日刊IWJガイド・非会員版「ベネット元イスラエル首相が爆弾発言!(その3)『ゼレンスキーはNATO加盟を諦めたのです。「私は放棄する」と彼は言ったんです』!」2023.2.16号~No.3808号


┏━━【目次】━━━━
■はじめに~ナフタリ・ベネット元イスラエル首相が爆弾発言!(その3)「ゼレンスキーはNATO加盟を諦めたのです。『私は放棄する』と彼は言ったんです」!「私は言ったんです。米国はあなたに保証を与えるだろうかと。米国は7年間はコミットするでしょう。でも、アフガニスタンを撤退したあとはどうですか!? 米国からは保証は得られないよ」!

■「ノルドストリームの爆破計画を立て、実行したのは米国とノルウェー」というスクープを出した伝説のジャーナリスト、シーモア・ハーシュ氏に、ドイツメディアがインタビュー! ハーシュ氏、爆破計画に加担したノルウェーの動機と、バイデン政権の動機を語る!「バイデンはドイツがウクライナ支援から寝返えらないように、ノルドストリームを爆破した」! CIA関係者でさえ「恐怖を覚えた」という爆破作戦を「極悪非道」と非難!

■IWJから緊急のご支援のお願いです!

■IWJは、市民の皆さまお一人お一人の会費とご寄付・カンパで運営しています。1月のご寄付者様のご芳名を、感謝を込めて順次掲載させていただきます! IWJの経済危機に手を差し伸べてくださった皆さま、誠にありがとうございます!

■【中継番組表】

■<岩上安身によるインタビューが決定!>明日17日の午後6時から、エコノミスト・田代秀敏氏へのインタビューが決定しました!

■オランダとデンマーク両政府が、ウクライナに戦車を供与する「戦車同盟」への参加中止を、ドイツ紙が2月15日に報道! さらに米国でも、マット・ゲーツ下院議員ら10人が、ウクライナへの追加の軍事援助を停止し、直ちに和平合意を促す「ウクライナ疲れ」決議案を提出!!
┗━━━━━

■はじめに~ナフタリ・ベネット元イスラエル首相が爆弾発言!(その3)「ゼレンスキーはNATO加盟を諦めたのです。『私は放棄する』と彼は言ったんです」!「私は言ったんです。米国はあなたに保証を与えるだろうかと。米国は7年間はコミットするでしょう。でも、アフガニスタンを撤退したあとはどうですか!? 米国からは保証は得られないよ」!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 仲裁のため、昨年3月にモスクワに行き戦争中のウラジーミル・プーチン大統領に会った数少ない西側指導者の一人、ナフタリ・ベネット元イスラエル首相が、プーチン大統領と話した内容や、ゼレンスキー大統領との会話を、インタビューを受けて詳細に明らかにしています。きわめて貴重な証言です。

 今回は、その3です。

 ベネット元首相は、作家でコメディアンのハノク・ダウム氏と対談し、インタビューの全文を公開することを条件に、土曜日の夜(2月4日)、ベネット氏自身のYouTubeチャンネルに、数時間に及ぶ対談の全文を英語字幕付きで掲載しました。

※ナフタリ・ベネット元イスラエル首相のYouTubeチャンネル(2023年2月5日)
https://www.youtube.com/watch?v=qK9tLDeWBzs

 以下、前号の続きを掲載します。

————————–

ベネット元首相「彼は問題を抱えていました、というのは、…。いえ、前提は…」

インタビュアー「彼らは知ることができました。それであなたは彼に電話した」

ベネット元首相「私はゼレンスキーに電話して言ったんです。会合が終わった、プーチンはあなたを殺す気はないと。ゼレンスキーは言いました『本当ですか』。100%あなたを殺す気はありません。2時間後にゼレンスキーは自分のオフィスに出てきて電話しているところを撮影させたんです。『私は恐れていない…』(とゼレンスキーが話す絵です)いずれにしても、それは一つの譲歩でした。もう一つは、ゼレンスキーがウクライナの非武装化を拒否したことです。

 その土曜日に、ゼレンスキーも大きな譲歩をしました。それは紛争が勃発した後の2番目の土曜日(3月5日)だと思います。紛争は木曜日に勃発しました。その次の週の土曜日(3月5日)、私はモスクワにいました。ゼレンスキーはNATO加盟を諦めたのです。『私は放棄する』と彼は言ったんです。

 これらは、両者にとって大きな前進でした。大きな譲歩です。戦争が勃発したのはNATOに加盟したいという要求のためです。そしてゼレンスキーは言ったんです。『私は諦める』と。その後、残されたものは…多かったです。

 最も複雑な問題は、領土の問題です。ドンバス、クリミア半島、クリミア。そして、両者の間で形成された回廊。マリウポリの。第2の問題は、ウクライナが自らをどう守るか、という問題です。そして保障です。ウクライナはロシアに安全保障を要求しました。米国やフランスなどの大国すべてに保証を求めました。

 一つ議論がありました。というのは、ロシアにとって保障というのは協定のことだからです。それではNATO(ウクライナがNATOに加盟していること)と変わりません。

 ここで自分の経験が役に立ちました。十分に考えてからこう言ったんです。

 交渉というものは非合理的なものだと。というのは、両者が持っていないものについて交渉しているのだからと。

 通行人に、ブルックリン橋を売ろうとする男についてのジョークがあります。

 この男は実在しました。100年前、彼は売ったんです…。彼ら(通行人たち)はブルックリン橋を所有しませんでした。

 私は言ったんです。米国はあなたに保証を与えるだろうかと。米国は7年間はコミットするでしょう。ロシアが約束を破れば、米国は兵を送るでしょう。でも、アフガニスタンを撤退したあとはどうですか。

 私は言いました。ヴォロディミール(ゼレンスキーのファーストネーム)、それ(米国が保証すること)はないよと。保証は得られないよ、なぜ交渉するのですかと」

 このナフタリ・ベネット元イスラエル首相の、「米国からの保証はあてにならない」という言葉は、きわめて重い言葉です。イスラエルという、米国が偏愛しているかのように贔屓をする国の首相でも、米国が「いざという時には守ってやる」という「安全保障」の傘は、あてにならない、とドライな認識をしているのです。イスラエルでさえそうならば、日本ごときに米国が安全保障の約束を踏み倒すことなど、たやすいことだろうと、想像がつきます。日本人は、このイスラエル元首相の認識を心して傾聴すべきです。

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■「ノルドストリームの爆破計画を立て、実行したのは米国とノルウェー」というスクープを出した伝説のジャーナリスト、シーモア・ハーシュ氏に、ドイツメディアがインタビュー! ハーシュ氏、爆破計画に加担したノルウェーの動機と、バイデン政権の動機を語る!「バイデンはドイツがウクライナ支援から寝返えらないように、ノルドストリームを爆破した」! CIA関係者でさえ「恐怖を覚えた」という爆破作戦を「極悪非道」と非難!

 「ノルドストリームの爆破計画を立て、実行したのは米国とノルウェー」というスクープを2月8日に出した「生ける伝説」とも呼ぶべきジャーナリスト、シーモア・ハーシュ氏に対し、スクープ発表後の2月15日、ドイツ人ジャーナリストが、ハーシュ氏に対してインタビューを行いました。ハーシュ氏のスクープは、天然ガスパイプライン・ノルドストリームの停止と爆破で、ガス不足に苦しむドイツにとって、「他人事」ではなく、まさに「我が事」です。

 ドイツメディア『ベルリナー・ツァイトゥング』は15日、ドイツのフリージャーナリスト、ファビアン・シャイドラー(Fabian Scheidler)氏によるシーモア・ハーシュ氏へのインタビューを掲載しました。

 インタビューの題名は「シーモア・ハーシュへのインタビュー:ジョー・バイデンがノルドストリームを爆破したのは、ドイツを信用していなかったからだ」です。

 インタビュアーのシャイドラー氏については、「フリーランスのライターとして印刷メディア、テレビ、劇場で活躍」し、2009年に批評的なジャーナリズムに対して授与されるオットー・ブレンナー賞を受賞。『Das Ende der Megamaschine: Geschichte einer scheiternden Zivilisation(メガマシンの終焉: 衰退文明の歴史)』(2015)、『Chaos: Das neue Zeitalter der Revolutionen(カオス:革命の新時代)』(2017)の著者であると紹介しています。

 インタビュー内容はハーシュ氏のスクープ記事内容と重複している部分もありますが、このインタビューで、ハーシュ氏は、記事本文では、補足的にしか示していなかったノルウェーがノルドストリーム爆破計画に加担した動機を示し、米国はドイツがウクライナ支援から離脱することを恐れてノルドストリーム爆破に踏み切ったのだとする分析、バイデン大統領がこの破滅的な計画の実行を命じたことに対する、CIA関係者の「恐怖」について述べています。

※Seymour Hersh im Interview: Joe Biden sprengte Nord Stream, weil er Deutschland nicht traute(シーモア・ハーシュのインタビュー:ジョー・バイデンがノルドストリームを爆破したのは、ドイツを信用していなかったからだ)(Berliner Zeitung、2023年2月15日)
https://www.berliner-zeitung.de/politik-gesellschaft/seymour-hersh-im-interview-joe-biden-sprengte-nord-stream-weil-er-deutschland-nicht-traut-li.317700

 ハーシュ氏のスクープについては、日本のマスメディアを筆頭に西側メディアの大半は「既読スルー」状態ですが、このドイツの『ベルリナー・ツァイトゥング』のインタビュー記事について、ロシア政府・ロシアメディアはただちに強い関心を示しています。

 『スプートニク』は15日、さっそく、「米国が『ノルドストリーム』を爆破した原因についてハーシュ氏は、ドイツは同パイプラインの開通でロシア産ガスを得て、エネルギー供給を安定化させた場合、ウクライナへの支援調達をしたがらなくなるとホワイトハウスが懸念したためだと指摘している」と報じました。

※リスクを恐れたバイデン氏、ロシアのパイプライン爆破延期を命じていた=独紙(スプートニク、2023年2月15日)
https://sputniknews.jp/20230215/14958247.html

 以下、ハーシュ氏が自身で執筆し、サイトで公表した記事本文では語らなかった部分を中心に、抜粋でご紹介します。

シャイドラー「ノルウェーが一役買ったと書かれていますね。どこまで国が関与していたのか–そして、なぜノルウェー人はそんなことをしたのでしょうか?」

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■IWJから緊急のご支援のお願いです!

 おはようございます。IWJ代表の岩上安身です。

 いつもIWJをご支援いただきまして、誠にありがとうございます。

 IWJの第13期も半期の折り返しを過ぎ、この2月で7ヶ月目に入りました。

 第13期が始まった8月から1月末まで、月間目標を下回る月が続き、この6ヶ月間の累積の不足額は、現時点で1117万1000円と、1000万円を超えてしまいました!

 2月1日から15日までの15日間でいただいたご寄付は、72件、88万4500円です。これは、単独月間目標額390万円の23%に相当します。

 厳しい経済状況の中、IWJにご寄付をお寄せいただき、誠にありがとうございます。

 しかしながら、IWJの内部留保も底を尽き、12月は、キャッシュフローが不足したため、私、岩上安身が、個人的な私財から、500万円をIWJにつなぎ融資することでしのぎました。そして、今年に入り、1月も私が、さらに500万円をIWJにつなぎ融資することを決めました。

 私がこれまでにIWJに貸し付けてまだ未返済の残高は約600万円。この2ヶ月間のつなぎ融資1000万円と合計すると、IWJへの私の貸し付け残高は約1600万円にのぼります。

 皆さまにおかれましても、コロナ禍での経済的な打撃、そしてこのところの物価上昇に悩まされていることとお察しいたします。

 しかし、ご寄付が急減してしまうと、たちまちIWJは活動していけなくなってしまいます。IWJの運営は会員の方々の会費とご寄付・カンパの両輪によって成り立っていますが、それが成り立たなくなってしまいます。

 2023年「新たな戦争前夜」を迎えて、私、岩上安身とIWJは、少しでも正確な情報を皆さまにお届けできるように、その結果として、日本が戦争突入という悲劇に見舞われないように、無謀な戦争を断固阻止するために全力で頑張ってゆきたいと思います。

 2月に入って、ウクライナ紛争の局面は、「ウクライナ=善 vs ロシア=悪」という西側メディアのバイアスのかかった報道でも、ウクライナ軍の敗色はごまかせなくなってきています。

 2月12日の日刊IWJガイドでお伝えしたように、2月に入って、西側メディアの報道やシンクタンクの分析が変わってきました。

 『ニューヨーク・タイムズ』がウクライナ軍が東部ドンバス地域で劣勢になっていると報じ、『ウォール・ストリート・ジャーナル』は西側諸国が約束した戦車は「春の大攻撃」に間に合わないと報じ、米シンクタンク・戦争研究所(ISW)もロシア軍側の優勢を伝えました。

 2月9日、10日とゼレンスキー大統領は、ロンドン、パリ、ブリュッセルに武器支援、特にジェット戦闘機供与を「おねだり」する弾丸ツアーに打ってでましたが、手ぶらで帰国せざるを得ませんでした。

 欧州では、これまでのようにウクライナを支援していていいのか、「春の大攻撃」でウクライナは抵抗できるのか否か、見極めようとしているのかもしれません。

 ゼレンスキー大統領は9日ツアーの最後に、最もウクライナ支援に熱心なポーランドに立ち寄り、ドゥダ大統領と会談をおこないました。

※はじめに~ゼレンスキー大統領は、ロンドン、パリ、ブリュッセルを駆けめぐるツアーで戦闘機をおねだりするも、渋る欧州各国から確たる成果は得られず、取り付けられたのは、「NATO仕様の最新戦闘機によるパイロットの訓練の約束」のみか!? ウクライナが訴える2月後半のロシア大規模攻撃に、欧州主力級戦車は届かないと『ウォール・ストリート・ジャーナル』!『ニューヨーク・タイムズ』、米シンクタンク戦争研究所もロシア側の優勢を認める! イーロン・マスク氏のスペースX社は、ウクライナ軍が依存する同社のインターネットサービス「スターリンク」の軍事利用の禁止を一方的に発表!(日刊IWJガイド、2023.2.12)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51864#idx-1

 しかし、ドゥダ大統領は、12日、BBCのインタビューに対して、F-16航空機の派遣は「非常に重大な決定」であり、「簡単に実施することはできない」と述べました。

※Laura Kuenssberg: Jets to Ukraine decision ‘not easy’ says Poland(BBC、2023年2月12日)
https://www.bbc.com/news/world-europe-64602603

 F-16航空機の「玉突き派遣」をポーランドにやらせようともくろんでいる(ように見える)バイデン大統領は今月20日から22日のどこかで、ポーランドを訪問する計画を明らかにしましたが、その会談の行方はまだ見えません。

※米大統領、20-22日にポーランド訪問 ウクライナ情勢巡り首脳会談へ(ロイター、2023年2月10日)
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-poland-biden-idJPKBN2UK1SE

 ウクライナ情勢は、米軍制服組トップのマーク・ミリー統合参謀本部議長が昨年10月に「ウクライナは勝てない」と発言した通りに進んでいるように見えます。

 ウクライナ紛争について西側メディアはこれまで「ウクライナの反撃が成功」、「ロシア軍が膨大な被害を出している」と、一貫してウクライナ優勢の報道を繰り返してきました。

 IWJは西側メディアの情報とロシアメディアや第3国メディアの情報を突き比べ、情勢は必ずしもウクライナに有利ではないことを、5月のマリウポリ陥落の時点からお伝えし続けてきました。

※【特集】ロシア、ウクライナ侵攻 !!
https://iwj.co.jp/wj/open/russiainvadesukraine

 欧米諸国による、さらに高度な武器支援、NATO仕様の主力級戦車の供与などによっても、決定的に戦局を変えることできないであろうこと、ロシア軍がウクライナから追い出され、東部とクリミアを奪還される見込みがありえるなどという、テレビに出ている軍事評論家の根拠のない甘い言説には、IWJは一切与しませんでした。

 仮に、NATO諸国から供与されたウクライナ側の長距離砲やジェット戦闘機がロシア領内・モスクワなどに侵入すれば、ロシアが挽回のために小規模の限定的な戦術核兵器を用いるリスクがあり、そうなれば、米国も核兵器の使用に踏み切り、核の連鎖は止めらない、といった指摘を、IWJは繰り返ししてきました。

 2月に入って、元イスラエル首相で、ウクライナ紛争初期の段階で、ロシアとウクライナの和平交渉に携わったナフタリ・ベネット氏が、「この戦争は米国主導の戦争」と述べました。この事実も、日本を含む西側メディアも大きく報じてはいません。

※ナフタリ・ベネット元イスラエル首相が爆弾発言! ウクライナ紛争は「主に米国が主導する戦争」であり、「アメリカ人に、私は言いたいのです。『私はプーチンの耳を持っている。私はパイプになり得る』と」、ゼレンスキーは「『私を助けてくれますか』と電話してきたんです」!(その1)(日刊IWJガイド、2023.2.9)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51856#idx-4

※はじめに~ナフタリ・ベネット元イスラエル首相が爆弾発言!(その2)「あなたはゼレンスキーを殺すのかと。プーチンは『ゼレンスキーを殺すつもりはない』と言いました」(日刊IWJガイド、2023.2.11)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51861#idx-1

 もうひとつ、ピューリッツァー賞を受賞した米国屈指の独立調査報道ジャーナリストであるシーモア・ハーシュ氏が、米国がノルドストリーム爆破計画を行ったという驚愕のスクープを出しました。

 IWJは、全文の仮訳を進めており、現在全3回予定のうち、2回を号外でお送りしました。

※【IWJ号外】ドイツとロシアを結ぶ天然ガスパイプライン・ノルドストリームを爆破したのは、米国だった! 米国の著名なジャーナリスト、シーモア・ハーシュ氏が大スクープ!西側メディアは既読スルー!(その2)2023.2.11
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/514032

※【IWJ号外】ドイツとロシアを結ぶ天然ガスパイプライン・ノルドストリームを爆破したのは、米国だった! ピューリッツァー賞を受賞した米国の最も著名な独立調査報道ジャーナリスト、シーモア・ハーシュ氏が大スクープ!(その1)2023.2.10
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/514010

 こうした一連の状況は、岩上安身とIWJが報道してきた、2014年からの見通しが正しかったことを証明しています。

 この紛争は、米国主導の戦争なのです。

 米国は、悪魔のような謀略で、他国のパイプラインを爆破し、ドイツとロシアの仲を裂き、ウクライナを戦場にして欧州とロシアの友好的な関係を完全に破壊したわけです。

 米国は、邪悪な国家テロを起こして、他国を都合よく操作する、そんな「クソッタレ」帝国主義国家であることが明らかになりました。こんなクズ帝国によって、日本はウクライナ同様に「代理戦争」のコマとされつつあることに、日本国民は真剣な危機感を抱く必要があります。

 米国政府と西側メディアは、3日「中国のスパイバルーン事件」を大々的に報じ、ブリンケン国務長官の訪中を取りやめ、米中関係の緊張緩和を拒否しました。

 米軍は4日、「中国のスパイバルーン」を撃墜しています。同時期にすっぱ抜かれているノルドストリーム爆破事件については、欧米のマスメディアは一切質問もせず、バイデン大統領は知らぬ顔をし続けています。

※はじめに~「中国のスパイバルーン事件」で、訪中取りやめのブリンケン米国務長官は「国家主権の侵害」と主張! 一方、米国防総省は「軍事的脅威はない」として撃墜指示をスルー! ドイツメディアが「バイデン大統領がCIA長官経由で、ゼレンスキー大統領に領土の20%を割譲し停戦するよう勧めた」とスクープ、米政府は全面否定! ゼレンスキー大統領は東部に固執! ウクライナ紛争の行方をめぐって揺れるバイデン政権!(日刊IWJガイド、2023.2.5)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51842#idx-1

 さらに、10日、バイデン大統領の命令で、米軍のF-22戦闘機がアラスカ州上空を飛行していた物体を撃墜しました。この正体不明の物体は、小型車程度の大きさで、高高度を飛行していたということです。

 米国による気球撃墜は、まるで米中対立の火種を燃え上がらせようとしているかのごとくです。

 さすがに『ロイター』も、撃墜を報じた記事に「飛行物体は軍事的脅威を与えるようなものではないといい、こうした場合に大統領が関与することは珍しい」と書き添えました。

※米、アラスカ上空で物体撃墜 小型車程度の大きさ 大統領が命令(ロイター、2023年2月10日)
https://jp.reuters.com/article/usa-object-idJPKBN2UK1VF

 米国が、中国の脅威を煽れば煽るほど、日本は危機に近づいてゆきます。

 岸田文雄総理は、1月早々に昨年末閣議決定した「改定版安保3文書」を携えて訪米、バイデン大統領と会談し、日本の軍拡をバイデン大統領から賞賛されて岸田総理は鼻高々でした。

 しかし国会での議論と承認がなされなくても、閣議決定し、米国からの承認があれば軍拡のアクセルを踏んでしまう岸田政権は、日本の主権を米国に丸投げしたも同然です。米国を守るために日本が代わりに犠牲となり、日本は米中の「代理戦争」の戦場とされてしまいます。

 バイデン大統領は、「これほど日米関係が緊密になった時はなかった」などと全面的に支持を表明、岸田総理は「トマホーク」の購入まで約束してしまいました。

 たしかに、これほど緊密に自衛隊が米軍の支配下に組み込まれたことはなく、日本が米国の対中「代理戦争」のコマとして米国の戦略に組み込まれたことはかつてなかったことでしょう。日本国民として、決して喜ぶべきことではありません。

 日本がこのまま米国追従を続け、米国の一極覇権を支えるのか。そもそもその米国は、信頼に値する国家なのか!? 独立した主権国として中立を確立し、地域の勢力均衡をめざす多極的な外交姿勢をめざすのか。日本がどの道を進むかで、米中覇権争いの捨てゴマにされるかどうか、決まってしまいます。

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店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
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岩上安身

■IWJは、市民の皆さまお一人お一人の会費とご寄付・カンパで運営しています。1月のご寄付者様のご芳名を、感謝を込めて順次掲載させていただきます! IWJの経済危機に手を差し伸べてくださった皆さま、誠にありがとうございます!

 1月は31日間で、197件、243万8900円のご寄付・カンパをいただきました。ご寄付をくださった皆さま、本当にありがとうございます。

 ここに感謝のしるしとして、掲載の許可をいただいた方86名様につきましては、順に、お名前を掲載させていただきます。また、弊社ホームページにも掲載させていただくと同時に、ツイッター、フェイスブック等のSNSにて告知させていただきます。

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T.M. 様
小田嶋 義美 様
D.H. 様
朝倉輝一 様
松本益美 様
落合正明 様
K.B. 様
塩川 晃平 様
Y.K. 様
R.S. 様
H.I. 様
T.M. 様
HIROKO SUZUKI 様
K.T. 様
みなとかおる 様
牛山元美 様
N.H. 様
S.S. 様
寺田 興 S-6562 様
K.O. 様

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 皆さま、コロナ禍の厳しい経済情勢の折、また、ウクライナ戦争の影響が及び始めている情勢下、誠にありがとうございました。

 いただいたご寄付は、大切に、また最大限有効に活用させていただきます。

 今後とも、ご支援をよろしくお願い申し上げます。

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◆中継番組表◆

**2023.2.16 Thu.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ_YouTube Live】18:00~「『台湾有事切迫』論の嘘に惑わされるな 2.16院内集会 ―講演:高野孟氏(ジャーナリスト)」
視聴URL:https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 「戦争をさせない1000人委員会」、「立憲フォーラム」主催の院内集会を中継します。これまでIWJが報じてきた台湾有事関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%8f%b0%e6%b9%be%e6%9c%89%e4%ba%8b

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◆中継番組表◆

**2023.2.17 Fri.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・エリアCh5・東京】 18:00~「原発反対八王子行動」
視聴URL:https://twitcasting.tv/iwj_areach5

 「キンパチデモ実行委員会」主催の原発反対八王子行動を中継します。これまでIWJが報じてきたキンパチデモ実行委員会関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/kinpachi-demo-executive-committee
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【IWJ_YouTube Live】18:30~「日銀の金融政策は破綻し、アベノミクスも終焉! 物価は上昇し、実質賃金は低下! 今や日本は『衰退途上国』!? 岩上安身による エコノミスト 田代秀敏氏インタビュー」
視聴URL(冒頭以降は会員限定):https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867

 岩上安身による田代秀敏氏インタビューを中継します。これまでIWJが報じてきた田代秀敏氏関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e7%94%b0%e4%bb%a3%e7%a7%80%e6%95%8f

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

避難先が確保されず、高線量の村内にいた原告が激怒! 東電側が反論の準備書面で「避難しなかったあんたたちが悪い」と暴論!~2.13「飯舘村原発被害者訴訟」損害賠償請求事件 第7回 口頭弁論後の報告集会
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/514050

IWJ記者の「日米蘭の半導体製造装置の対中輸出制限合意は日本の国益を損なうのでは?」との質問に「我が国が輸出規制を強化する方針を決定したということはない」と西村大臣!!~2.14西村康稔 経済産業大臣 定例記者会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/514062

【IWJ号外】(最終回)ノルドストリームを爆破したのは米国! 大統領命令は無原罪!? 米国に正義も倫理も法の支配もなし! ピューリッツァー賞 ジャーナリスト、シーモア・ハーシュ氏が大スクープ!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/514104

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■<岩上安身によるインタビューが決定!>明日17日の午後6時から、エコノミスト・田代秀敏氏へのインタビューが決定しました!

 政府は元日銀審議委員で経済学者の植田和男氏を、4月で任期の切れる黒田東彦総裁の後任として起用する人事案を、国会に提示しました。

※日銀総裁に植田和男氏、政府が国会に人事案提示 金融緩和見直し焦点(朝日新聞デジタル、2023年2月14日)
https://www.asahi.com/articles/ASR2G3QQ4R2FULFA02M.html

 日銀は昨年12月、10年もの国債の金利上限を0.25%から0.5%へと引き上げる実質的な利上げを行いました。上記『朝日新聞』は、植田氏が「今の金融政策(大規模緩和策)を続けるのか、それとも修正していくのかが、最大の焦点になる」と報じています。

 田代氏は2月6日付け『週刊エコノミスト』の「特集 日銀大検証」に「『ガラパゴス』日銀 市場機能をマヒさせた『看守』低金利慣れの財政に大打撃」という記事を寄稿されています。この記事は、ウェブ版の『週刊エコノミストOnline」にも6日付けで掲載されています。

※国債の金利上昇で開いた地獄への扉 いまや“衰退途上国”ニッポン 田代秀敏(週刊エコノミストOnline、2023年2月6日)
https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20230214/se1/00m/020/055000c

 この寄稿記事の中で田代氏は、2022年には政府債務残高の名目GDP比が256.9%にもなっていることを指摘し「『異常な状況』が拡大しつつ持続されてきたのは、歴史的な低水準の金利がさらに低下し続けたからであった。歴史的低金利は政府から財政規律を喪失させた」と批判しています。

 「これは、発展途上国から先進国となった日本が、今では『衰退途上国』となった原因でもあり結果でもある」

 こう指摘する田代氏に、詳しくお話をうかがう予定です。

 また、田代氏には、現在IWJが号外として出している「ドイツとロシアを結ぶ天然ガスパイプライン・ノルドストリームを爆破したのは、米国だった! ピューリッツァー賞を受賞した米国の最も著名な独立調査報道ジャーナリスト、シーモア・ハーシュ氏が大スクープ!」についても、お話をうかがう予定です。

 ぜひ、御覧ください。

■オランダとデンマーク両政府が、ウクライナに戦車を供与する「戦車同盟」への参加中止を、ドイツ紙が2月15日に報道! さらに米国でも、マット・ゲーツ下院議員ら10人が、ウクライナへの追加の軍事援助を停止し、直ちに和平合意を促す「ウクライナ疲れ」決議案を提出!!

 本日の日刊でもとりあげた、2月8日に発表されたシーモア・ハーシュ氏のスクープに触発されたのかどうかはわかりません。しかし、盲目的な「ウクライナ支援」に対する「疲れ」と「報道」が、欧州でも米国内でも少しずつ顕在化し始めています。

 『スプートニク』は15日、ドイツメディア『ヴェルト』を引用し、「オランダとデンマークはウクライナに最新型戦車「レオパルト2」の供与を目的とした、いわゆる「『戦車同盟』への参加中止を表明した」と報じました。『ヴェルト』がこれら2カ国の政府消息を引用して報じた、としています。

 オランダとデンマークは、戦車同盟から離脱する代わりに「第1世代戦車『レオパルト1』の修復作業に貢献する」ということです。ドイツ政府は、ドイツ14両、ポーランド10両、ノルウェー8両、ポルトガル3両、カナダ4両、合計60両の「レオパルト2」をウクライナに供与する、と発表していました。

※オランダとデンマークが「戦車同盟」を離脱、レオパルト2の供与中止を発表=独紙(スプートニク、2023年2月15日)
https://sputniknews.jp/20230215/2-14957617.html

※Tiefe Risse in der Panzer-Koalition – Deutschland steht plotzlich ziemlich allein(Welt、2023年2月15日)
https://www.welt.de/politik/ausland/plus243769767/Panzer-Risse-in-der-Leopard-Koalition-ploetzlich-steht-Deutschland-ziemlich-allein-da.html

 仮にデンマークとオランダの「戦車同盟」からの離脱が、ハーシュ氏のスクープとは無関係だとしても、今後、欧州内でハーシュ氏の報じた内容の衝撃が波紋のように広がり、追跡する調査報道、告発報道が出て、議会で追及する議員が出てくれば、ノルウェーのような卑劣な犯罪収益を手にしている国への怒りとともに、別として、ロシア制裁やウクライナ支援で負担や犠牲を強いられた国々の怒りが、「米国が恐くて黙って従っていたが、もう我慢できない! 許せない! 黙ってられない!」というボーダーラインを超えた場合、「欧米」と一体でくくられるユニットの解体につながり、ウクライナ紛争にとっても、早期にこれ以上の無駄な犠牲は出さずに終結することができる、最大で最後の政治的チャンスとなるかもしれません。ハーシュ氏の報じた一石は、非常に大きなものとなるのではないか、と思われます。

 ハーシュ氏のレポートの影響とは別に、ウクライナ紛争に、もう疲れた、意義を見いだせない、勝機もなさそうだし、これ以上のエスカレートは核戦争となってしまうから、願い下げだ、このまま武器支援していたら自国が疲弊してしまう、といった不満を口に出し始めた、米国の議員たちがいます。

 米国議会では、マット・ゲーツ下院議員が「ウクライナ疲れに関する決議案」の草案を作成し、10人以上の連邦議員が署名したということです。ゲーツ下院議員は10日、以下のようにツイートしました。

 「速報:私は本日、ウクライナへの追加の軍事・財政援助を停止し、戦闘員たちに直ちに和平合意に達するよううながす『ウクライナ疲れ』決議を提出した。

 アメリカは管理された衰退状態にあり、外国の戦争に税金を流出させ続ければ、それは悪化する。

 ウクライナ疲労決議案への参加を表明してくださった以下の10名の共同提案者に感謝します」

※Rep. Matt Gaetz@RepMattGaetz(Twitter、3:43 AM・Feb 10,2023)
https://twitter.com/RepMattGaetz/status/1623754516985257984

 『フォックスニュース』は、ゲーツ議員らの決議案を掲載しています。ゲーツ議員らは、米国がウクライナ政府に行なってきた支援をリストアップし、バイデン大統領に対し、ウクライナへの財政支援及び軍事支援の打ち切りを要求し、停戦実現に向けて働きかけることを政府に求めています。

 ゲーツ議員らは、決議案の中で「ウクライナ支援を継続する場合、米軍の在庫が枯渇し、軍事衝突に巻き込まれる場合に米軍のポテンシャルが低下する」という国防総省関係者の言葉を引用し、「納税者の資金を海外の紛争に投じ続ければ状況はさらに悪化する」とバイデン政権の政策を批判しています。

 米下院議員は435人ですから、その中の10名が多いとは言えませんが、下院は共和党が多数派となり、マッカーシー下院議長はウクライナ支援について「白紙小切手は切らない」と宣言しています。米国議会にも、無制限のウクライナ支援に対する疑問の声があがっている事実は看過できません。

※Gaetz introduces resolution to end military and financial aid to Ukraine, urge peace deal(FOX NEWS、2023年2月9日)
https://www.foxnews.com/politics/gaetz-introduces-resolution-end-military-financial-aid-ukraine-urge-peace-deal

 ウクライナ紛争に関しては、これまで、これ以上エスカレートしたらどうなるのか、という未来予測しか立てようがありませんでしたが、今後、ウクライナ紛争が第3次世界大戦にエスカレートする前に終結し、「戦後」についての構想を練らなくてはいけない、という気運が、初めて生じてくるかもしれません。大きな曲がり角を向かえそうです。

 仮にその曲がり角を曲がったとして、一直線に紛争がエスカレートするケースから外れた場合、それは単に、ウクライナとロシアの間の兄弟間の戦争を終わらせるとか、米国が描いていた野望の失敗を自身で認めて、攻撃的姿勢を改め、ロシアとの平和的共存について、話し合いの模索を始める、という程度では終わらないでしょう。

 ノルドストリームを爆破したという、ロシアに対する事実上の戦争行為、そして、同盟国ドイツに対して犯した「背信行為」に対して、米国とノルウェーが謝罪と改心と何がしかの賠償を行わなければ、収まりがつかないはずです。

 しかし、米国およびノルウェーが、シラを切り、が、真相をあくまで闇の中に隠してしまおうとし、謝罪も、悔い改めも、賠償もない場合、ドイツは、そんな不実で信頼できない危険な相手との同盟関係をこれまで通り続けていくことに、徒労感と、馬鹿馬鹿しさ、そして危うさを覚えるのではないでしょうか? 「欧米」とひとくくりにまとめられていたNATOは、バラバラに分解してゆくかもしれません。しかし、自国の安全保障を考えたら、当然のことであろう、と思います。日米安保も同様です。日本が安全保障条約を結んでいる相手は、同じ米国です。同盟国ドイツのパイプラインを爆破してロシアとの関係を切り裂く卑劣なテロ行為を現実にやってしまう国家なのです。

 それでは、本日も1日、よろしくお願いします。

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IWJ編集部(岩上安身、六反田千恵、尾内達也、木原匡康、前田啓)

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