日刊IWJガイド・非会員版「『ルフィ事件』から読み解く暴力団と半グレの変質!『闇バイト』が『コスパ』を上げるために、マニュアル通りに標的となった老人を殺すまでに」2023.2.7号~No.3799号


┏━━【目次】━━━━
■はじめに~「弱きを助け、強きをくじく」などの任侠幻想はとっくの昔に破綻!「ルフィ事件」から読み解く暴力団と半グレの変質!「オレオレ詐欺」グループが「より良いコスパ」を求めて、「強盗殺人」グループへ転身!「闇バイト」がマニュアル通りに標的となった老人を殺すまでに! 高齢化の進む中、「ルフィ事件」は誰にとっても他人事ではない!

■IWJは最大の経済的危機です! 1月の31日間でいただいたご寄付額が確定しました! 第13期6ヶ月間の累積の不足額は、1月末時点で1117万円にまで増えてしまいました! 岩上安身からのIWJの借り入れ総額は、現時点で1600万円になります! 岩上安身の私財には限界があります! このままでは、皆さまのご支持・応援、会費、そしてご寄付・カンパによるご支援がなければ、活動が立ち行かなくなります。米国が自らの覇権維持のために世界の緊張を高める「新たな戦争前夜」にあって、偏向メディアにかわって、正確な情報をお届けすべく、IWJは精いっぱい頑張りますので、緊急のご支援のほど、よろしくお願いします!

■【中継番組表】

■<新記事紹介>「三浦瑠璃」の正体!「国際政治学者」と名乗る資格があるのか!? 博士論文以降、学術論文が一本もない! 学術雑誌に掲載されたのは学界展望と書評だけ! 167件の論文の98%以上が週刊誌・月刊誌掲載論文!

■<IWJ取材報告 1>山田正彦元農水相が表明!「憲法で保障された安全な食糧への権利について、戦後初めて裁判所が判断する、大きな裁判だと思っている」~2.3 種子法廃止等に関する違憲確認訴訟 判決言い渡し前の記者会見

■<IWJ取材報告 2>東京都下の水道水が危ない! 米軍と自衛隊の基地による汚染か!? 基地と半導体工場等の複合汚染か!? 血中濃度調査で87人中74人から米基準を上回る高濃度のPFASを検出!「多摩地域、国分寺市民のPFAS血中濃度は明らかに高いと言える」と専門家が警鐘!~1.30「多摩地域の有機フッ素化合物汚染を明らかにする会」記者会見

■<IWJ取材報告 3>石田淳・東京大学大学院教授「『抑止』とは『反撃の威嚇』。『安全保障のジレンマ』となり、結局安全を確保することはできない」~2.5 立憲デモクラシー講座V 第1回 緊急企画「戦後」の現在 ―安保関連3文書を読む

■急速な円安は「アベノミクス」の経済的帰結!? 日本はこれからどうなるのか?~1月発行の「岩上安身のIWJ特報!」は、2022年9月26日、10月10日収録の「岩上安身によるエコノミスト・田代秀敏氏連続緊急インタビュー」から抜粋し、詳細な注釈をつけて発行しました!「岩上安身のIWJ特報!」は、まぐまぐ大賞2022のジャーナリズム部門で1位になりました! ぜひ「まぐまぐ」からご登録ください!! バックナンバーの単独購入も可能です! サポート会員になればバックナンバーをすべて読めます! ぜひ、サポート会員に登録を!!
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■はじめに~「弱きを助け、強きをくじく」などの任侠幻想はとっくの昔に破綻!「ルフィ事件」から読み解く暴力団と半グレの変質!「オレオレ詐欺」グループが「より良いコスパ」を求めて、「強盗殺人」グループへ転身!「闇バイト」がマニュアル通りに標的となった老人を殺すまでに! 高齢化の進む中、「ルフィ事件」は誰にとっても他人事ではない!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 フィリピンを拠点に、オレオレ詐欺など、高齢者を主にターゲットとした特殊詐欺を繰り返していた大規模な組織犯罪グループに逮捕状が出されていましたが、フィリピンの入国管理施設内の収容所から、「ルフィ」などと名乗り、スマートフォンなどを使って日本での広域強盗事件の実行犯らに差配していた。実行犯は、「日当100万円」などとうたう、SNSの闇バイトに応募して集まっていた――。

 こうした驚くべき事件が、世間の耳目を集めています。

 2月6日付け『毎日新聞』は、「『ルフィ』と名乗る人物の可能性があり、フィリピンの入管施設に収容されている日本人4人を日本に移送するため、警視庁捜査2課は5日、捜査員約15人を6日に現地へ派遣することを明らかにした」と報じました。

※警視庁、6日に捜査員をフィリピン派遣「ルフィ」ら日本に移送へ(毎日新聞、2023年2月6日)
https://mainichi.jp/articles/20230205/k00/00m/030/177000c

 この『毎日新聞』の記事は、4人について、次のように報じています。

 「同課は7日、少なくとも強制送還の準備が整っている藤田聖也(38)、今村磨人(38)両容疑者を日本に移送し、逮捕する。

 現地で係争事案を抱えている渡辺優樹(38)、小島智信(45)両容疑者については、7日までに裁判が終了しなければ送還は8日以降となる見込み」

 「ルフィ」が大きく注目されたのは、今年1月19日に東京都狛江市で、90歳の女性が自宅の地下で手足を縛られ、激しい暴行によって殺害されているのが見つかった事件がきっかけでした。

 この殺害死体は、犯行当時は発見されず、別の事件がきっかけで、ご遺体発見の手がかりが得られ、発見に至りました。

 1月21日付け『朝日新聞』によると、19日の遺体発見に逆のぼること、1週間前の今年1月12日に千葉県大網白里市で発生した強盗致傷事件で逮捕された容疑者の携帯電話から、狛江市の被害者宅の住所を記したメッセージが見つかり、19日に千葉県警が警視庁に「強盗の対象になっている可能性がある」と連絡、警察官が狛江市の女性宅を捜査したところ、死亡した女性のご遺体が見つかったということです。

※関東広域強盗グループか 類似事件相次ぐ 別事件容疑者の携帯に住所 狛江・強盗殺人(朝日新聞デジタル、2023年1月21日)
https://www.asahi.com/articles/DA3S15533156.html

 警察が、昨年から関東一円(のちに全国)で起きている複数の強盗事件について、闇サイトで集めた実行部隊による広域強盗事件であると断定。広域捜査を進めるなかで、フィリピンを拠点とした特殊詐欺事件で逮捕状が出ている犯行グループの幹部らが、この広域強盗事件の指示役である疑いが明らかにされました。

 1月23日付けの『ANNニュース』は、犯行グループが「ネット上にあった『日当100万円』とうたう、闇バイトに応募して集まったようだ」とした上で「一連の犯行で、それぞれのグループは、事件ごとにメンバーを組み替えていたようだ」と報じています。

※【独自】“同じ車”が…中野で3000万円強盗 狛江・強盗殺人“関連事件”各地で25件か(2023年1月23日)(ANNnewsCH)
https://youtu.be/WsAkdaK_qUk

 また、1月27日付けの『テレ朝ニュース』は、「(警察が)容疑者(実行犯)らのスマートフォンを解析した結果、『ルフィ』『キム』『ミツハシ』という指示役が通信アプリ『テレグラム』を使い、指示を送っていた事が判明。発信された国番号はフィリピンの『63』でした」と報じています。

 さらにこの『テレ朝ニュース』の記事は、「ルフィ」らがいるとされるフィリピンの入菅施設であるビクタン収容所について、この収容所に入れられた事があるという韓国のルポライターのコメントを、次のように報じています。

 「お金を払えば何でもできます。ノートパソコンも携帯電話も看守に大金を渡せば買って来てくれる。日本人たちは悠々と携帯を所持していました。収容所の中から指示したり、外にいる人物と収容所の中にいる人が一緒に何か犯罪を行うのは、いくらでも可能な環境だと思います」

※【ルフィを追え】指示役の正体は!? フィリピン・マニラで追跡取材(テレ朝ニュース、2023年1月27日)
https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000285163.html

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■IWJは最大の経済的危機です! 1月の31日間でいただいたご寄付額が確定しました! 第13期6ヶ月間の累積の不足額は、1月末時点で1117万円にまで増えてしまいました! 岩上安身からのIWJの借り入れ総額は、現時点で1600万円になります! 岩上安身の私財には限界があります! このままでは、皆さまのご支持・応援、会費、そしてご寄付・カンパによるご支援がなければ、活動が立ち行かなくなります。米国が自らの覇権維持のために世界の緊張を高める「新たな戦争前夜」にあって、偏向メディアにかわって、正確な情報をお届けすべく、IWJは精いっぱい頑張りますので、緊急のご支援のほど、よろしくお願いします!

 おはようございます。IWJ代表の岩上安身です。

 いつもIWJをご支援いただきまして、誠にありがとうございます。

 IWJの第13期も半期の折り返しを過ぎ、この2月で7ヶ月目に入りました。

 第13期が始まった8月から12月末まで、月間目標を下回る月が続き、この5ヶ月間の累積の不足額は970万9900円にまで膨れ上がってしまいました。

 1月の31日間でいただいたご寄付額が確定しました! 197件、243万8900円です。これは、単独月間目標額390万円の63%に相当し、146万1100円の不足となっています。

 第13期6ヶ月の累積の不足額は、現時点で1117万1000円と、1000万円を超えてしまいました!

 2月1日から6日までの6日間でいただいたご寄付は、21件、31万9000円です。これは、単独月間目標額390万円の8%に相当します。

 厳しい経済状況の中、IWJにご寄付をお寄せいただき、誠にありがとうございます。

 しかしながら、IWJの内部留保も底を尽き、12月は、キャッシュフローが不足したため、私、岩上安身が、個人的な私財から、500万円をIWJにつなぎ融資することでしのぎました。そして、今年に入り、1月も私が、さらに500万円をIWJにつなぎ融資することを決めました。

 私がこれまでにIWJに貸し付けてまだ未返済の残高は約600万円。この2ヶ月間のつなぎ融資1000万円と合計すると、IWJへの私の貸し付け残高は約1600万円にのぼります。

 私の貯えなどたかがしれていますから、この先も同様の危機が続けば、私個人の貯えが尽きた時、その時点でIWJは倒れてしまいます。

 このままではどうにも立ち行きません。インフレと不況による変化が急激すぎて、なかなかオフィスの縮小などの対応が追いつけないのが現実です。

 加えて今年に入って年頭からスタッフの中にコロナ感染者が出て、1月末まで6人の感染者を出しており、予定されていたインタビューを2件延期せざるをえなくなりました。また、新たなインタビューの予定も入れることもできなくなり、1月はインタビューが1本もない月となってしまいました。岩上安身によるインタビューにご期待いただいていた会員や応援・支援くださっているIWJファンの皆さまには、大変申し訳なく思っています。

 幸い、1月27日を最後に、体調を崩す者や、検査で陽性になった者も出ていないため、社内での感染の拡がりはストップしたものと思われます。2月からは巻き直す勢いでインタビューを入れていきたいと存じます。

 皆さまにおかれましても、コロナ禍での経済的な打撃、そしてこのところの物価上昇に悩まされていることとお察しいたします。

 しかし、ご寄付が急減してしまうと、たちまちIWJは活動していけなくなってしまいます。IWJの運営は会員の方々の会費とご寄付・カンパの両輪によって成り立っていますが、それが成り立たなくなってしまいます。

 2023年「新たな戦争前夜」を迎えて、私、岩上安身とIWJは、少しでも正確な情報を皆さまにお届けできるように、その結果として、日本が戦争突入という悲劇に見舞われないように、無謀な戦争を断固阻止するために全力で頑張ってゆきたいと思います。

 今、日本は、戦後最大級の危機に見舞われています。

 岸田文雄総理は、昨年末閣議決定した「改定版安保3文書」を携えて訪米、バイデン大統領と会談し、日本の軍拡をバイデン大統領から賞賛されて岸田総理は鼻高々でした。

 しかし国会での議論と承認がなされなくても、閣議決定し、米国からの承認があれば軍拡のアクセルを踏んでしまう岸田政権は、日本の主権を米国に丸投げしたも同然です。米国を守るために日本が代わりに犠牲となり、日本は米中の「代理戦争」の戦場とされてしまいます。

 バイデン大統領は、「これほど日米関係が緊密になった時はなかった」などと全面的に支持を表明、岸田総理は「トマホーク」の購入まで約束してしまいました。

 たしかに、これほど緊密に自衛隊が米軍の支配下に組み込まれたことはなく、日本が米国の対中「代理戦争」のコマとして米国の戦略に組み込まれたことはかつてなかったことでしょう。日本国民として、決して喜ぶべきことではありません。

 中国メディア『環球時報』は15日、「日本が米国の戦略方針に従えば『アジアのウクライナ』になる危険性がある」とする論説を出しました。

 これは脅しとして、聞き流すべきではありません。ロシアとウクライナの紛争は、実のところ米露戦争の「代理戦争」であるように、東アジアで起こる米中の戦いは、台湾や日本を戦場とする「代理戦争」となり、日本の国土は、焦土となって、陸続きのウクライナと違って国民は難民にもなれず、石油も手に入らず、燃料もなく、兵器も動かせず、食糧もなくなって、国民の大多数が餓死せざるをえなくなります。

 「地域を見渡せば、米国の戦略を忠実に踏襲し、地域情勢を危機の淵に追いやっているのは日本である。東京の動きには、大いに警戒に値する。もし、日本がアジア太平洋地域で米国の手先となり、ここで問題を巻き起こし続けるのであれば、日本自身が米国の犠牲になるか、あるいは東アジアのウクライナになることを覚悟しなければならない」(環球時報、15日)

 『環球時報』は、「改定版安保3文書」の内容が中国に対していかに敵対的であるかを述べ、7月に中国外交部の趙立堅報道官(当時)が述べた言葉を引用しています。

 「日本が本当に平和で安定した東アジアを望むのであれば、軍国主義の侵略の歴史を真剣に反省し、そこから教訓を引き出すべきであり、問題をあおったり炎をあおったりしてはならない」

※Japan risks turning itself into ‘Ukraine of Asia’ if it follows US’ strategic line(Global Times、2023年1月15日)
https://www.globaltimes.cn/page/202301/1283843.shtml

 残念ながら、今の日本は、趙報道官の言葉とはまったく逆の方向へ、つまり、「東アジアのウクライナ」への道をまっしぐらに突き進んでいます。

 日本がこのまま米国追従を続け、米国の一極覇権を支えるのか。独立した主権国として中立を確立し、地域の勢力均衡をめざす多極的な外交姿勢をめざすのか。日本がどの道を進むかで、米中覇権争いの捨てゴマにされるかどうか、決まってしまいます。

 皆さまにはぜひ、ご支援いただきたく、IWJの存続のために、会員登録と緊急のご寄付・カンパによるご支援をどうぞよろしくお願いしたく存じます。

 下記のURLから会員登録いただけます。ぜひ、会員登録していただいてご購読・ご視聴お願いいたします。

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 ぜひとも、サポート会員様におかれましては、会員をそのままご継続いただき、一般会員様におかれましては、サポート会員へのアップグレードを、無料で日刊IWJガイド非会員版を読み、ハイライト動画を御覧になっている無料会員の皆さまにおかれましては、有料の一般会員登録をぜひともお願いいたします。

 また、休会中の皆さまは、メールやお電話をいただければ、すぐに会員を再開できます。一度退会された方でも、改めて申し込みをいただくことで再び会員になっていただくことが可能です。

※ご寄付・カンパはこちらからお願いします。
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※以下は、IWJの活動へのご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします。

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル カンリブ

 IWJホームページからも、お振り込みいただけます。

※ご寄付・カンパのお願い
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

 どうか、ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます!

岩上安身


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◆中継番組表◆

**2023.2.7 Tue.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch5】9:40メド~「西村康稔経済産業大臣定例記者会見」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5

 西村康稔経済産業大臣による記者会見を中継します。これまでIWJが報じてきた経済産業大臣関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e7%b5%8c%e6%b8%88%e7%94%a3%e6%a5%ad%e5%a4%a7%e8%87%a3

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◆中継番組表◆

**2023.2.8 Wed.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ_YouTube Live】13:30~「『#軍拡より生活!~未来の子どもたちのために平和を!』軍事費増大の方針撤回と生活者の目線にたった政策を求めるオンライン署名6.2万筆の署名簿提出と記者会見」
視聴URL:https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 「平和を求め軍拡を許さない女たちの会」主催の署名簿提出と記者会見を中継します。これまでIWJが報じてきた安保3文書関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%ae%89%e4%bf%9d3%e6%96%87%e6%9b%b8

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

血中濃度調査で87人中74人から米基準を上回る高濃度のPFASを検出!「多摩地域、国分寺市民のPFAS血中濃度は明らかに高いと言える」と専門家が警鐘!~1.30「多摩地域の有機フッ素化合物汚染を明らかにする会」記者会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/513835

「カジノを合法化しようとした人たちには、マカオ並みに儲かれば空からお金が降ってくるという光景が見えていたが、その現実は既に崩壊している」~ 2.4 検証 夢洲カジノで大阪はもうかる? ~国際金融専門家 鳥畑与一が語る~
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/513908

「(福島第一原発)1号機の格納容器は高音下での熱膨張によって上下に伸びた状態になっており、震度6強の地震で倒壊する可能性が指摘されている」と水中ロボット撮影の写真を前に説明 ~2.3 原発反対八王子行動
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/513885

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■<新記事紹介>「三浦瑠璃」の正体!「国際政治学者」と名乗る資格があるのか!? 博士論文以降、学術論文が一本もない! 学術雑誌に掲載されたのは学界展望と書評だけ! 167件の論文の98%以上が週刊誌・月刊誌掲載論文!

 1月30日の日刊IWJガイドでお伝えした、自称「国際政治学者」の「三浦瑠璃」氏は、現在、3つの疑惑の渦中の人です。

 夫の三浦清志氏が経営し、瑠璃氏が半分の株式を保有する「トライベイキャピタル」の太陽光事業に関する詐欺疑惑、さらに、瑠璃氏の政府有識者の立場を利用した「トライベイキャピタル」の広告塔疑惑、そして統一教会との関係です。

※自称「国際政治学者」三浦瑠麗氏が、夫の会社への「ガサ入れ」でテレビ地上波から追放の窮地に! 夫の会社との関係を全面否定するも、過去には対談で「夫の会社の株の半分を保有している」と発言! 夫の弁護士は統一教会の現役信者でもある福本修也弁護士!(日刊IWJガイド、2023年1月30日)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51815#idx-4

 そもそも、人気コメンテーターとして「朝まで生テレビ!」や「めざまし8」などで活躍できたのも、政府有識者として内閣の各種審議会の委員に登用されたのも、三浦瑠璃氏が、東京大学卒で博士号を取得した「知識人」だからです。

 瑠璃氏は、東京大学に「シビリアンの戦争:文民主導の軍事介入に関する一考察」という博士論文を提出し、2010年10月21日に法学博士の学位を取得しています。

※シビリアンの戦争:文民主導の軍事介入に関する一考察(CiNii、2023年1月30日閲覧)
https://ci.nii.ac.jp/naid/500000550395

 しかし、この三浦瑠璃氏の活動の原点であり、基盤である博士論文の価値について、多くの人が疑問を投げかけているのです。

 詳しくは、記事をぜひ御覧ください。

※「三浦瑠璃」の正体!「国際政治学者」と名乗る資格があるのか!? 博士論文以降学術論文が一本もない! 学術雑誌に掲載されたのは学界展望と書評だけ! 167件の論文の98%以上が週刊誌・月刊誌掲載論文!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/513889

■<IWJ取材報告 1>山田正彦元農水相が表明!「憲法で保障された安全な食糧への権利について、戦後初めて裁判所が判断する、大きな裁判だと思っている」~2.3 種子法廃止等に関する違憲確認訴訟 判決言い渡し前の記者会見

 戦後、米、麦、大豆といった主要な農産物について、それぞれの地域にあった安全で優良な種子を開発するよう都道府県に管理を義務付けた「主要農産物種子法」を廃止する「種子法廃止法」が、2017年の通常国会で、わずか10時間の審議で成立し、2018年4月1日に施行されました。

 農家や消費者ら1533名を原告として、この種子法の廃止が違憲だと訴える、種子法廃止等に関する違憲確認訴訟の判決が、今年3月24日午後3時、東京地方裁判所で言い渡される予定です。

※判決が来年3月に決定! 裁判官にハガキ等で、種子法廃止違憲の「憲法判断」と「食料への権利の認定」求める提案も!~10.7 種子法廃止等に関する違憲確認訴訟 第8回口頭弁論期日(最終弁論)結審後の報告集会 2022.10.7
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/511302

 判決を控えた2月3日、弁護団と原告が、東京司法記者クラブで記者会見を行いました。

 会見を行ったのは、弁護団の田井勝弁護士、山田正彦弁護士(元農水相)、平岡秀夫弁護士(元法相)、原告で消費者代表の野々山理恵子氏の4人です。

 この違憲確認訴訟では、種子法廃止が「憲法25条(健康で文化的な最低限の生活を営む権利)の権利侵害、食糧への権利侵害」だと訴えています。これについて、田井弁護士は、以下のように解説しました。

 「私たちの日本国憲法には、『食』という言葉は出てきません。しかしながら、世界人権宣言、社会権規約などでは、飢餓から防ぐという食糧の権利が明記されています。

 我が国でも、これが憲法25条で保障されるべきだ、そして今回の種子法廃止が、食糧の権利の侵害だということを訴えています」

 会見の全編動画と詳細なテキスト記事は、ぜひ以下のURLから御覧ください。

※山田正彦元農水相が表明!「憲法で保障された安全な食糧への権利について、戦後初めて裁判所が判断する、大きな裁判だと思っている」~2.3 種子法廃止等に関する違憲確認訴訟 判決言い渡し前の記者会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/513880

■<IWJ取材報告 2>東京都下の水道水が危ない! 米軍と自衛隊の基地による汚染か!? 基地と半導体工場等の複合汚染か!? 血中濃度調査で87人中74人から米基準を上回る高濃度のPFASを検出!「多摩地域、国分寺市民のPFAS血中濃度は明らかに高いと言える」と専門家が警鐘!~1.30「多摩地域の有機フッ素化合物汚染を明らかにする会」記者会見

 多摩地域の地下水の有機フッ素化合物(PFAS)汚染問題で、2022年11月と12月に国分寺市で行われた2会場の血液検査の中間報告となる記者会見が、2023年1月30日(月)、立川市にて行われました。

 IWJは12月3日の血液検査の様子を取材しました。その結果ということになります。

※横田基地周辺でPFAS(有機フッ素化合物)が検出! 長年にわたる地下水汚染が明らかに! 市民団体が血液検査を自主開催~12.3「多摩地域のPFAS汚染を明らかにする会」によるPFAS濃度を調べる血液検査 2022.12.3
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/512720

 統計学的解析を行ったのは、京都大学大学院医学研究科の原田浩二准教授です。今春までに600人分の調査結果の分析を手掛ける予定ですが、今回はすでに終了したうちの、87人分の結果を中間発表しました。

 専門家の立場で、この会の活動を当初から協力してきた、京都大学医学研究科の小泉昭夫名誉教授からは、これまでのPFAS汚染調査の実態と今回の血中濃度の結果についてのとらえ方、世界の基準値をめぐる動向についての解説がありました。

 今回、中間報告が発表された87人の内訳は、21歳から91歳で、平均年齢は66.8歳。女性53名、男性34名。居住場所は国分寺市が最も多く65名、小平市11名、小金井市4名、武蔵野市4名、東大和市1名、八王子市1名、立川市1名でした。

 測定は、PFAS13種類を対象とし、組成のうちの主な4つのPFOS・PFOA・PFHxS・PFNA(いずれも有害性の高い有機フッ素化合物)についてまとめたとのことです。濃度は国際的に議論されているng/mL(ナノグラム・パー・ミリリットル)で記載しています。

 PFASはこれまでの欧米を中心とした健康への悪影響の研究から、免疫を弱める健康影響、脂質代謝異常、胎児や子どもの発育障害、腎がんなどに十分な根拠があるとされています。

 小泉名誉教授らは、血中濃度のとらえ方として、ドイツのヒト・バイオモニタリング委員会(HBM委員会、指針はHBM-2)と全米科学工学医学アカデミーが、健康リスク予防のために提唱しているガイダンス値を参考に、PFOS・PFOAの合算値に注目して比較してほしいと述べました。

 HBM-2では、健康に悪影響が起きうるPFOS・PFOAのガイダンス値を個別に定め、PFOSは血中濃度20ng/mL、PFOAは10ng/mLとしています。

 全米科学工学医学アカデミーでは、7種類のPFASの合計値で20ng/mLを超える患者へは特別の注意を勧めています。

 測定値については、2ng/mL未満では健康影響はなく、2ng/mL以上~20ng/mLでは、感受性の高い集団(妊婦など)で悪影響の可能性があります。また、20ng/mL以上では、脂質代謝異常の検査、甲状腺ホルモンの検査、腎がんの徴候や症状の確認、精巣がんや潰瘍性大腸炎の症状の評価を勧めるとのことです。

 今回の調査では、「途中経過で、最終結果ではない」と前置きの上、結果としては、ほぼすべての参加者からPFASが検出されました。

 その中でも特に、血液検査全体(87人)のうち65人を占める国分寺市民のPFAS血中濃度は、高いと言わざるを得ない結果であることが明らかになりました。国分寺市からの参加者の血中濃度は、環境省が2021年に行った全国3地点で行った検査の平均値と比較して、3倍以上の結果となったからです。

 87人のうち、HBM委員会のガイダンス値(HBM-2)を超えたのは、PFOSで21人(全体の約24%)、PFOAで6人(約6%)でした。

 全米科学工学医学アカデミーのガイダンス値を超えたのは、4つのPFASでは74人(約85%)でした。さらに、PFOS・PFOA合計値では36人(約41%)でした。

 「調査としての数は十分か? この結果から明確に言える結論は?」との記者らの質問に、原田准教授は「国分寺市の地域の特性をみるのでサンプリング調査としては十分」とした上で、「多摩地域、とりわけ国分寺市(民)の血中濃度は高いと言える」と明言しました。

 これに対して小泉名誉教授は、「アメリカの医療ガイダンスの基準からみると、医療ケアが必要と言える。少なくとも20%位の人がいる」と補足しました。

 また、原田准教授は「暴露源は主に水道水と考えられ、それに加えて食品や土壌からの暴露の程度に対しても調査が必要」とし、「今回の調査結果は直近の暴露を示すことができるが、PFASが体内に蓄積し排出されにくい性質から、過去の汚染状況は、より高かったことを考える必要がある」と指摘しました。

 東京都は、2020年に国が水質基準の暫定目標値を50ng/Lに定めるまでは、PFOS・PFOAが100ng/Lレベルで検出されていた箇所があったにもかかわらず、それまで何も対応をしてこなかったという事実があります。

※東恋ヶ窪浄水所・府中武蔵台浄水所出口の有機フッ素化合物検出状況(東京都水道局)
https://www.waterworks.metro.tokyo.lg.jp/topic/20191115-03.html

 記者会見同日の午前中には、環境省によるPFAS専門家会議が立ち上がり、原田准教授も参加しましたが、PFAS汚染の実態や国際的な議論を踏まえた国内の暫定目標値の見直しなどの議論は始まったばかりです。

※PFAS に対する総合戦略検討専門家会議(第1回)の開催について(環境省、2023年1月23日)
https://www.env.go.jp/press/press_01096.html

 国内の水質の暫定目標値(50ng/L)について、行政はそれ以下に下げているから問題ないとする見方について、記者に問われた小泉名誉教授は、「WHOの報告書(水質ガイドライン)は非常に緩く、低収入国や中収入国でも対応できるような基準になっている。WHOは『これ以上悪くならないように設けるのであって、先進国に使ってもらっては困る、自国のエビデンスを作れ』と言っている。日本政府は自分のエビデンスを作って目標値を作るべき」と、目標値策定をめぐる考え方を指摘しました。

 「この結果を深刻に受け止めているか?」との問いに、原田准教授は次のように断言しました。

 「感情ではなく、明らかに高いのは事実。米国アカデミーでも医療ケアが必要とする数値が出ているので、今後はそれも反映させていくべきだと思っている。

 国はPFOS・PFOAを合計した数値を設定したい動きがあるが、PFASの種類はたくさんあり、類似の毒性のあるPFHxSを合算するなどが必要になってくる。現行の50ng/Lより厳しくなるということであり、規制値の見直しはもっと進める必要がある」

 汚染源として、横田基地との関連を記者から問われる場面もありました。

 原田准教授は、汚染源がどこにあるかの調査を、国や自治体に求めることの重要性を、次のように述べました。

 「これまでの米国基地や日本の基地で、泡消火剤を使っているところではPFOS汚染が起こるというのは常識的な話で、疑うことに余地はない。研究者は基地がPFOSと関係があるとはわかっているが、汚染源を特定するのは非常に難しく、一市民や一研究者が特定できるものではない。

 沖縄県の玉城デニー知事が決断したように、基地周辺のボーリング調査などが必要だ」

 一方、原田准教授のこの答えについて、小泉名誉教授からは「汚染源が横田基地と特定できるわけではない。東京の場合、半導体工場の汚染もわかっている。沖縄(基地)や大阪(工場)の汚染状況どちらにも似ているので、かなり複雑。地形も複雑だ。基地と工場などのcomplex(複合)汚染と言える」と、補足がありました。

 また、血中濃度の結果を受けて、3名の国分寺市在住の方が登壇し、次のように語りました。

金沢学人さん(45歳、PFOS・PFOA合算値 24.7ng/mL)「生まれてからずっと(高濃度のPFASが検出された東恋ヶ窪浄水所の)水を飲んできた。水の美味しい町と思い、育ってきた。それを取り戻してほしい。沖縄でも活性炭を使った浄化というのをやっていると聞いた。美味しい水を取り戻すように願っている」

高木比佐子さん(75歳、PFOS・PFOA合算値 23.4ng/mL)「たまたま検査のチラシを見て血液検査に参加した。国分寺市には45年在住。美味しい水が誇りだった。7~8年前から病院で脂質(代謝)異常と診断され、不思議がられていたが腑に落ちた思い。娘も飲んできた。水は命の元なので、原因を究明してもらいたい。そのためにこれからも協力していきたい」

中村紘子さん(80歳、PFOS・PFOA合算値 36.0ng/mL)「水道水はなぜ汚染されたのか? どこから汚染されたのか? この場では決着がつかないということになりました。東恋ヶ窪浄水所の近くに住んでいますが、私の結果は87人中のベスト10に入ります。去年の健康診断では腎機能に異常があった。娘のことも心配している。想像はしていたがそれが現実となり、ショックでたじろぎました」

 「多摩地域のPFAS汚染を明らかにする会」事務局の根木山幸夫氏によると、今後、同会は3月までに、残り8会場の採血検査を済ませ、600人分の血液検査の全面的な分析に入る予定とのことです。結果発表は5月以降の予定とのことです。

 根木山氏は、地域の医師や専門家を含めた医療専門のワーキンググループを作り、医療ケアなど可能な限り進めていきたいとしています。また、疾病との因果関係を調べるにあたって、保険適用外で費用がかかるため、新たな募金を考えているとのことです。

 さらに「多摩地域のPFAS汚染を明らかにする会」は、沖縄のPFAS問題で活動している市民団体とも引き続き、情報共有など連携を取っていくとのことです。

※「多摩地域のPFAS汚染を明らかにする会」
https://tamapfas.wixsite.com/info

 会見の全編動画は、ぜひ以下の記事を御覧ください。

※東京都下の水道水が危ない! 米軍と自衛隊の基地による汚染か!? 基地と半導体工場等の複合汚染か!? 血中濃度調査で87人中74人から米基準を上回る高濃度のPFASを検出!「多摩地域、国分寺市民のPFAS血中濃度は明らかに高いと言える」と専門家が警鐘!~1.30「多摩地域の有機フッ素化合物汚染を明らかにする会」記者会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/513835

■<IWJ取材報告 3>石田淳・東京大学大学院教授「『抑止』とは『反撃の威嚇』。『安全保障のジレンマ』となり、結局安全を確保することはできない」~2.5 立憲デモクラシー講座V 第1回 緊急企画「戦後」の現在 ―安保関連3文書を読む

 2月5日午後2時より、東京都新宿区の早稲田大学小野記念講堂にて、「立憲デモクラシー講座V 第1回 緊急企画『戦後』の現在 ―安保関連3文書を読む」が開催されました。

 石田淳・東京大学大学院教授、加藤陽子・東京大学大学院教授、蟻川恒正・日本大学大学院教授の3名が講演を行い、その後、立憲デモクラシーの会共同代表の山口二郎・法政大学教授を司会として、登壇者3名による座談会が行われました。

 この「立憲デモクラシー講座」は、コロナ禍のため、2020年2月以来、約3年ぶりの開催となりました。

 登壇者3名の講演タイトルは、次のとおりです。

 石田淳教授「周辺国の関心事項という観点から『日本の「戦後」の現在』を考える」

 加藤陽子教授「戦前期『帝国国防方針』3文書の内容から、今を照射する」

 蟻川恒正教授「失われた10年―道理が引っ込む時勢を愕(おどろ)く―」

 各講演の内容については、全編動画を御覧ください。

 座談会で山口教授は、石田教授に「抑止力」について、次のように質問しました。

山口教授「まず、石田先生のお話ですけども、政府の説明では『抑止力』という言葉がキーワードになっているんですけど、日本がどんどん軍拡と言うか、防衛力増強をして、たくさんのミサイルとかジェット機とかを買うと、それに比例して抑止力って強まるんですか?

 あるいは、日本がそうやってその軍備を増強すると、例えば、中国だとか、想定される敵国が、手出しするとひどい目にあうから、怖いなとか思って、抑止の効果というか、ある種自制心を働かせてくれるのか、というその抑止力の概念について、ちょっと、もう少し詳しくお話しいただけますか?」

石田教授「『抑止』という概念は、『反撃の威嚇によって攻撃を自制させる政策』というふうに定義するのが標準的な定義でありますが、『反撃の威嚇をする』と言った時の反撃というのは、攻撃が前提なんですけれども、反撃に使える能力というのは反撃にだけしか使えないのではないので、こちらがその反撃に使える能力を何のために備えたのかという、その意図の問題ですね。

 その意図が明確に相手に伝わっていない限り、つまり、攻撃をしなくても、その能力を例えば先制攻撃のために使用する。先制攻撃自体はしないとしても、反撃のための能力というものを、先制攻撃のために使わないとしてもですね、その攻撃の威嚇によって何らかの譲歩というものを引き出す。

 例えば『大量兵器計画を放棄しなければ、武力の行使も辞さない』というような形で、何らかのその大量破壊兵器計画の放棄を迫るとかですね。

 そういったような目的のために使用するのではないかというように考えれば、それを防ぐために、軍備を備えるということになるので、結局のところ安全を確保することはできないという、それは『安全保障のジレンマ』というように言うわけなんですけれども、それは、我々の間では、かなり広く受け入れられている有力説と言うか、もう、ほぼ通説だと思います」

 詳細については、ぜひ全編動画を御覧ください。

※石田淳・東京大学大学院教授「『抑止』とは『反撃の威嚇』。『安全保障のジレンマ』となり、結局安全を確保することはできない」~2.5 立憲デモクラシー講座V 第1回 緊急企画「戦後」の現在 ―安保関連3文書を読む
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/513911

■急速な円安は「アベノミクス」の経済的帰結!? 日本はこれからどうなるのか?~1月発行の「岩上安身のIWJ特報!」は、2022年9月26日、10月10日収録の「岩上安身によるエコノミスト・田代秀敏氏連続緊急インタビュー」から抜粋し、詳細な注釈をつけて発行しました!「岩上安身のIWJ特報!」は、まぐまぐ大賞2022のジャーナリズム部門で1位になりました! ぜひ「まぐまぐ」からご登録ください!! バックナンバーの単独購入も可能です! サポート会員になればバックナンバーをすべて読めます! ぜひ、サポート会員に登録を!!

 IWJではメルマガサイト「まぐまぐ」で、「岩上安身によるインタビュー」をテキスト化し、詳細な注釈をつけて「岩上安身のIWJ特報!」として、毎月発行しています。

 1月は、急激な円安と物価上昇について、9月26日と10月10日収録の「岩上安身によるエコノミスト・田代秀敏氏連続緊急インタビュー」から抜粋し、詳細な注釈をつけて発行しました!

※「急速な円安は『アベノミクス』の経済的帰結!? 安倍元総理の国葬よりも『アベノミクス』の国葬を!」~岩上安身によるインタビュー第1099回 ゲスト エコノミスト・田代秀敏氏 2022.9.26
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/511025

※「円安で日本は『買い負け』、マグロの大トロなんて東京では食べたこともないが、上海で中国人に奢ってもらったという日がくる!?」~岩上安身によるインタビュー第1102回 ゲスト エコノミスト・田代秀敏氏 2022.10.10
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/511372

(第586号目次)
◆9月22日、黒田総裁の会見中に1ドル=146円近くになった円。日銀が24年ぶりの為替介入に踏み切っても、たった2日で元どおり!
◆1985年のプラザ合意は秘密の合意! 本当の中身はわからないが、ベトナム戦争で消耗した米国はドル高の是正に必死だった!

(第587号目次)
◆為替介入した結果、日本国債の価格は下落、国債10年物は商い不成立! 日本の財務省は何もできないと市場に知れ渡っている!
◆都心に林立するタワーマンションは「超低金利状態がずっと続くはず」という思い込みの裏返し!
◆今のゼロ金利、マイナス金利は異常事態! これが未来永劫に続くなら、日本は資本主義をやめるということ!?

(第588号目次)
◆ものすごい円安と物価高騰でのたうちまわる今の日本がゼロ金利政策の代償! だが、安倍政権下では禁句だった「持続不可能」
◆常に戦争に関わっている米国。インフレ抑制のためなら超高金利政策も! パウエルFRB議長は来年も再来年も「金利を上げる」と宣言!
◆円安で「買い負け」する日本。大トロも日本酒もおいしいものは海外へ! 日本円より中国の人民幣が勝つ時代に!

(第589号目次)
◆日銀の「円買いドル売り介入」で無関心層までマーケットに参入、急激に売られる円!「日銀は藪を突っついてしまった」
◆中国でGDP成長目標割れ! 世界最大マーケットの中国経済の崩壊は、日本経済の崩壊も意味している!
◆アベノミクスの副産物「株価上昇」「インバウンド」は今や消滅。通貨、株式、債券が売られる「トリプル安」に!
◆AIによって株価が激しく変動する「鉄火場相場」の出現! サイコロを振って「丁、半」とやるようなマネーゲームに!

 「岩上安身のIWJ特報!」は、まぐまぐ大賞2022のジャーナリズム部門で1位になりました!

 まぐまぐ大賞2022は、2022年にもっとも輝いたメルマガを読者投票とまぐまぐ審査で選出するものです。

 「岩上安身のIWJ特報!」は、2021年の「まぐまぐ大賞2021」のジャーナリズム部門でも第2位に選ばれており、昨年ついに1位を獲得しました。

※まぐまぐ大賞2022部門別賞
https://www.mag2.com/events/mag2year/2022/list.html?cid=journalism&aid=77

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IWJ編集部(岩上安身、尾内達也、山内美穂、浜本信貴、前田啓、中村尚貴)

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