日刊IWJガイド・非会員版「ウクライナ軍『最後の要衝』であるアウディーイウカが陥落! ロシア国防相が勝利宣言、プーチン大統領は『重要な勝利』と称賛!!」2024.2.20号~No.4154


┏━━【目次】━━━━
■はじめに~ウクライナ東部ウクライナ軍「最後の要衝」であるアウディーイウカが陥落! ロシアのショイグ国防相が勝利宣言、プーチン大統領は「重要な勝利」と称賛!

■2月は19日までに、72件、119万1903円のご寄付をいただきました。この金額は目標額の400万円の30%にとどまります! あと10日で70%、280万8097円必要です! この2月こそは、ご寄付・カンパの月間目標額に届きますよう、財政難のIWJへのご支援をよろしくお願い申し上げます! IWJは独立メディアとして、市民の皆さまに真実を伝え続けていきますが、そのためには、皆さまのご支持とご支援が何よりも必要です! 2月こそ月間目標額400万円に届きますように、どうぞよろしくお願い申し上げます!

■「貴重な情報に感謝しています」「皆様の活動が砦だと思います」! ご寄付をくださった皆さまからの応援・激励メッセージに、岩上安身がご回答いたします!

■【中継番組表】

■【本日のニュースの連撃! 3連弾!】

■【第1弾! タッカー・カールソン氏によるロシアのプーチン大統領へのインタビューに対し、ロシアの著名ジャーナリストが米バイデン大統領へのインタビューをホワイトハウスへ要請!「露米間の対話を継続する目的」との要請に、ホワイトハウスはいまだ応じず!(『スプートニク』、2024年2月18日)

■【第2弾! タッカー・カールソン氏が、プーチン大統領へのインタビュー後、テレビ司会者のエマド・エルディン・アデブ氏のインタビューに応じ、「ロシアがNATO加盟を望んでいた」ことを明らかした! これを阻止したアメリカ国内の勢力こそ、ウクライナ紛争の元凶!!】(『RT』、2024年2月12日ほか)

■【第3弾! 米国務副長官に「ジャパン・ハンドラー」カート・キャンベル氏が就任!】早速韓国、日本の外務次官と電話会談を行い、米韓同盟、日米同盟と3ヶ国関係の強化を表明! キャンベル氏は民主党・鳩山由紀夫政権での普天間移設問題で、民主党を「分断」した人物!?(『米国務省』、2024年2月12日)

■自民党の「政治資金パーティー裏金事件」で、自民党議員ら91名へ行った聴き取り調査の結果が公表される!(その2)「派閥の責任」「幹部の責任」と言った責任逃れ発言が多数! 議員が「一議員としては派閥に従わざるをえなかった」と、自分自身の責任を認めないならば、有権者が各議員に託した一票一票への裏切りではいのか!? しかもこの 聴き取り調査では、「脱税」疑惑について一言も触れず! 不完全な調査!
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■はじめに~ウクライナ東部ウクライナ軍「最後の要衝」であるアウディーイウカが陥落! ロシアのショイグ国防相が勝利宣言、プーチン大統領は「重要な勝利」と称賛!

 2月17日、ロシアのセルゲイ・ショイグ国防大臣が、ドンバス地方最大のウクライナ軍の軍事要塞拠点であるアウディーイウカをロシア軍が完全に支配下に置いた、とプーチン大統領に報告しました。

 17日付『TASS』は、ロシア国防省の声明を以下のように伝えています。

ロシア国防省「今日、クレムリンで、ロシア国防大臣のショイグ陸軍大将は、アンドレイ・モルドヴィチェフ大佐指揮下の中央部隊が、アウディーイウカの町を完全に制圧したと、ロシア軍最高司令官(プーチン大統領)に報告した。ドネツク人民共和国はウクライナ軍の大規模な要塞拠点だった」。

 ロシア国防省によると、アウディーイウカから、ウクライナ武装勢力はバラバラに分散し、武器や軍事装備を放棄して逃げ出しました。

 ロシア軍は、アウディーイウカ市中心部から逃走し、市北西郊外にあるコークス・化学工場に塹壕を築いているウクライナ軍を封鎖するための措置を講じていると、ロシア国防省は述べました。

ロシア国防省「アウディーイウカの解放により、前線をドネツクから遠ざけることが可能となり、犯罪的なキエフ政権によるテロ攻撃から、ドネツクを守ることができるようになった。主力部隊は、ドネツク人民共和国をウクライナ民族主義者からさらに解放するための攻撃作戦を続けている」。

※Shoigu tells Putin Avdeyevka is under full control – defense ministry(TASS、2024年2月17日)
https://tass.com/politics/1747997

 2月12日、ノルウェーの諜報機関であるノルウェー情報部が、ロシアの兵力はウクライナの兵力を兵員数で圧倒しており、優勢を強めつつある、との年次報告を公表したばかりでした。

ノルウェー情報部トップ「この紛争において現在のロシアは1年前より優勢になっている」「(ロシアは)ウクライナの約3倍の兵力動員が可能だ」。

※ロシア、対ウクライナで優勢に ノルウェー情報機関(AFP、2024年2月13日)
https://www.afpbb.com/articles/-/3504817

 アウディーイウカを巡る戦闘は、昨年10月頃から激化していました。

 18日付『RT』によると、ロシア国防省は17日、ウクライナ軍がアウディーイウカの要塞から混乱のうちに敗走した翌日になってから、ようやく、ウクライナ軍の最高司令官に就任したばかりのアレクサンドル・シルスキー将軍が撤退命令を出した、と発表しました。

 現場のウクライナ軍は、最高司令官の指示を待たずに撤退したことになります。

 これは、現在のウクライナ軍の内情を理解する上で、かなり重要なポイントです。

 最高司令官の撤退命令が下される前に、最前線の現場の指揮官の判断で、最前線から撤退することは、「敵前逃亡」として許されず、軍法会議にかけられます。

 最高司令官による撤退命令が出てない状態で、さらには、現場指揮官の命令による整然とした撤退ですらなく、兵士らがバラバラに混乱して逃げ出したのであれば、「敗走」であり、「壊走」とすら言われます。

 前述のロシア国防省の報告では、「ウクライナ武装勢力はバラバラに分散し、武器や軍事装備を放棄して逃げ出し」た、とされています。

 この報告がほぼ事実とすると、大混乱の中、最高司令官の撤退命令も待てず、現場指揮官の判断による組織だった「敵前逃亡」もできず、バラバラになって、「敗走」もしくは「壊走」したのではないか。これは、全軍の士気に影響が出るでしょう。

 ロシア国防省によると、ウクライナ軍は、「過去24時間だけで1500人以上の兵士を失った」ということです。

※Ukrainian army fled Avdeevka in disarray – Russian MOD(RT、2024年2月18日)
https://www.rt.com/russia/592607-ukrainians-fled-avdeevka-chaos/

 『CNN』は16日付で、アウディーイウカでロシア軍の猛攻撃が続き、ウクライナ軍が劣勢に追い込まれる中、派遣された増援部隊さえも「地獄のような」状況を語った、と報じてます。

第3独立強襲旅団のマクシム・ゾリン副司令官(15日)「私達の旅団は、想像もできないような状況で戦闘任務を遂行している」「アヴディウカでの戦いは、バフムートで起こった戦争の最も熱い戦いよりも、数倍もの地獄だ」「敵は巨大で、四方八方から迫ってくる」。

※Enemy is ‘coming from all sides:’ Ukraine’s troops face ‘hellish’ conditions as Russia throws all it has at town of Avdiivka(CNN、2024年2月16日)
https://edition.cnn.com/2024/02/16/europe/ukraine-russia-avdiivka-battle-intl/index.html

 ウクライナ軍は、兵力にまさり、弾薬数からいって、火力で圧倒し、ロシア軍によって四方から囲まれ、攻め立てられ、「敗走」するしかなかったことがわかります。

 撤退命令が出てないうちに、「敗走」した、という問題に戻ると、ザルジニー前総司令官から、交代したばかりのシルスキー総司令官は、この「敗走」を「追認」するかのような撤退命令を遅れて出しています。

 最前線の部隊が、壊滅して「敗走」からのちに撤退命令を出すのは、巻き返しを図るときのための戦力の温存にもならず、ただの優柔不断としか映りません。判断ミスの可能性があります。

 シルスキー新司令官は、ゼレンスキー大統領が気に入って任命したわけですが、ウクライナ国民の支持率は、芳しくありません。2月16日付け『RT』によると、支持率は40%で、前司令官のザルジニー氏の支持率94%とは、かなりの差があります。

※Ukrainians don’t trust their new commander-in-chief – poll(RT、2024年2月16日)
https://www.rt.com/news/592566-ukrainians-lose-trust-in-leadership-poll/

 もともとシルスキー総司令官は、地上軍司令官でした。

 ウクライナ軍は、黒海の戦闘よりも、地上戦で一番負けてきました。その責任者なのに、トップにすえられて、しかも撤退命令のタイミングを見失い、「敗走」した後に、遅れて撤退命令を出す、という失態をおかしたことは、いかにも痛い、と言わざるを得ません。

 今後、ウクライナ軍の最前線の現場指揮官は、軍法会議を恐れず、壊滅前に、敵前逃亡を始めるかもしれません。そうなると、ウクライナ軍は、総崩れとなります。

 ところで、先に引用した『CNN』に登場してきた「マクシム・ゾリン」といえば、「マリウポリ」をめぐる攻防戦の真っ只中、2022年3月27日の『テレ朝』で、ナチス親衛隊の紋章である「ヴォルフスアンゲル」を胸に掲げてインタビューに登場したアゾフ大隊の幹部です。

 また、「第3独立強襲旅団」は、欧米が供与した兵器が配備された精鋭部隊です。

 アゾフ大隊の一部は、マリウポリの激戦を生き延び、今日もウクライナ軍の精鋭部隊として戦っていることがわかります。

 と同時に、日本マスメディアがこぞって、アゾフ大隊はネオナチではない、愛国者だ、というウクライナ側の虚偽のプロパガンダに全面協力していたことを思い出します。

 ウクライナのマリウポリまで、ウクライナ政府が仕立てた「ツアーパッケージ」に従って、大手テレビからフリーランスまで、丸乗りしていました。

 典型的な「パッケージ・ジャーナリズム」です。彼らは、この頃のことを訂正も検証もしていません。恥知らずとは、まさに、このことです。

※岩上安身のツイッター道場!『テレ朝』が、#アゾフ のマクシム・ゾリン司令官にインタビュー、「アゾフはネオナチではなく愛国者だ」とアゾフ側の言い分をそのまま垂れ流し! 軍事ジャーナリスト・黒井文太郎氏は、「極右ではありますけれども、ネオナチとは今は言えない」と謎発言!(日刊IWJガイド、2022年4月1日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20220401#idx-4
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/50522#idx-4

 17日付『ロイター』によると、シルスキー将軍は、ウクライナ軍は「包囲を避けるために、戦前は人口3万2000人がいた(アウディーイウカの)町の郊外の、より安全な陣地に戻った。軍人の命と健康を守った」と述べました。

 同『ロイター』によると、プーチン大統領は、数ヶ月にわたる激しい戦闘の末に、ウクライナ軍司令官が17日にアウディーイウカから軍隊を撤退させたと発表したことを受け、アウディーイウカ占領を「重要な勝利」と呼びました。

 アウディーイウカは、ドネツク州の州都であるドネツク市の北15kmほどに位置し、2014年のユーロマイダン・クーデターの後、NATOとウクライナ政府によって要塞として強化されてきました。

 上述したように、アウディーイウカは、ドンバス地方最大のウクライナ軍の軍事要塞拠点であり、ロシアがドネツク州とルハンシク州を完全支配するための鍵だとみなされていました。

 ロシアがこれまでに支配下に置いていたのは、ドネツク州とルハンシク州の南半分でしたが、アウディーイウカ陥落により、ロシア軍が両州の完全支配に向けて、大きく前進する可能性が出てきました。

 ゼレンスキー大統領は同日、ミュンヘン安全保障会議(2月16日から18日まで3日間開催された)で演説し、ウクライナ軍の撤退を受けて、アウディーイウカでロシア軍を「疲弊させた」としてウクライナ軍を自ら賞賛し、西側同盟国に軍事援助の供給を強化するよう懇願し、撤退の原因の一部は武器不足であることを示唆しました。

ゼレンスキー大統領「ロシアは長距離兵器を持っているが、我々には十分な兵器がない」。

 ゼレンスキー大統領は、バイデン米大統領と電話会談し、「現在の最前線の状況について話しあった」と述べでいます。

※Ukraine withdraws from Avdiivka, Putin hails ‘important victory’(Reuter、2024年2月17日)
https://www.reuters.com/world/europe/ukrainian-troops-withdraw-avdiivka-ammunition-shortage-bites-2024-02-17/

 バイデン米大統領は同17日、ウクライナ軍がアウディーイウカからの撤退を余儀なくされたのは、ウクライナを緊急支援する法案の承認が、米連邦議会で遅れていることが理由だとして、議会を非難しました。

※Biden Says Ukrainian City’s Fall Shows Cost of US Aid Delays(Bloomberg、2024年2月17日)
https://www.bloomberg.com/news/articles/2024-02-17/biden-says-ukrainian-city-s-fall-shows-the-cost-of-us-aid-delays

 19日付『TASS』によると、同日、ロシア国防省は、ロシア軍が、敗走したウクライナ兵が逃げ込んだアウディーイウカのコークス・化学工場を完全に解放した、ウクライナ軍部隊は撤退を続けている、と発表しました。

ロシア国防省「(ロシア軍は)攻勢を展開し、アウディーイウカ方向のコークス工場を完全に掌握した。工場の管理棟にはロシア国旗が掲げられた」。

※Russian armed forces completely liberate coke plant in Avdeyevka – Defense Ministry(TASS、2024年2月19日)
https://tass.com/defense/1748229

 要塞化されたアウディーイウカのコークス・化学工場は、ウクライナ軍によるドネツク市への攻撃拠点として機能してきました。19日付『RT』は、ロシア国防省が公開した同工場の航空映像を掲載しています。

 同『RT』は、「この工場は、2022年2月に紛争が始まるまでは、ウクライナ最大のコークス生産者であった。後にこの工場は、この地域におけるキエフの防衛システムの要となり、恐るべき要塞を誇ってきた。戦闘が進むにつれて、工場自体がほぼ完全に破壊された」と伝えています。

※Avdeevka chemical plant captured – MOD (VIDEOS)(RT、2024年2月19日)
https://www.rt.com/russia/592666-avdeevka-chemical-plant-captured/

 「戦争研究所(ISW)」は、18日の戦況レポートで、アウディーイウカにおけるウクライナ軍の敗走と、ザポリージャ州西部(ロボティネ周辺)、ハリコフ・ルハンシク州の国境地帯でもロシア軍が前進し、攻勢を強めていると報告し、米国による軍事支援が止まっている今、欧州がいくらがんばってウクライナを支援しても十分ではない、と分析しました。

 「最終的に欧州がさらに多くの安全保障支援をウクライナに提供しても、特にパトリオット地対空ミサイルなどの先進的な防空システムなど、米国の軍事支援の完全停止によって生じる重要な装備のギャップは埋まらないだろう。

 欧州の安全保障支援の拡大は必要だが、ウクライナ軍にとって戦線を安定させるのに十分ではなく、ましてや ロシア軍が迫っている地域で主導権を取り戻すには十分ではない。(中略)

 ロシア軍はウクライナ軍をアウディーイウカに引きつけ、前線の他の地域から引き離すことに成功し、ウクライナ人にすでに限られた重要装備品のウクライナ備蓄を使い果たさせることに成功したが、大きな作戦上の利益を確保することはできなかった。

 この結果は、現在進行中のハリコフ・ルハンスク州境やザポリージャ州西部での攻撃作戦でも繰り返される可能性が高い」。

 日本の大手メディアでは、まるで、「天気予報を気象庁に聞く」くらいの手軽さで、日々の戦況を、この戦争研究所(ISW)の報告を疑いもなく、用いますが、この戦争研究所は、ネオコン系であり、バイアスが入っているので、情報のすべてを真に受けることはできず、選択的に読む必要があります。

 この戦争研究所の分析によると、欧州が支援したところで、米国が大規模な支援をしないようでは、ハリコフやロボティネ周辺でも、ウクライナ軍が敗走を重ねるだろうという分析は、今後の戦況を比較的に的確に予測していると思われます。

 しかし、その一方で、「(ロシア軍がアウディーイウカ完全支配によって)大きな作戦上の利益を確保することはできなかった」などと、全体の文脈からどう考えても不自然な「暫定的結論」が挟み込まれています。

 こちらの「結論」だけを引用するのものにとっては、ロシア軍によるアウディーイウカ制圧は、さしたる意味はなかった、という180度反対の結論となり、「どちらでもお好みの方をどうぞ」という摩訶不思議な文章になっています。

 日本のマスメディアで、米国のこの戦争研究所の情報を、エクスキューズをつけることもなく、引用していたり、依拠していたりしたら、その番組なり、テレビ局なり、新聞なりは、信用するに足らない、無知なプロパガンダメディアだと思った方がいいと思います。一つの見分け方の指標となります。

 なお、この戦争研究所では、欧州の支援があったとしても、ウクライナの不利は変わらない、としていました。

 ではその欧州は、このロシア軍が攻勢を強めてきた局面で、いったいどんなアクションをし始めているのか、明日はその詳細をお届けします。

 NATOがすべて、という、今までとはガラッと違った局面が展開されつつあります。要必読です!

※RUSSIAN OFFENSIVE CAMPAIGN ASSESSMENT, FEBRUARY 18, 2024(ISW、2024年2月18日)
https://www.understandingwar.org/backgrounder/russian-offensive-campaign-assessment-february-18-2024

■2月は19日までに、72件、119万1903円のご寄付をいただきました。この金額は目標額の400万円の30%にとどまります! あと10日で70%、280万8097円必要です! この2月こそは、ご寄付・カンパの月間目標額に届きますよう、財政難のIWJへのご支援をよろしくお願い申し上げます! IWJは独立メディアとして、市民の皆さまに真実を伝え続けていきますが、そのためには、皆さまのご支持とご支援が何よりも必要です! 2月こそ月間目標額400万円に届きますように、どうぞよろしくお願い申し上げます!

 いつもIWJをご支援いただきまして、誠にありがとうございます。

 1月は31日間で、154件、192万5400円のご寄付をいただきました。新年早々、ありがとうございました! これは、月間目標額の48%に相当します。

 11月、12月、1月と、3ヶ月連続で目標金額に到達していません。この状況は非常に厳しいと申し上げざるを得ません!

 今年こそ、この2月こそは、月間目標額の400万円に届きますよう、IWJへのご支援をよろしくお願い申し上げます!

 2月は、19日までの19日間で、72件、119万1903円、目標額の30%のご寄付をいただきました。ご寄付くださった皆さま、ありがとうございます!

 しかし、10日間で30%というペースはきわめて厳しく、2月の月末までの残り10日で、あと70%、280万8907円が必要です!!

 国内も不況で、元旦には能登半島地震にも見舞われ、厳寒の中、生活も厳しい方がいらっしゃると思います。

 特に被災された方々には、心よりお見舞い申し上げます。

 そうした状況下で、我々の経済的苦境を訴えるのは、心苦しくもありますが、どうか引き続き、IWJ会員登録、YouTube登録、ご寄付・カンパ、協賛広告でIWJをご支援ください!

 前期第13期は、大変大きな赤字を出してしまいました。私、岩上安身が自身の私財の中から、赤字の月のたび、その都度、緊急でつなぎ融資を出し、その累積額は、合計で2200万円となってしまいました。

 第13期の、赤字約2000万円というこの事態は、IWJ創業以来、初めての大ピンチです。第14期も同様の事態になると、私、岩上安身1人の力で乗り越えることはもはや不可能です。

 これまでの前期1年間の累積の赤字2200万円(見方を変えると、個人岩上安身からの、会社IWJへの貸し付け)に加え、第14期スタートにあたっての銀行からの新たな借り入れ2500万円を考えると、約5000万円近い累積の債務を返済できてはおらず、危機を切り抜けたなどとはとても言えません。

 今期14期はもちろん、支出を徹底的に削ってきました。また、現在、事務所の規模などをダウンサイズすべく、物件探しをしたりしているところです。

※「今までに積み上げてきた、知、の財産としての、IWJ、を、何とか継続していただきたいと思います」「貴社の借金の額の埋め合わせにはほど遠いでしょうが、足しになればと送ります」「ウクライナ、ロシア戦争で優れた報道をしている」! ご寄付をくださった皆さまからの応援・激励メッセージに、岩上安身がご回答いたします!(日刊IWJガイド、2024.2.12号)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20240212#idx-3
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53200#idx-3

 今期は、できれば赤字を出さないだけではなく、黒字を出し、累積した債務への返済にあてていきたいと真剣に取り組んでいる最中です。

 月間目標額400万円を超えた分は、これまでに累積した債務約5000万円の返済に回したいと存じます!

 債務を少しずつでも減らしていけば、IWJが経営破綻せず、存続する道が見えてきます! ご寄付いただいた方には、心から感謝いたします! また、消費不況の影響を受け、会員数も減っています! IWJの活動のために、まだ会員登録をされていない方は、ぜひとも会員登録をお願いします!

 下記のURLから会員登録いただけます。ぜひ、会員登録していただいてご購読・ご視聴お願いいたします!
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 ぜひとも、サポート会員様におかれましては、会員をそのままご継続いただき、一般会員様におかれましては、サポート会員へのアップグレードをお願いします!

 また、休会中の皆さまは、メールやお電話をいただければ、すぐに会員を再開できます。一度退会された方でも、会員番号は変わりませんので、改めて申し込みをいただくことで再び会員になっていただくことが可能です!

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※以下は、IWJの活動へのご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です(各金融機関ごとに口座名が非統一ですが、どれも、各銀行の仕様に従ったもので、間違いではありません)。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします!

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル

 IWJホームページからも、お振り込みいただけます。

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 どうぞ、皆さま、IWJを知人・ご友人、地域の皆さまへIWJの存在をお知らせいただき、日本だけでなく、世界にとって危機的な状況に直面している今、不都合なことをごまかす権力に対し、一切忖度しないで真実をお伝えする独立メディアIWJの存在意義と必要性について、多くの人に口コミでも、SNSを通じてでも、広めてください!

 岩上安身拝

■「貴重な情報に感謝しています」「皆様の活動が砦だと思います」! ご寄付をくださった皆さまからの応援・激励メッセージに、岩上安身がご回答いたします!

 IWJにご寄付をいただいた皆さまから、応援・激励のメッセージをいただきました。ありがとうございます! ここに感謝を込めてご紹介させていただき、岩上安身がご回答させていただきます!

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 貴重な情報に感謝しています。

(匿名希望)

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匿名希望様

 ありがとうございます!

 今後も、マスマディアが伝えない、貴重な情報をお伝えしていきます。

 私の心の中には、マスメディアの正常化、という思いも長いことありまして、「ウチはマスコミが伝えない情報を伝える媒体なんだ」という自己規定は、慎重に避けてきました。

 そんなふうに自分達を決めつけてしまうと、マスメディアが正常化したら、自分の役割はなくなり、無理してでもやろうとしたら、不必要に裏社会とか、裏のスキャンダルとかを狙っていくブラックな専門メディアのようになっていってしまうからです。

 もちろん、社会の裏を知ることは重要であり、何も裏を知らなかったら、表に出ていることがわからなくなります。なので、裏を暴き続けるメディアとかジャーナリストがいたら、それは尊敬に値いします。

 しかし、本題に戻すと、マスメディアに正常化を求める、ということは、到底、無駄な努力だな、と心から思うようになりました。

 一例をあげると、「ナチ隠し、みんなで通せば怖くない」とばかりに、「アゾフはネオナチではない」という、ウクライナが、世界中のマスコミを接待して、アゾフとの会見を行わせて、プロパガンダを行った、そのキャンペーンに乗っかった日本のマスメディアをいくら批判しても、何もこたえていないのです。何も変わりません。右も左も、どうしようもありません。

 ですので、彼らの過ちを指摘はしていくし、批判も非難もしますけれども、彼らが自主的に変わる時は、決して来ない、と思うようになりました。

 彼らが変わらない、期待するのもやめた、では自分達は、どうするかと言えば、やはり、何も変わらずに、事実を曲げずに伝えるべきことを伝えていきたいと思います。その結果については、我々が投じた情報のほんの一石が、受け取り手次第で、何かが変わるかもしれない。そう思って、未来に向かって、情報のボールを、投げ込み続けていきたいと思います。

 どうぞ、IWJが必要と感じていただけましたならば、今月のご寄付・カンパも非常に厳しい状態ですので、どうぞ、ご支援のほど、よろしくお願いします。

 岩上安身拝

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 このままではいけないという思いからです。皆様の活動が砦だと思います。

(O.Y. 様)

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O.Y.様

 ありがとうございます!

 砦を、守りきります!

 ただ、兵糧が尽きてきました(笑)!

 いえ、冗談ではなく、本当にヤバいです!

 どうぞ、ご支援のほど、皆さま、よろしくお願いいたします!

 岩上安身拝


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◆中継番組表◆

**2024.2.20 Tue.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch5】9:40メド~「武見敬三 厚生労働大臣 閣議後記者会見」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5

 武見敬三厚生労働大臣による記者会見を中継します。これまでIWJが報じてきた厚生労働大臣関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%8e%9a%e7%94%9f%e5%8a%b4%e5%83%8d%e5%a4%a7%e8%87%a3

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◆中継番組表◆

**2024.2.21 Wed.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ_YouTube Live】13:30~「【院内ヒアリング集会】能登半島地震が教える原発の危険性 地震はどこでも起こる、退避も避難もできない」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 「再稼働阻止全国ネットワーク」主催の集会を中継します。これまでIWJが報じてきた能登半島地震関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e8%83%bd%e7%99%bb%e5%8d%8a%e5%b3%b6%e5%9c%b0%e9%9c%87

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

「原子力規制委員会による自然災害時の防災指針見直し。家屋倒壊が多発しても、被曝を避けるための『屋内退避』しか議論しないと言う。本当に何の役にも立たない部署ではないか?」~2.16 原発反対八王子行動
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/521672

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■【本日のニュースの連撃! 3連弾!】

■【第1弾! タッカー・カールソン氏によるロシアのプーチン大統領へのインタビューに対し、ロシアの著名ジャーナリストが米バイデン大統領へのインタビューをホワイトハウスへ要請!「露米間の対話を継続する目的」との要請に、ホワイトハウスはいまだ応じず!(『スプートニク』、2024年2月18日)

 ロシアメディア『スプートニク』の日本語版が、2月18日、『スプートニク』の親会社であり、ロシアメディアグループ「ロシア・セヴォードニャ」が、米国のバイデン大統領にインタビューを要請したことを、X(旧ツイッター)への投稿で明らかにしました。

 これは、米ジャーナリストのタッカー・カールソン氏によるロシアのプーチン大統領インタビューに対応するもので、『スプートニク』は「露米間の対話を継続する目的で提案された」としています。

 以下は、『スプートニク』日本のXへの投稿全文です。

 「バイデン氏宛てにスプートニクCEOがインタビューを要請

 露メディアグループ『ロシア・セヴォードニャ』(スプートニクの親会社) のドミトリー・キセリョフ最高経営責任者(CEO)は米大統領のジョー・ #バイデン 氏に宛て、インタビュー要請の書簡を送った。要請は米タッカー・カールソン記者の #プーチン 氏(現露大統領、大統領候補)へのインタビュー後、露米間の対話を継続する目的で提案された。

 キセリョフ氏は取材要請をワシントンのホワイトハウスに送っている。

 『両国には互いに相手の話を聞き、耳を傾ける機会が足りないと私たちは考えています。米国の視聴者に向けたインタビューに応じることで、ロシアのプーチン大統領は堂々たる模範を示したと思います』ホワイトハウス宛ての書簡にはこう書かれた。

 バイデン氏が承諾した場合、インタビューは数か国語に翻訳され、スプートニクのSNS、またその他のプラットフォームを通じ、全世界に拡散される」。

※Sputnik日本のXへの投稿(2024年2月18日)
https://twitter.com/sputnik_jp/status/1759146779029721167

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■【第2弾! タッカー・カールソン氏が、プーチン大統領へのインタビュー後、テレビ司会者のエマド・エルディン・アデブ氏のインタビューに応じ、「ロシアがNATO加盟を望んでいた」ことを明らかした! これを阻止したアメリカ国内の勢力こそ、ウクライナ紛争の元凶!!】(『RT』、2024年2月12日ほか)

 12日付『RT』は、タッカー・カールソン氏が、ドバイで開催された世界政府サミットでプーチンインタビューをふりかえったと報じました。

 テレビ司会者のエマド・エルディン・アデブ氏との1時間に及ぶインタビューの中で、タッカー・カールソン氏は、プーチン大統領とのインタビューをふりかえり、こう述べています。

 「カールソンは、プーチンはウクライナ紛争の終結と世界の新しいパワーバランスについて西側と交渉する意思があるようだと述べた。

 外交とは妥協の技術であり、『一極集中時代のアメリカを除けば』ほとんどすべての人がこのことを理解している、とカールソンは言った。しかし、プーチンは紛争の終結を望んでいるが、彼の立場は紛争が長引けば長引くほど硬化していくだけだ、と彼は付け加えた」。

※Tucker Carlson reviews Putin interview and reveals what ‘radicalized’ him(RT、2024年2月12日)
https://www.rt.com/news/592332-tucker-carlson-dubai-speech/

 さらに、同日付『RT』は、タッカー・カールソン氏の重要発言として、ロシアがNATO加盟を望んでいたことを明らかにした点をあげ、次のように述べています。

 「カールソンがドバイで述べた重要な発言の一つは、ロシアがNATOに加盟したいと要求したことであり、当時のアメリカ大統領ビル・クリントン(※訳注:在任は1993年1月20日―2001年1月20日)は受け入れる様子を見せたが、彼の補佐官たちはこの考えに反対し、最終的には失敗に終わったということだった。

 NATOの全体的な目的はソビエト連邦を西ヨーロッパから排除することであったため、カールソンはこう述べた。『もしロシアが同盟に加わりたいと要求するなら、それはあなたが問題を解決し、生活を建設的に進めることができることを示唆する。しかし、私たちは拒否した』と」。

★このときのロシアのNATO加盟要求に反対した当時のビル・クリントン大統領の側近たちの背後にいて、アメリカ国内で反対した勢力は、軍事産業の副社長クラスからなる「NATO拡大委員会」だったことはほぼ間違いないところです。

 岩上安身のインタビューでもお馴染みのジャーナリストの高野孟氏は、2023年2月16日に行われた院内集会「『台湾有事切迫』論の嘘に惑わされるな」で、非常に重要な発言をしています。

 高野氏は、参加者からの質問に答えて次のように述べています。

 「拡張していこう、東欧をどんどん取り込んでいこうというNATOの東方拡大というものを、アメリカ議会に働きかけたのは、アメリカの兵器産業です。兵器産業の副社長クラスが集まって『NATO拡大委員会』というものを作ってロビー活動をやったのが始まりです。

 旧東欧諸国が次々とソ連製の兵器を捨てて、NATO仕様の、アメリカの最新兵器を買うというマーケット開発、そして、それが行きつくところまで行って、ウクライナに届いてしまったということが、そもそものプーチンが非常に危機感を持ってこれに対処しなければならなくなった大元の原因です」。

※<IWJ取材報告 2>高野孟氏「『台湾有事は日本有事だから防衛費倍増』という『嘘の連鎖』を断ち切ることが必要。岸田は安倍の背後霊に後ろから抱きつかれ、この路線から逃れられない」、ノルドストリームを爆破したのは米国、というハーシュ氏のスクープについて、「世界第1級のジャーナリストであるという認識を持っておりますので、彼が言うぐらいだから本当だろうという感じは持っております」~2.16「台湾有事切迫」論の嘘に惑わされるな 2.16院内集会 ―講演:高野孟氏(日刊IWJガイド、2023年2月18日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20230218#idx-6
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51900#idx-6

 このクリントン大統領のとき、ロシアがNATOに加盟していれば、現在のウクライナ紛争は起きていないことは確実です。

 逆に言えば、このアメリカの兵器産業の副社長クラスで構成された『NATO拡大委員会』こそが、現在のウクライナ紛争の元凶の一つです。

 1997年に、米上院外交委員会で公聴会が開催され、そのときの記録が、『NATO拡大に関する討議』と題されて発表されています。

※THE DEBATE ON NATO ENLARGEMENT(上院外交委員会、1997年)
https://x.gd/5ua4k

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■【第3弾! 米国務副長官に「ジャパン・ハンドラー」カート・キャンベル氏が就任!】早速韓国、日本の外務次官と電話会談を行い、米韓同盟、日米同盟と3ヶ国関係の強化を表明! キャンベル氏は民主党・鳩山由紀夫政権での普天間移設問題で、民主党を「分断」した人物!?(『米国務省』、2024年2月12日)

 米国務省のマシュー・ミラー報道官は、2月12日の記者会見で、カート・キャンベル氏が国務省副長官に就任したと発表しました。

 ミラー報道官によると、キャンベル氏の国務副長官就任は、2月6日に米上院で承認され、12日朝、宣誓を行ったとのことです。

 ミラー報道官は、キャンベル氏について、以下のように語っています。

 「キャンベル副長官は、海軍での勤務、財務省や国防総省での役職、国務省の東アジア・太平洋担当次官補を経て、最近ではホワイトハウスでインド太平洋調整官を務めるなど、卓越したキャリアを持っています。また彼は、学界、シンクタンク、民間企業など、政府以外でも、豊富な経験を持っています。

 『より自由で開かれた、豊かで安全な世界』という、バイデン大統領とブリンケン国務長官のビジョンを推進する役割を担うことになる、キャンベル副長官の取り組みについては、また改めて詳しくお伝えしていきます。

 今日のところは、彼がこの建物に来ることを歓迎したいと思います。ここにいる私たち全員を代表して、皆さんと一緒に働けることを楽しみにしています」。

※Department Press Briefing – February 12, 2024(U.S.DEPARTMENT of STATE、2024年2月12日)
https://www.state.gov/briefings/department-press-briefing-february-12-2024/

★昨年7月28日に、ウェンディ・シャーマン氏が国務副長官を退任して以降、ヴィクトリア・ヌーランド国務次官が副長官代行を務めていました。

 カート・キャンベル氏は、「ジャパン・ハンドラー」(日本のマスメディアは、「知日派」などと言う言葉を使うが、親日家との誤解を生むような、とんでもない言葉を使う。直訳通り、「日本を米国の国益のために操縦する者」)として知られ、16日には早速、日本外務省の岡野正敬外務事務次官と電話会談が行われたことが発表されています。

※岡野外務事務次官とキャンベル米国国務副長官との電話会談(外務省、2024年2月16日)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/pressit_000001_00334.html

※Deputy Secretary Campbell’s Call with Japanese Vice Foreign Minister Okano(U.S.DEPARTMENT of STATE、2024年2月16日)
https://www.state.gov/deputy-secretary-campbells-call-with-japanese-vice-foreign-minister-okano/

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■自民党の「政治資金パーティー裏金事件」で、自民党議員ら91名へ行った聴き取り調査の結果が公表される!(その2)「派閥の責任」「幹部の責任」と言った責任逃れ発言が多数! 議員が「一議員としては派閥に従わざるをえなかった」と、自分自身の責任を認めないならば、有権者が各議員に託した一票一票への裏切りではいのか!? しかもこの 聴き取り調査では、「脱税」疑惑について一言も触れず! 不完全な調査!

 自民党は、15日、「政治資金パーティー裏金事件」を受けて、自民党議員ら91名への聴き取り調査を行い、その結果をまとめた20ページの報告書「聴き取り調査に関する報告書(※以下、報告書)」を公開しました。

 『日刊IWJガイド』2月17日号で、「報告書」の「第2 調査の結果 4 還付金等の使用の有無・使途」までをご紹介しました。議員らへの還付金等の総額は、2018年から2022年までの5年間で5億7949万円にのぼっています。

※自民党の「政治資金パーティー裏金事件」で、自民党議員ら91名へ行った聴き取り調査の結果が公表される!(その1)還付金等の保管方法は「現金」が最多で、保管場所は「事務所の金庫」「鍵の掛かった事務所の引き出し」など! それでも「還付金を認識していなかった」議員は53名と6割以上、「還付金を認識していなかった」にもかかわらず「使っていた」議員も多数! 一方で派閥からの還付金を「気持ち悪いと思っていたので使わなかった」という議員も! 調査の信頼性を担保するためには、各回答の議員氏名を公開すべき!(日刊IWJガイド、2024年2月17日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/#idx-5
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 (その2)として、「第2 調査の結果 5 本件についての所信・その他」意向について、ご紹介します。

 聴き取り調査の対象者らは、「国民の政治不信を招いたことについて謝罪し、反省の弁を述べ」た、と報告されています。「謝罪・反省」の一例を引用します。

 「当選した時からこのような制度となっており、『こういうものなんだ』と思っていた。このような感覚自体が良くないことである。政治家一人一人が心を入れ替え、意識改革がなされるのが重要であると考えている。そのため、私たちの『当たり前』で社会一般にはそうではないことを是正すべきであると考えている」。

 自分が当選する前からの「派閥」の慣行であり、慣行に従っただけの自分には責任はない(あるいは、少ない)と言いたげな、謝罪というよりは弁明の言葉です。

※ここから先は【中略】とさせていただきます。御覧になりたい場合は、ぜひ、新規の会員となって、あるいは休会している方は再開して御覧ください! 会員へのご登録はこちらからお願いいたします。

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 IWJは、2月1日、「自民党ウラガネ・脱税を許さない会」による抗議行動と記者会見を取材しています。

 自民党の政治家に対して「裏金・脱税」容疑での刑事告発状を東京地検に提出した、同会の長谷川直彦弁護士は「明らかな脱税」だと述べています。

 「今、中小企業の皆さんは、もうインボイスという形で、徹底的に税務署からやられている。

 しかし、政治家はどうなんだ。何億やったって、単に政治資金規正法か何かで、一人がちょっとやられるだけ。こんなバカなことがありますか?

 これは、明らかな脱税なんですよ。収入を計上しないというのは。だから、絶対にこれは『所得税法違反』で、『脱税』という形で、厳しくやって」。

 詳しくはぜひ、IWJの取材を御覧ください。

※「絶対にこれは『所得税法違反』で、『脱税』という形で厳しくやって、はっきり言って中心人物は全部、刑務所に入れていただきたい!」~2.1「自民党のウラガネ・脱税に関わる刑事告発」デモ&告発状の提出と記者会見 2024.2.1
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/521424

※【前半】「自民党のウラガネ・脱税に関わる刑事告発」デモ&告発状の提出、 記者会見(2024年2月1日)
https://www.youtube.com/watch?v=sMdVFaWZReg

※【後半】「自民党のウラガネ・脱税に関わる刑事告発」デモ&告発状の提出後の記者会見(質疑応答)(2024年2月1日)
https://www.youtube.com/watch?v=d0vVuw_1lwM

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 それでは、本日も1日、よろしくお願いします。

※日刊IWJガイドのフルバージョン(会員版)は下記URLより御覧ください。
https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20240220

IWJ編集部(岩上安身、六反田千恵、尾内達也)

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