めたわけではなかった、という結果が、やはり大きかったのではないかと考えられます。

 そもそも「日経平均株価」について、田代氏は、「日経平均株価は不思議な構造になっていて(日本を代表する大企業の)トヨタの株価には、あまり反応しない」と明らかにしました。

 「聞いたことがないような会社の株価の方が、あるいは、有名だけどトヨタに比べると、うんと規模の小さな会社の株価の方が、トヨタよりも何十倍も日経平均株価を動かしている、そういう仕組みがある」。

 それゆえ、3月4日に日経平均株価が4万円を突破した一方で、東証プライム市場では、トヨタも含めて、全体の約3分の2にあたる1120銘柄が値下がり、ということも起きているというのです。

 田代氏は、「今、日本の証券市場に『日経平均株価』という怪物が徘徊しているわけです。経済の実態を表していないどころか、有害かもしれない。自分の株式投資の参考にするのも危険だし、もっと言うと、経済政策の参考基準とするのは、ものすごく危険ですよ。間違った経済政策を行なってしまう可能性があるので」と語り、日経平均株価そのものについて、疑いを差し挟む必要があることを強調しました。

 以下、4月発行の『岩上安身のIWJ特報!』の目次です。IWJ会員ではない方も、ぜひご購読ください。

(第641号の目次)
◆プーチン再選のロシア、「もしトラ」のアメリカ、緊迫の中東! 国際情勢で嵐が吹き荒れる中、日本は日経平均株価4万円突破! これは「令和バブル」なのか!?
◆いつか弾ける「バブル」ではなく、「好循環」と言いたい岸田政権。しかし、東証プライム市場は、約3分の2の1120銘柄が値下がりの現実も!
◆日本経済新聞が選んだ225社の株価で作る「日経平均株価」は実態と違う数字が出る「壊れた体温計」。それを後生大事に掲げて振り回されている経済界!

(第642号の目次)
◆前々世紀の遺物である「日経平均株価」がゴジラのように咆哮、のし歩く!「これは亡国の仕掛けではないか?」
◆マイナス金利解除で日本の金利体系の「どん底」がマイナスから少なくともゼロに上昇! AIが円高を予想、買いを入れるので先取り現象が生まれる!
◆3月中旬、米国の株式市場が下落! すでに不動産バブルは弾け、高層ビル建設の工事も止まっている!「アメリカの株価、かなり限界です」

(第643号の目次)
◆ヒスパニックとアラブ系が増え、2050~55年には有色人種がアメリカ総人口の半分を超える予想も! 人口動態と政治のバランスに歪みが出る!?
◆電気自動車のテスラ株は大暴落! 広大な国土のアメリカで充電設備が追いつかず、ガス欠ならぬ「電欠」の懸念。時価総額はピーク時の半分に!

 岩上安身は、この田代秀敏氏へのインタビューに続き、3月24日に2回目のインタビューを行いました。2回のインタビューの動画は、ぜひ以下のURLから御覧ください。

※日経平均株価4万円超えと急落・反転は「令和バブル」の始まりか!? 終わりか!? 都心を中心に広がる地価高騰が家賃上昇や、さらなる物価上昇を招く! 鍵となったのは、半導体株! その最先端の戦いが米中で火花を散らす!~岩上安身によるインタビュー第1149回ゲスト エコノミスト田代秀敏氏(その1) 2024.3.18
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/522258

※「植田日銀総裁は『円安はずっと続く』というたいへん恐ろしいことを言われた」! インフレ=好況ではない! 日本はスタグフレーション(インフレ下の不況・景気後退)に落ち込みやすい!! 日経平均株価4万円超えと急落・反転は「令和バブル」の始まりか!? 終わりか!? 都心を中心に広がる地価高騰が家賃上昇やさらなる物価上昇を招く!~岩上安身によるインタビュー第1150回ゲスト エコノミスト田代秀敏氏(その2) 2024.3.24
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/522332

 また、岩上安身は、5月3日午後5時半から、この連続インタビューの続きとなる、第3回目のインタビューを行い、IWJのYouTubeチャンネルで生配信する予定です。ぜひあわせて御覧ください。

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 それでは、本日も1日、よろしくお願いします。

※日刊IWJガイドのフルバージョン(会員版)は下記URLより御覧ください。
https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20240430

IWJ編集部(岩上安身、六反田千恵、尾内達也、木原匡康)

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト【 https://iwj.co.jp/
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