┏━━【目次】━━━━
┠■はじめに~タッカー・カールソン氏によるプーチン大統領インタビューを『朝日新聞』は「トランプ支持者によるバイデン政権へのゆさぶり」と断定! ノルドストリーム爆破やウクライナによるドンバス攻撃、西側のミンスク合意破棄などについて、プーチン大統領が語った内容には一切触れず、「侵略を既成事実化するための世論工作」などと決めつけて、当事者へ取材を行うジャーナリズムそのものを否定!『朝日』は新聞を自称するのをやめて、米国の犬の広報と名乗れ! IWJはインタビュー全文の仮訳・粗訳を進めています!
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┠■この2月こそは、ご寄付・カンパの月間目標額の400万円に届きますよう、財政難のIWJへのご支援をよろしくお願い申し上げます! 1月は31日間で、154件、192万5400円のご寄付をいただきました。この金額は月間目標額400万円の48%にとどまります! IWJは独立メディアとして、市民の皆さまに真実を伝え続けていきますが、そのためには、皆さまのご支持とご支援が何よりも必要です! 2月こそ月間目標額400万円に届きますように、どうぞよろしくお願い申し上げます!
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┠■「今までに積み上げてきた、知、の財産としての、IWJ、を、何とか継続していただきたいと思います」「貴社の借金の額の埋め合わせにはほど遠いでしょうが、足しになればと送ります」「ウクライナ、ロシア戦争で優れた報道をしている」! ご寄付をくださった皆さまからの応援・激励メッセージに、岩上安身がご回答いたします!
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┠■【中継番組表】
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┠■<号外を出しました!>『ニューヨーク・タイムズ』海外特派員で、ピューリッツァー賞を受賞したフリージャーナリスト、クリス・ヘッジズ氏が「ガザにおけるイスラエルのジェノサイド、組織的な大規模飢餓の最終段階が始まった」「イスラエルの飢餓ジェノサイドはナチスを超える」と、国際社会に向けて警鐘!
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┠■米上院議会で、バイデン政権が求める国境管理と移民法の強化・ウクライナ支援・イスラエル支援を束ねた1180億ドルの大型パッケージを否決! 次の一手として、上院は対外支援だけの953億ドルパッケージ案の審議入りを可決! だが新パッケージ案の前途は多難!? バイデン大統領が、トランプ前大統領を破って大統領に再選され、上下院とも民主党が過半数を占めることでもない限り、米国によるウクライナ支援は復活しない!
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┠■【本日のニュースの一撃!】
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┠■【第1弾! 米国がイリューシン76の撃墜は米国製ミサイルによるもので、ウクライナ人捕虜が乗っていたことを認める!】米当局者は、パトリオットは「欧州の同盟国が供与したもの」と弁明! 責任はパトリオットを直接供与した国にあり、ウクライナが米国の言うことを聞かないだけで、パトリオットを売却した米国だけは何の責任もなく儲かる!?(『ニューヨーク・タイムズ』、2024年2月8日)
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■はじめに~タッカー・カールソン氏によるプーチン大統領インタビューを『朝日新聞』は「トランプ支持者によるバイデン政権へのゆさぶり」と断定! ノルドストリーム爆破やウクライナによるドンバス攻撃、西側のミンスク合意破棄などについて、プーチン大統領が語った内容には一切触れず、「侵略を既成事実化するための世論工作」などと決めつけて、当事者へ取材を行うジャーナリズムそのものを否定!『朝日』は新聞を自称するのをやめて、米国の犬の広報と名乗れ! IWJはインタビュー全文の仮訳・粗訳を進めています!
おはようございます。IWJ編集部です。
IWJが連日お伝えしている、元『フォックス・ニュース』の看板アンカー、タッカー・カールソン氏によるプーチン大統領への2時間以上にわたるインタビューが、9日朝、『タッカー・カールソン・ネットワーク』に公開され、波紋が広がっています。
※はじめに~タッカー・カールソン氏、プーチン大統領独占インタビューへ! 米国の主要メディア各社が行ったゼレンスキー大統領へのインタビューに対しては、「あれはジャーナリズムではありません。政府のプロパガンダです。もっとも醜悪なプロパガンダです。人々を殺すプロパガンダです」と痛烈に非難! アメリカとウクライナのプロパガンダに、自分の頭で何も考えず、追随してきただけの日本の大手新聞テレビは、タッカー・カールソン氏の「自分の頭で考える」発言に耳を傾けるべき!(日刊IWJガイド、2024年2月8日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20240208#idx-1
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53190#idx-1
※タッカー・カールソン氏のプーチン大統領インタビュー(続報)! カールソン氏のインタビューが米国内で大問題に! 米国内では逮捕論! EUでは渡航禁止令が取りざたされる! ところが、英語圏の市民はこのインタビューを大歓迎! いったい誰が慌てているのか? 本日、朝8時に、このインタビューは公開! IWJは全編翻訳紹介の予定! なお、昨夜からフライング気味に出回っている、カールソン・インタビューのテキストはガセであると、ロシア大統領府のペスコフ報道官が表明!(日刊IWJガイド、2024年2月9日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20240209#idx-2
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53193#idx-2
※タッカー・カールソン氏によるプーチン大統領インタビュー全編の翻訳を開始!(第1回)冒頭は、プーチン大統領による仰天のロシア・ウクライナの歴史講義! IWJは慎重にインタビュー内容を吟味しながら、可能なかぎり注や補説で補い、あるいは間違いの検証をしながら全文の翻訳を進めます!(日刊IWJガイド、2024年2月10日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20240210#idx-2
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53197#idx-2
IWJは現在、公開されたこのインタビューの仮訳・粗訳を進めています。
X(旧ツイッター)では9日、『タッカー・カールソン・ネットワーク』の公式アカウントが、1分30秒前後の短い動画を6本投稿しています。
カールソン氏「ノルドストリームを爆破したのは誰ですか?」
プーチン大統領(真顔で)「あなただよ。確かに」(言い終えておどけ顔に)
カールソン氏「私はその日は忙しかったですよ。私はノルド・ストリームを爆破していません。でも、ありがとう」(笑)
プーチン大統領(笑いながら)「あなた個人には、アリバイがあるかもしれない。しかし、CIAには、そんなアリバイはない」
カールソン氏「あなたは、NATOあるいはCIAがそれ(爆破)をやったというエビデンスをお持ちですか?」
プーチン大統領「ご存知でしょう? 詳しくは言いませんが、このようなケースでは、人はいつも『興味のある人を探せ』といいます」
カールソン氏「しかし、私は混乱しています。つまり、これは史上最大の産業テロ行為であり、史上最大の二酸化炭素排出量なのです。
NATO、アメリカ、CIA、西側諸国がやったという証拠があれば、そしておそらくあなたのセキュリティ・サービス、諜報サービスがあれば、あなたはそれを提示し、プロパガンダの勝利を勝ち取ることができるのではないですか?」
プーチン大統領「プロパガンダ戦争において、米国を打ち負かすことは、非常に難しいのです。なぜなら、米国は世界中のメディアとヨーロッパのメディアを支配していますから。
ヨーロッパ最大のメディアの最終的な受益者は、米国の金融機関ですよ。ご存知ですか?
ですから、この仕事に関与することは、可能ですが、いわば、法外な費用がかかるのです。単に情報源にスポットライトを当てるだけでは、成果は上がらないのです」
※『タッカー・カールソン・ネットワーク』のX公式アカウントへの投稿(2024年2月9日)
https://twitter.com/TCNetwork/status/1755737019823845576
『タッカー・カールソン・ネットワーク』は、これ以外にも、「タッカーは投獄されたWSJのジャーナリストについて、プーチンに質問した」「プーチン大統領は、どの世界指導者が、ウクライナ平和条約を破棄したかを明らかにした」「プーチン大統領、世界の基軸通貨としてのドルの崩壊について語る」「バイデンとプーチンが最後に話したのはいつですか?」「プーチン大統領の宗教に対する見方」といった動画をXへ投稿しています。
※『タッカー・カールソン・ネットワーク』のX公式アカウントへの投稿(2024年2月9日)
https://twitter.com/TCNetwork/status/1755732749950828860
https://twitter.com/TCNetwork/status/1755743021415506127
https://twitter.com/TCNetwork/status/1755748344465342565
https://twitter.com/TCNetwork/status/1755750862801301877
https://twitter.com/TCNetwork/status/1755761727000739993
日本の大手メディアも、このインタビューの内容について、一斉に報じていますが、「ノルドストリームを爆破したのは誰か?」という話題については、一切触れられていません。
他方で、9日付け『朝日新聞』は、カールソン氏を「ウクライナ支援に否定的なトランプ前米大統領に近い元テレビ司会者タッカー・カールソン氏」と紹介し、「プーチン氏はバイデン米政権に対し『ロシアと交渉した方がいいのではないか』と発言。米世論の分裂を見透かすように揺さぶりをかけた」などと反ロシアのプロパガンダ丸出しの書き方をしています。
ここには、口を開けば、ロシアとプーチン大統領を悪魔化する、悪口雑言、誹謗中傷だらけのバイデン大統領の発言と並べて、中立公正に双方を評価しようとする姿勢など、微塵もありません。
このような書き方をすることで、評価が暴落するのは、プーチン大統領でも、タッカー・カールソン氏でもなく、『朝日』自体の評価です。『朝日』を一流紙などと勘違いしていた時代は、もはやとっくの昔に終わりました。『三流』以下の紙屑です。
※プーチン氏揺さぶり「ロシアと交渉を」 トランプ氏支持の司会者通じ(朝日新聞デジタル、2024年2月9日)
https://digital.asahi.com/articles/ASS293W73S29UHBI00L.html
ウクライナ紛争が米国の「代理戦争」であることは明らかである以上、紛争当事国の大統領であるプーチン氏がバイデン大統領との交渉を望むのは当然のはずですが、『朝日新聞』の記事は、書き出しから、まるでトランプ前大統領の側近が、プーチン氏と、バイデン大統領に謀略を謀ろうとしているかのような論調です。
この『朝日新聞』の記事は、さらにインタビューについて、「侵攻を正当化するプロパガンダを発信したいプーチン政権の意向と、ウクライナ支援に懐疑的な世論に訴えかけたいカールソン氏の思惑との双方が反映された内容だ」と主張。
プーチン大統領がトランプ前大統領と「個人的関係」があったと語ったことを取りあげる一方、カールソン氏がトランプ前大統領に単独インタビューを行ったことや、副大統領候補に検討していると報じられたことなどに紙幅を割き、肝心のプーチン大統領へのインタビュー内容については、「侵略戦争を仕掛けておきながら『(ウクライナ侵攻は)戦争を止めるための試みだった』などとするプーチン氏の持論に対し、突っ込んだ質問もないまま、一方的な発信がなされる場になった」と論じた上、以下のように結論づけています。
「ロシアは今回の取材動画を、国内はもちろん、良好な関係にある新興国なども含めた国際的な世論工作に使うとみられる。欧米のウクライナ支援に暗雲が漂うなか、侵略を既成事実化するため、有利な条件で停戦交渉に入る機会をうかがっている可能性がある」。
いやはや、呆れるとしか、言いようがありません。
タッカー・カールソン氏が、あたかも、プーチン氏とトランプ氏の犬であるかのような侮辱的な書き方であり、取材をして事実を報じるジャーナリズムそのものを全否定したような言い草です。
そういう自分達『朝日』は、反トランプ、反ロシア、反プーチンの姿勢をとる自分達に何の疑いも持たず、バイデンの犬のごとき御用紙屑に堕して、一点の恥の意識も疑念もありません。
2022年2月のロシア侵攻がすべての始まりであるかのように彼らは書きますが、その8年前の2014年、ウクライナの首都キエフで、米国のバックアップのもと、ユーロマイダン・クーデターを起こして、民主的な選挙によって選出されたヤヌコビッチ政権を崩壊させたあと、ウクライナ政府は、国内のマイノリティであるロシア系住民に理不尽な差別的政策を打ち出しました。
さらにはネオナチらによる暴力的な迫害や殺傷を野放しにしてきました。さらにロシア系住民が集住する東部ドンバスに対しては、政府自ら国軍を動員して、砲撃や空爆さえ繰り返しました。
こんな虐殺が8年間続いて、ついにロシア軍の介入を招いたのです。こうした明白な歴史的事実をなかったことにする『朝日』の正気を疑います。報道の名を借りた悪質なプロパガンダであることはもちろん、読者を欺いて、世論を歪める、極めて卑劣な犯罪である、と思います。
他の日本の主流メディアも同様に、カールソン氏を「トランプ大統領に近い」「ロシア寄り」などと紹介した上で、プーチン大統領がポーランドなど「侵攻を拡大する考えはない」と語ったことや、「米国が武器供給をやめれば、(ウクライナとの)戦争は数週間以内に終わる」と語ったことを報じています。情報カルテルである、記者クラブメディアらしく、一様に、取り上げているテーマは同じです。
※米FOX元看板司会者 プーチン氏の2時間インタビュー公開 侵攻後初の米メディア取材(2024年2月9日)(ANNnewsCH)
https://youtu.be/p1roNyk4Z2Q
※プーチン大統領 侵攻拡大を否定(2024年2月9日)(テレ東BIZ)
https://youtu.be/ce6VkVQNx7I
※プーチン大統領「武器供与をやめれば数週間で戦争は終わる」 アメリカを批判(日テレニュース、2024年2月9日)
https://news.ntv.co.jp/category/international/11f89ab1ee2346c2ac224315550308d2
※ウクライナ支援「やめよ」 プーチン氏、米元司会者と異例のインタビュー(時事ドットコム、2024年2月9日)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024020900452&g=int
※米国がウクライナへの武器供給やめれば交渉検討-プーチン大統領(ブルームバーグ、2024年2月9日)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-02-09/S8KVUJT1UM0W00
他方で米バイデン政権は、プーチン大統領の主張を打ち消すのに躍起です。
2月10日付け『フォーブス・ジャパン』は、米国家安全保障会議のジョン・カービー戦略広報調整官が、このインタビューについて「うのみにすべきではない」と警告したと、以下のように報じました。
「カービー調整官は、ロシアが2022年2月にウクライナ侵攻を開始した時点で『ウクライナは誰にとっても脅威ではなかった』とし、『一方的に隣国に侵攻した』のはプーチン大統領であり『米国民は誰が悪いのかよく知っている』と説明。『ウクライナが何のために戦っているのか、人々が求めているのは我々の助けだけだということを、米国民は理解している』との見解を示し、ウクライナが『米軍の派兵』を求めているわけではないと付け加えた。その上で、カールソンのインタビューを見る人は、プーチン大統領の話を聞いているということを忘れず、同大統領の言うことを『うのみにすべきではない』と警告した」。
※米政府、プーチン大統領のインタビューを「うのみにすべきではない」と警告(フォーブス・ジャパン、2024年2月10日)
https://forbesjapan.com/articles/detail/69078
ロシアが2022年2月にウクライナ侵攻を開始した時点で、『ウクライナは誰にとっても脅威ではなかった』というカービー調整官の発言は、100%の虚偽です。
先述した通り、ロシアが介入するまで、一方的にロシア系住民を殺戮していたのは、ウクライナ政府とウクライナ軍、そしてネオナチでした。ドンバス地方だけで、1万数千人のロシア系住民が死傷しています。
ドンバスの住民は、砲撃や空爆を受けるだけでなく、水も食料も止められて、ウクライナ側から物資が何も届かず、仕事もなくなり、年金も支給されなくなっており、ロシアが人道援助を送り続けなければ、もっと多くの死者を出していたでしょう。ガザのパレスチナ人と同じ運命を辿っていったに違いありません。
こうした明白な事実を米国政府報道官は、平然とすべてなかったことにするのです。
そして、そうした嘘を、日本の『朝日』を筆頭とする記者クラブメディアは、そのまま、受け入れて、自分の目で見ず、耳で聞かず、頭で考えずに、デマを書き続けてきたわけです。
タッカー・カールソン氏のインタビューに彼らが過剰に怯えるのは、自分達がつき続けてきた嘘が、一般の読者にもわかってしまうことが恐ろしいのでしょう。そして、デマにデマを重ねて、自分達の報道犯罪を隠蔽しようとして、罪を重ねていくのです。
こうした中、立憲民主党の原口一博衆議院議員は2月9日と10日、自身のXの音声会話機能「スペース」で、上記の『タッカー・カールソン・ネットワーク』が公開したインタビューや、Xへの投稿について、自身で翻訳しながら、その内容を紹介しています。
※ウラジミール・プーチン大統領、タッカー・カールソン氏インタビュー原口一博所感を語る(原口一博衆議院議員のXへの投稿、2024年2月9日)
https://twitter.com/kharaguchi/status/1755893314128396535
※(その2)ウラジミール・プーチン大統領、タッカー・カールソン氏インタビュー原口一博所感(原口一博衆議院議員のXへの投稿、2024年2月9日)
https://twitter.com/kharaguchi/status/1755903551711363538
※ウラジミール・プーチン大統領、タッカー・カールソン氏インタビュー原口一博所感を語る(その3ロシアの歴史ヒトラーのナチスドイツ→)(原口一博衆議院議員のXへの投稿、2024年2月10日)
https://twitter.com/kharaguchi/status/1756136996236582947
※(その4)ウラジミール・プーチン大統領、タッカー・カールソン氏インタビュー原口一博所感(原口一博衆議院議員のXへの投稿、2024年2月10日)
https://twitter.com/kharaguchi/status/1756216596438327433
※(その5)ウラジミール・プーチン大統領、タッカー・カールソン氏インタビュー原口一博所感(原口一博衆議院議員のXへの投稿、2024年2月10日)
https://twitter.com/kharaguchi/status/1756237783763706146
※(その6)ウラジミール・プーチン大統領、タッカー・カールソン氏インタビュー原口一博所感(原口一博衆議院議員のXへの投稿、2024年2月10日)
https://twitter.com/kharaguchi/status/1756278620925083657
※(その7)ウラジミール・プーチン大統領、タッカー・カールソン氏インタビュー原口一博所感(原口一博衆議院議員のXへの投稿、2024年2月10日)
https://twitter.com/kharaguchi/status/1756406005947363737
原口一博議員には、すでに岩上安身によるインタビューを申し込んでおり、内諾を得て、日程を調整中です。決定したら、また、お知らせいたします。
プーチン大統領は、タッカー・カールソン氏によるインタビューの中で、「ウクライナが2014年にドンバスで民間人に対して戦争を開始した」「米国はロシアを追い詰め、超えてはならない一線まで追い詰めた」「ウクライナの現指導部はミンスク協定を履行しないと宣言した」「ドイツとフランスの前指導者たちは、ミンスク合意には確かに署名したが、それを履行するつもりはなかったと、全世界に向けて公然と発言した」など、歴史的な事実をひとつ一つ丁寧に説明しています。
こうした内容を一切報じず、プーチン大統領の発言が「侵略戦争の正当化」だと断じる日本の主流マスメディアは、過失を犯しているなどとは到底言えず、明確な犯意をもって、ワシントンと「共犯」となる、虚偽のプロパガンダを行い続けており、極めて邪悪である、と言わざるを得ません。
IWJは、このタッカー・カールソンのインタビューの全文の日本語訳を進めています。背景事情や歴史知識や専門用語がわからないと全部、理解できないため、できるだけ注をつけるなどして、わかりやすく、すべてをありのままにお伝えします。
時間が少々、かかりますが、順次、公開していきますので、インタビューの全文仮訳・粗訳を、ぜひお読みいただくよう、お願いします。
そのためにも、かなり人手を割くことにもなりますので、どうか、有料会員になってくださったり、ご寄付・カンパでのご支援も、どうぞよろしくお願いいたします!
■この2月こそは、ご寄付・カンパの月間目標額の400万円に届きますよう、財政難のIWJへのご支援をよろしくお願い申し上げます! 1月は31日間で、154件、192万5400円のご寄付をいただきました。この金額は月間目標額400万円の48%にとどまります! IWJは独立メディアとして、市民の皆さまに真実を伝え続けていきますが、そのためには、皆さまのご支持とご支援が何よりも必要です! 2月こそ月間目標額400万円に届きますように、どうぞよろしくお願い申し上げます!
いつもIWJをご支援いただきまして、誠にありがとうございます。
1月は31日間で、154件、192万5400円のご寄付をいただきました。新年早々、ありがとうございました! これは、月刊目標額の48%に相当します。
11月、12月、1月と、3ヶ月連続で目標金額に到達していません。この状況は非常に厳しいと申し上げざるを得ません!
今年こそ、この2月こそは、月間目標額の400万円に届きますよう、IWJへのご支援をよろしくお願い申し上げます!
2月は、8日までの8日間で、27件、38万8400円、目標額の10%のご寄付をいただきました。ありがとうございます。
国内も不況で、元旦には能登半島地震にも見舞われ、厳寒の中、生活も厳しい方がいらっしゃると思います。
特に被災された方々には、心よりお見舞い申し上げます。
そうした状況下で、我々の経済的苦境を訴えるのは、心苦しくもありますが、どうか引き続き、IWJ会員登録、YouTube登録、ご寄付・カンパ、協賛広告でIWJをご支援ください!
前期第13期は、大変大きな赤字を出してしまいました。私、岩上安身が自身の私財の中から、赤字の月のたび、その都度、緊急でつなぎ融資を出し、その累積額は、合計で2200万円となってしまいました。
第13期の、赤字約2000万円というこの事態は、IWJ創業以来、初めての大ピンチです。第14期も同様の事態になると、私、岩上安身1人の力で乗り越えることはもはや不可能です。
これまでの前期1年間の累積の赤字2200万円(見方を変えると、個人岩上安身からの、会社IWJへの貸し付け)に加え、第14期スタートにあたっての銀行からの新たな借り入れ2500万円を考えると、約5000万円近い累積の債務を返済できてはおらず、危機を切り抜けたなどとはとても言えません。
今期14期はもちろん、支出を徹底的に削ってきました。今期は、赤字を出さないだけではなく、黒字を出し、累積した債務への返済にあてていきたいと真剣に取り組んでいる最中です。
月間目標額400万円を超えた分は、これまでに累積した債務約5000万円の返済に回したいと存じます!
債務を少しずつでも減らしていけば、IWJが経営破綻せず、存続する道が見えてきます! ご寄付いただいた方には、心から感謝いたします! また、消費不況の影響を受け、会員数も減っています! IWJの活動のために、まだ会員登録をされていない方は、ぜひとも会員登録をお願いします!
下記のURLから会員登録いただけます。ぜひ、会員登録していただいてご購読・ご視聴お願いいたします!
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ぜひとも、サポート会員様におかれましては、会員をそのままご継続いただき、一般会員様におかれましては、サポート会員へのアップグレードをお願いします!
また、休会中の皆さまは、メールやお電話をいただければ、すぐに会員を再開できます。一度退会された方でも、会員番号は変わりませんので、改めて申し込みをいただくことで再び会員になっていただくことが可能です!
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※以下は、IWJの活動へのご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です(各金融機関ごとに口座名が非統一ですが、どれも、各銀行の仕様に従ったもので、間違いではありません)。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします!
みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル
城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル
ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
IWJホームページからも、お振り込みいただけます。
※ご寄付・カンパのお願い
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html
どうぞ、皆さま、IWJを知人・ご友人、地域の皆さまへIWJの存在をお知らせいただき、日本だけでなく、世界にとって危機的な状況に直面している今、不都合なことをごまかす権力に対し、一切忖度しないで真実をお伝えする独立メディアIWJの存在意義と必要性について、多くの人に口コミでも、SNSを通じてでも、広めてください!
岩上安身拝
■「今までに積み上げてきた、知、の財産としての、IWJ、を、何とか継続していただきたいと思います」「貴社の借金の額の埋め合わせにはほど遠いでしょうが、足しになればと送ります」「ウクライナ、ロシア戦争で優れた報道をしている」! ご寄付をくださった皆さまからの応援・激励メッセージに、岩上安身がご回答いたします!
IWJにご寄付をいただいた皆さまから、応援・激励のメッセージをいただきました。ありがとうございます! ここに感謝を込めてご紹介させていただき、岩上安身がご回答させていただきます!
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少額ですがカンパしました。経営環境は厳しくなるばかりの中、維持していくのは大変だと思います。規模の縮小は当然です。予算内でできる形で、IWJのフアンとしては継続を願うばかりです。世界の変化が激しすぎて、IWJの記事をいきなり読んでも理解できない、って事もあると思います。今までに積み上げてきた、知、の財産としての、IWJ、を、何とか継続していただきたいと思います。ダメなときは、撤退、体制を立て直して、反転攻勢、って、ウクライナみたいな話、、、じゃなく、岩上さんや、スタッフさんの、ジャーナリスト、としての活動を支援したいと思います。
(落合 正明 様)
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落合正明様
ありがとうございます!
日常の支出カットは、できることはほぼほぼやったので、あとは、スペースを縮小することですが、資料となる書籍などが、私が長年溜めてきたものを含めて大量にあるので、それをどうにかしないと、より小さいスペースへの移動ができません。
かなり、処分もしたのですが、知的財産というものは、我々にとっては、「製品」を生み出すための「仕入れ材料」のようなものです。どうしても、不可欠です。
ひとつ考えているのは、今は全国的に空き家物件が増えたいると言われているので、首都圏の外れにでも、そうした格安物件を見つけて、開架式の図書館状態にして、本の多くを移せないだろうか、ということです。
また、首都圏直下地震や、本当に戦争突入して、都心に空爆やミサイルでも撃ち込まれたら、都心にあるオフィスはひとたまりもありません。
特に、これまでの動画データは、自社と、別の会社のデータ保存サービスに預けてありますが、物理的にサーバーが破壊されたり、大規模なサイバー戦争にでもなったら、クラウドでは、対処できません。
安全なところに、ハードでバックアップデータを残して、早めに都心から疎開させておく必要性も感じています。
探しているのは、地震や水に強い地盤の良い台地の物件。都心から最も遠くても、車で2時間くらいまで。
本の出し入れは、車を使うので、人気のある駅近くの物件である必要はなく、むしろ駅から遠いため、不人気ゆえに価格が安く、きちんとスペースのある空き家があれば、と思っています。
そうすれば、今すぐ必要な資料、書籍だけ手元に置いておかばいいので、スペースを省けて、今よりも狭いオフィスでも、稼働可能だと思います。
どなたか、良い物件に心当たりがある方、ぜひ、情報をお寄せください。
何としても、IWJは、サバイバルして、米国の目論む東アジアでの戦争実現に向かって、嘘ばかり書き続けるマスメディアに対抗する、真実の情報を世に出し続けたいと思っています。
どうぞ、皆さま、ご助力、ご支援を本当によろしくお願いいたします。
岩上安身拝
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貴社の借金の額の埋め合わせにはほど遠いでしょうが、足しになればと送ります。
(水野 博 様)
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水野博様
ありがとうございます!
本当に、金額はいくらであっても、多くの人が、広く、薄くでも、応援していただけることが、一番、ありがたいと思っています。
今後とも、どうぞ、IWJをご贔屓に、よろしくご支援のほど、お願いいたします!
岩上安身拝
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ウクライナ、ロシア戦争で優れた報道をしている
(K.H. 様)
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K.H.様
ありがとうございます!
他のマスメディアが、ことごとく、プロパガンダの道具に成り下がっているので、我々としては、少しも手を抜けない、という思いです。本日、取り上げた『朝日』の記事などは、論外ですが、その論外がまかり通ってしまっているのです。
今のところ、IWJが受けた直接的な圧力は、これまで10年以上も、私が参加できていた、総理会見に、岸田政権になってから、ウクライナ問題やノルドストリーム爆破事件について質問してから、急に、参加できなくなったことです。
この問題で、政府と与野党とマスメディアが、全て結託して、世論の方向性を誘導しているのに、そこにたてつくような人間は入れさせない、ということなのでしょう。
安倍政権ですら、やらなかったことを、岸田政権は、あのツルッとした優等生顔をして、やってしまいます。恐るべきことです。
しかし、ごんな程度の圧力に屈してたまるか、という思いも、もちろんあります。
日本滅亡の回避と、ハルマゲドンに取り憑かれた連中の思惑が外れますように、ご支援くださる皆様とともに、頑張りたいと思います。
どうぞ、今後とも、ご支援をよろしくお願いいたします!
岩上安身拝
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◆中継番組表◆
**2024.2.12 Mon.**
調整中
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◆中継番組表◆
**2024.2.13 Tue.**
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
【IWJ_YouTube Live】18:00~「浅野健一が選ぶ講師による『人権とメディア』連続講座 緊急学習会『自民裏金とメディア』―登壇:浅野健一氏(ジャーナリスト)、岩田薫氏(元軽井沢町議)、郷原信郎氏(元検事・弁護士)」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured
「たんぽぽ舎」主催の講座を中継します。これまでIWJが報じてきた政治とカネ関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e6%94%bf%e6%b2%bb%e3%81%a8%e3%82%ab%e3%83%8d
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◆昨日アップした記事はこちらです◆
「絶対にこれは『所得税法違反』で、『脱税』という形で厳しくやって、はっきり言って中心人物は全部、刑務所に入れていただきたい!」~2.1「自民党のウラガネ・脱税に関わる刑事告発」デモ&告発状の提出と記者会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/521424
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■<号外を出しました!>『ニューヨーク・タイムズ』海外特派員で、ピューリッツァー賞を受賞したフリージャーナリスト、クリス・ヘッジズ氏が「ガザにおけるイスラエルのジェノサイド、組織的な大規模飢餓の最終段階が始まった」「イスラエルの飢餓ジェノサイドはナチスを超える」と、国際社会に向けて警鐘!
ピューリッツァー賞を受賞した作家・ジャーナリストであり、『ニューヨーク・タイムズ』の海外特派員を15年間務めた、フリージャーナリストであるクリス・ヘッジズ氏が、9日、「奴らに土を食わせろ — ガザにおけるイスラエルの大量虐殺、組織された大規模飢餓の最終段階が始まった。国際社会はそれを止めるつもりはない」という記事を、『サブスタック』上に発表しました。
※Let Them Eat Dirt — The final stage of Israel’s genocide in Gaza, an orchestrated mass starvation, has begun. The international community does not intend to stop it.
(CHRIS HEDGES、2024年2月9日)
https://chrishedges.substack.com/p/let-them-eat-dirt
すでに、『日刊IWJガイド』で、連日お伝えしているように、バイデン政権高官らが、イスラエルに対してガザにおける戦闘を自制し、一時停戦するように呼びかけたことに反発し、イスラエルはガザにおけるジェノサイドの最終段階を開始しました。
※はじめに~全世界の目前で狂気のジェノサイドが最終段階を迎えるのか!? イスラエルのネタニヤフ首相が停戦を拒否し、パレスチナ人を追い込んだガザ南部ラファへの空爆と地上侵攻準備を命令! この緊急事態に対し、本日午後6時から、2月2日収録「『ガザとは何か? イスラエルとは何か?』岩上安身による早稲田大学文学学術院教授 京都大学名誉教授 岡真理氏インタビュー」をフルオープンで撮りおろし初配信します! さらに明日午後6時から、2月7日収録「『ガザ攻撃における植民地主義の視点』岩上安身による 東京経済大学教授 早尾貴紀氏インタビュー」をフルオープンで撮りおろし初配信します!
(日刊IWJガイド、2024年2月9日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20240209#idx-1
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53193#idx-1
※はじめに~イスラエル軍によるパレスチナ人への最終抹殺、ガザ南部ラファへの地上侵攻が刻一刻と迫る中、ラファへの砲撃が急増、破壊の規模とレベルが著しく激しさを増す! イスラエル兵らは、ガザの建物を爆破したり、ブルドーザーで押し潰す様子を娯楽を楽しむようかのにSNSで世界中に発信! 罪の意識ゼロ! ナチスですらホロコーストを隠したが、シオニスト・イスラエルには、ジェノサイドを隠す気もない! これは「ジュネーブ条約に違反する破壊」と専門家! ラファに避難したパレスチナ人は、「たとえイスラエル軍が侵攻してきたとしても、逃げる場所はどこにもない」「ガザでは絶望が増大」「ラファは絶望の圧力釜」と悲鳴!
(日刊IWJガイド、2024年2月10日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20240210#idx-1
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53197#idx-1
ヘッジズ氏は、イスラエルは「最後の安全地帯」であるラファに集めたパレスチナの人々に対する爆撃を開始し、それだけではなく、ガザ地区への水・医薬品・食料の供給を阻止し、パレスチナ人を大量に餓死させようとしている、と警鐘を鳴らしています。
仮にガザに住む230万人のパレスチナ人を餓死に追い込めば、それは、ナチスを超えたジェノサイドになる、とヘッジズ氏は次のように指摘しています。
「ナチスは1942年、ワルシャワ・ゲットーにいた50万人の男性、女性、子供たちを組織的に餓死させた。イスラエルはこの数字を超えようとしている」。
ヘッジズ氏は、1998年に自身が取材した、スーダンの大飢饉を参照し、飢餓によって、人間の身体に何が起きるかを詳述し、大人の場合「(餓死するまで)最大40日」と書いています。
ネタニヤフ首相は、7日、現在5ヶ月目に入っているイスラエルの対ハマス戦争を「絶対的な勝利」を達成するまで推し進めると誓い、作戦は「数年ではなく、数ヶ月」で終わる、と述べました。
※Israeli PM Netanyahu rejects proposed ceasefire and hostage deal with Hamas(euronews、2024年2月7日)
https://www.euronews.com/2024/02/07/israel-confirms-31-gaza-hostages-killed-as-ceasefire-talks-continue
ネタニヤフ首相の「数ヶ月」という発言は、パレスチナ人の絶滅まで、余裕をもった数字です。ヘッジズ氏がいう「最大40日」という数字の方が気にかかります。
イスラエルが言い出した、証拠もない、嫌疑で、UNRWAへの支援を日本を含めて、西側諸国が打ち切ったことは、食料も水もなくなり、死に至る飢餓がパレスチナ人の眼前に迫ってきている、ということです。
イスラエルの暴力を止め、パレスチナ人の命を救うのは、急いで、今、行わなければならないのです。
国際社会は、あからさまに目の前で行われている飢餓ジェノサイドを、黙って指をくわえて、パレスチナ人が一人残らず「死に絶える」まで、ぼんやりと傍観視しているのでしょうか。「40日後」はすぐ目の前です。
IWJは、昨日11日、クリス・ヘッジズ氏の新記事「奴らに土を食わせろ」の全文仮訳・粗訳を号外で発行しました。号外の全文は、会員登録の上、お読みください。
IWJは昨年12月、ヘッジス氏によるガザのレポートをご紹介しています。こちらもあわせてお読みください。
※【IWJ号外】元『ニューヨーク・タイムズ』記者、クリス・ヘッジズ氏が、イスラエルによるガザの民族浄化とパレスチナ人のガザ永久追放計画、人類初のAIによるジェノサイドに警鐘! 2023.12.5
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/520182
■米上院議会で、バイデン政権が求める国境管理と移民法の強化・ウクライナ支援・イスラエル支援を束ねた1180億ドルの大型パッケージを否決! 次の一手として、上院は対外支援だけの953億ドルパッケージ案の審議入りを可決! だが新パッケージ案の前途は多難!? バイデン大統領が、トランプ前大統領を破って大統領に再選され、上下院とも民主党が過半数を占めることでもない限り、米国によるウクライナ支援は復活しない!
米上院議会は、2月7日、バイデン政権が昨年10月から求めている、国境管理と移民法の強化・ウクライナ支援・イスラエル支援を束ねた1180億ドルの大型追加パッケージ法案を、賛成49・反対50で否決しました。『ロイター』など多数のメディアが報じています。
※US Senate defeats border deal, but Ukraine, Israel aid may survive(Reuter、2024年2月8日)
https://www.reuters.com/world/us/bipartisan-border-ukraine-deal-looks-set-fail-us-senate-2024-02-07/
上院は2月8日、950億ドルの新たなパッケージの審議を開始する動議を提出、67対32で可決されました。今後、950億ドルの対外支援パッケージに関する審議が開始されます。裁決の最終期限は、3月初旬の政府機関閉鎖期限です。
この法案には、ウクライナ支援に600億ドル、イスラエルの安全保障支援に141億ドル、人道支援に92億ドル、インド太平洋地域の地域パートナー支援に48億ドルなどが含まれています。
※Senate advances $95 billion Ukraine, Israel funding bill, faces uphill battle as budget talks loom(CNBC、2024年2月8日)
https://www.cnbc.com/2024/02/08/senate-advances-95-billion-ukraine-israel-aid-package.html
しかし、950億ドルの対外支援パッケージの前途は多難です。
2月9日付『CNN』によると、さっそく、共和党のランド・ポール上院議員(ケンタッキー州選出)は、「時間が許す限り、我々はここに留まるべきだと思う」と述べ、950億ドルの対外支援パッケージの採決をギリギリまで遅らせる決意を明らかにしました。
ランド・ポール上院議員「1週間か1ヶ月かかったとしても、なぜウクライナ国境が米国国境よりも重要だと考えるのかを議論するために、上院をここ(※審議)にとどめさせておきます」。
さらに、上院で可決されたとしても、ウクライナ支援に消極的な共和党が多数派である下院での審議で可決される見込みは低い、と言わざるをえません。
※Rand Paul drags out Senate effort to pass $95 billion foreign aid package(CNN、2024年2月9日)
https://edition.cnn.com/2024/02/09/politics/rand-paul-senate-foreign-aid-package/index.html
1180億ドルの大型パッケージが、2月7日に否決された件に戻ります。
上院は与党・多数派である民主党が51議席、少数派である共和党が49議席を占めています。
1180億ドルの大型パッケージを承認するには、60票の賛成が必要でした。つまり、与党民主党は、共和党から9人の賛成者を得る必要があります。
しかし、前述の8日付『ロイター』によれば、上院の共和党議員49人のうち、法案に賛成したのはわずか4人でした。
逆算すると、民主党からは45名が賛成する一方、6名が反対票を投じたことがわかります。
民主党で反対に回った6名についての情報はありませんが、バーニー・サンダース議員は、昨年2023年11月29日、上院議会で、「無条件のイスラエル支援」に反対する演説を行なっています。
この演説については、IWJでは号外で報じていますが、イスラエルがガザの住民の最終的な大量殺戮に着手した今、こうしたサンダース議員のような、「ごく一部の民主党議員」の声を改めて伝えることの重要性を痛感します!
※【IWJ号外】イスラエル・ロビーに完全支配された米国で、正論を主張する政治家が現れた!バーニー・サンダース米上院議員が「米国は、国際法や私たち自身の良識に反する行為に加担することはできない」と主張! 2023.12.4
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■【本日のニュースの一撃!】
■【第1弾! 米国がイリューシン76の撃墜は米国製ミサイルによるもので、ウクライナ人捕虜が乗っていたことを認める!】米当局者は、パトリオットは「欧州の同盟国が供与したもの」と弁明! 責任はパトリオットを直接供与した国にあり、ウクライナが米国の言うことを聞かないだけで、パトリオットを売却した米国だけは何の責任もなく儲かる!?(『ニューヨーク・タイムズ』、2024年2月8日)
『ニューヨーク・タイムズ』は2月8日、「ウクライナの独創的な武器使用には期待とリスクが伴う―パトリオットミサイルで撃墜されたロシア軍機(イリューシン76)は、おそらくウクライナの捕虜を運んでいただろう、と米政府高官は述べた」と題する記事を出しました。
同『ニューヨーク・タイムズ』は、ウクライナはロシア軍を攻撃するために「革新的な方法」を模索しているが、「ウクライナが先月(1月24日)、(イリューシン76)輸送機撃墜にパトリオット・ミサイルを使用したことは、斬新な戦場戦術がいかに期待と同時に、危険をはらむ可能性があることを示す一例だ」と論じています。
パトリオット・ミサイル・システムは防空システムであって、通常は攻撃を受けている場所を防御するために使用されますが、敵機を撃墜するための攻撃に使用したことが「斬新な戦場戦術」だというわけです。
米当局者らは、匿名を条件に、同『ニューヨーク・タイムズ』の取材に対し、「パトリオット・ミサイルが使用されたとの報道は正確だ」と述べました。
米当局者らは、乗客の身元を確認していないものの、「少なくとも乗客の一部はウクライナ人の捕虜である可能性が高いと思われる」ことも認めました。
一方で、米当局者らは、「ウクライナ軍は捕虜が搭乗していることを知らなかった可能性」があり、イリューシン76輸送機は通常、ロシアのミサイル輸送に使用されていたため、ウクライナ軍の攻撃は「正当だが欠陥のある情報」にもとづいていた可能性があると、自国兵を殺害したウクライナを擁護するような弁明もしています。
米当局者らは、1月24日にロシアのイリューシン76貨物機を衝突させた「パトリオット」は、「欧州の同盟国が提供したもの」だとも主張しています。
同『ニューヨーク・タイムズ』は、米当局者らは、「ウクライナがロシア航空機全般を標的にするために、パトリオット・システムを使用していることを批判していない。むしろ、これこそがウクライナが採用する必要があるイノベーションだと主張している」と付け加えています。
※Ukraine’s Creative Use of Weapons Carries Promise and Risk(The New York Yimes、2024年2月8日)
https://www.nytimes.com/2024/02/08/us/politics/ukraine-russia-patriot-missile.html
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それでは、本日も1日、よろしくお願いします。
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IWJ編集部(岩上安身、六反田千恵)
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